2023/07/08 22:30


1970年代の中頃、初めて模索舎に足を踏み入れたときのハラハラ感は忘れられない。あの狭い空間は、人間が文章を書き、カットを刻み、編集するという行為の豊かさを見せつけてくれる場だ。いかにネットが発達しようと、紙のミニコミは廃れはしない。その歴史を今見届けようではないか。

池上善彦
元「現代思想」編集長