【ご挨拶】
私たちは、八ヶ岳の北部に広がる八千穂の森に魅せられて「八千穂ブリューイングカンパニー株式会社」を設立しました。
滾々と湧き出る北八ヶ岳の豊かな源流水を仕込み水に、自社農園で栽培される数種類のホップを使用して、八千穂高原ならではのビールづくりに挑戦します。
ブルワリーのエンブレムには、八ヶ岳を背景に満天の星空と美味しい空気、豊に湧き出し周辺を潤す水、標高によって様々な表情をみせる深い森、ブルワリー周辺の豊かな自然を表しました。
この土地を知っている人なら誰もが思わず自慢したくなるような、大自然の中から生まれるビールづくりを目指します。
八千穂ブリューイングカンパニー オフィシャルサイト
【クラフトビールをつくるにあたり】
日本有数の美しい星空を映す信州八千穂高原ならではの澄んだ空気と豊かに湧き出る八ヶ岳の軟水はクラフトビールづくりにはまさに理想の環境です。
クラフトビールを通じ、周囲に暮らす皆様には八千穂の深い森に誇りを持っていただき、遠方より訪れる方にはこの高原をもっと身近に感じていただきたいと思います。
また、標高1600mを越え冬場にはマイナス20度を下回ることも珍しくない、本州でも最厳寒のこの地の気候は、ビールの味わいを損なう原因となるオフフレーバーの発生を抑え、最高品質のビールづくりにとってはまたとない好条件なのです。
【プロジェクトのゴール】
八ヶ岳中信高原国定公園内に位置するブルワリーでは、自然に優しいビールづくりが求められます。環境負荷の少ない、可能な限り循環型のビールづくりを目指します。
皆様からお預かりした資金は、環境にやさしいビールづくりのため以下のような資金として使用いたします。
〇優しい水のリサイクルのため
私たちが利用する水源は、佐久市や佐久穂町を中心に約119,000人の生活水を支える佐久水道企業団の貴重な水源の一つとなっています。
全国の平均的な水源の71%がダムや河川等の表流水であるのに対し、佐久水道企業団の水源は実に42.7%を湧水が占めています。八千穂高原を中心としたこのエリアが如何に豊かな水資源を蓄えているかが想像できます。私たちのブルワリーは、その水源となる大石配水池のさらに上流部となる湧水を仕込み水とします。
国定公園内であるため、適切な処理をして排水する必要があります。排水は、浄化槽内のバクテリアを利用して環境にやさしいレベルまでキレイに浄化してゆっくりと地中に浸みこませることで排水します。皆様からの資金で、この浄化槽の導入かかる高額な費用を賄います。
〇環境にやさしいビールであるため
今でも多くのクラフトビールメーカーがボトル(瓶)容器で販売しています。これはボトルが、いくつかの容器の内、最も安価で手軽な容器の一つだからです。しかしながら、残念なことにクラフトビールのボトルはリサイクルができない使い捨てです。小さなメーカーであっても環境に配慮する必要がある現代、私たちはアルミニウム缶で販売することに決めました。資源ゴミとしてリサイクルが可能なことや省スペースで軽量な容器は、配送時のCO2排出も少なくて済みます。
〇ビールづくりを体験し、ビールをもっと身近に感じていただくために
一見難しく思われがちなビール醸造は、衛生面に気を付けて決められた手順に従っていけば誰でもオリジナルのビールづくりが可能です。一回当たりの仕込み量を自家用で消費できる量の設備を導入することで、気軽にオリジナルビールがつくれるようにいたします。
簡単なレクチャー受けたなら、気の合う仲間とオリジナルビールづくりに挑戦しませんか?ビールがもっと身近な飲み物になるはずです。1回の製造量が約25ℓの醸造設備を用意します。
〇佐久穂の里や周辺にホップ畑を復活させるために
50年ほど前までは、八ヶ岳周辺ではホップ栽培が盛んでした。ビールづくりを大手が独占し、海外産の安価なホップに押されたことで、周辺のホップ農家は今では姿を消してしましました。年間を通じて冷涼で病害虫の少ないこの場所は、ホップ栽培には最も適した場所の一つです。ホップ畑を復活させることで新鮮なホップを手に入れるだけでなく、山から降ろす冷たい夏の風にそよぐホップ畑の景色を復活させます。圃場整備やホップ苗購入の資金にします。
〇誰もがくつろげるブルワリーづくりのために
私たちのブルワリーは単なるビール工場ではありません。ビールづくりやホップ栽培を体験したり、醗酵して変化するビールの香りやその過程を感じたり、八千穂の深い森や満天の星空を身近に想うことのできる場所でありたいと考えています。ブルワリーで過ごす時間が、例えビールを抜きにしても時にはエキサイティングであり、時には穏やかで心静まる時間であるなど、ここでの過ごし方は自由です。周囲の自然と一体となり、八千穂の自然に包まれる空間で皆様をお迎えします。
〇プロジェクトの詳細
・2022年 1月:物件契約完了
・2022年 3月:オフィシャルサイト開設
・2023年 7月:店舗オープン(醸造所に併設)
・2023年10月:リターン発送(下旬予定)
=========================================
〇資金の使い道
以下の費用に充てさせていただきます。
・設備費:約2,000万円
・醸造設備費:約1,500万円
・建設費(浄化槽):約500万円
・CAMPFIRE掲載手数料:決済手数料、リターン製作費、送料等
【八千穂のクラフトビールってどんなビール?】
全国には500を超えるブルワリーがありますが、その多くが都市部に集中しているのには訳があります。
それは消費地に近いほうが出来立てのビールを届けるのに都合がよいからです。ほとんどのブルワリーが、タップルームと呼ばれる飲食施設を併設しているのはそのためで、駅前や繁華街に近いことが優先されます。
しかしながら都市部では、仕込み水の水質や環境など犠牲にされるものも多くなります。
ビールづくりにはたくさんの水が必要です。仕込み水はもちろん冷却や設備を衛生的に保つための洗浄など、一説では出来上がる7倍もの水が必要になるとか。上質で豊かな水源が近いことは、ブルワリーにとっておのずと重要なことになります。それが例え、消費地から遠く離れることになったとしても。
八ヶ岳は全国でも有数の超軟水湧出地です。
軟水には余計な雑味がなく、原料の特徴をよく抽出し、きめの細かい滑らかなビールづくりに不可欠です。
私たちのビールは、「森の奥深くに立ち入ったような」豊かな麦芽の風味や「高原を吹き抜ける風のような」爽やかなホップの香り、「長い間、地中でろ過された湧水や満天の星空をおもわせる」滑らかでのど越しの良いクリーンなビールとなるでしょう。
これは都市型のビールが目指しても簡単には手に入れることが難しい味わいなのです。私たちのつくるビールを飲んで、八千穂の大自然に思いを馳せる。そんな記憶に残り続けるビールをつくろうと思います。
【八千穂の森に新たな価値を】
八千穂の森には、大自然を中心としてたくさんの宝物が散りばめられています。
四季折々の植物や季節によって表情の変わる美しい景観、キャンプやスキー、釣り、トレッキングから本格的な山岳登山そして人との出会い。この森を楽しもうとする人を飽きさせることはありません。
私たちのビールやブルワリーそのものが、旅の目的地となり、八千穂の森周辺の新しい価値となるようなブルワリーを目指します。
【ビールづくりとは常識に挑戦すること】
レシピに正確に手順通りに従えば美味しいビールはつくれます。しかし挑戦をあきらめたのでは、ベンチャーである私たちには少々退屈です。
常に探求し、当たり前を信じない気持ち、失敗を恐れずに挑戦ができるのなら、クラフトビールには無限の可能性があるはず。
この気持ち忘れてはいけませんね。
法令上の規定により酒類販売管理者標識の掲示
●販売所の名称及び所在地:
・八千穂ブリューイングカンパニー株式会社
・長野県南佐久郡佐久穂町大字八郡2049番865
●酒類販売管理者の氏名:高岡信明
●酒類販売管理研修受講年月日:令和4年1月27日
●次回研修の受講期限:令和7年1月26日
●研修実施団体名:大宮小売酒販組合
コメント
もっと見る