【ちょい見せ資料】
『模索舎50年史(仮題)』の編集作業の中で見つけた資料をチラッと紹介します。
▲1970年に載った広告。模索舎を生み出したノンセクト学生運動の機関紙『摸索』17号掲載。「新宿を再び広場に」「新宿を〈通路〉から〈広場〉へ」
現在「模索舎」で使用されている電話番号は「スナック シコシコ」のもの。
▲模索舎を生み出したノンセクト学生運動の機関紙『摸索』18号(1971年5月19日発行)に掲載された広告。『摸索』はおそらくこれで終刊でした。
▲1981年11月に発行の『模索舎通信』10号では、模索舎のある新宿2丁目界隈についてマッピング。題して「新宿2丁目中心歪曲図」。「この店では文化人の悪口はいえない」とかのコメントが面白い。
▲模索舎は50年超の歴史の中で何回か改装しています。『模索舎通信』46号(1987年6月19日発行)の表紙にその一端が載っています。書籍では「改装史」としてまとめる予定です。
▲模索舎ではミニコミだけでなく、様々な雑貨が売られていました。画像は『模索舎月報』3号(1989年4月)に掲載されていたポスター「パレスチナ独立国家樹立宣言支持!3.30「土地の日」」。
▲スナック・シコシコのメニューの表紙、および裏表紙。メニュー内面の値段表は書籍に掲載予定です。シコシコは1972年4月まで営業をしていました。
▲模索舎が開業した70年代、さまざまな運動の波とネットワークと雑誌文化の中に模索舎はありました。べ平連に/キーセン観光反対運動に参加しながら模索舎で働き、模索舎に勤める前/勤めながら/退舎した後に雑誌記者や新聞記者をやる人も。当時の雰囲気が分かる記事です。
▲模索舎10周年の記念事業(スペース・アウラでの展示・販売会・会議)が1980年10月26-28日に開催され、『模索舎通信』1号と『模索舎に納品された自主出版物総目録 1970.10~1980.7(上)』が新たに発刊されます。記念事業の写真と、記念事業のために納品されたもののリスト。
編集作業の中で見つけた資料はX(旧twitter)で公開しています。