「高杉さーん」と隊列の後方から伊藤が叫んだ。高杉とは高杉晋作(当時25歳)、伊藤は伊藤博文(当時23歳)。
1865年1月12日雪の降り積もった満月の夜、下関市長府「功山寺」の前で、血気盛んな諸隊士総勢約80名が挙兵。結果無謀とも思えるクーデターは成功し、長州藩の藩論を転換、倒幕、開国、明治維新へ。後に高杉は27歳の若さで病死。伊藤は初代内閣総理大臣へ。
ここまでちょっと想像しただけでも、幕末維新のロマンを感じませんか〜。
功山寺の境内は、私の子供の頃の遊び場のひとつでした。もちろんその頃は昔ここで何があったのかよくわかっていませんが、国宝の仏殿や馬に跨った高杉像の場所は半世紀経った今でもはっきり覚えています。また夏でも涼しい大木の生い茂った山門へと続く長い石段は、まさに少年時代の原風景です。
というわけで、この度の「関っ子里帰り音楽フェスタ」、そんな長府出身の出演参加者が他に3名いますが、全員イベント本番に向けて準備万端、バリバリに燃えていますので、みなさん、なんとか引き続き熱いご支援を賜りますよう宜しくお願いします。(実行委員長)