みなさまこんばんは!
レインボーフェスタ!2023実行委員会のちひろです。いつも活動報告をご覧いただきありがとうございます。
昨夜開催したインスタライブではゲストとして井上ひとみ様が出演されました。
井上ひとみ様は、同性パートナーと共に2018年7月に大阪市の「パートナーシップ宣誓証明制度」を第1号で申請されました。その後大阪市以外にも堺市・池田市・吹田市をはじめ大阪府内の10市で制度が導入され、2020年1月には大阪府としてパートナーシップ制度が導入されました。
今年8月からは大阪市で宣誓の対象者に子や親を含め家族としてお互いに協力し合うことを宣誓し、公に証明する「ファミリーシップ制度」が開始されています。
遡ること2013年には、大阪市淀川区でセクシュアルマイノリティの人権を尊重する「LGBT支援宣言」を発表し、全国の自治体におけるLGBT支援事業の先駆的役割を担いました。
さらに大阪観光局は、LGBTQ旅行客に楽しんでいただける観光デスティネーションの1つとして、2018年にIGLTA(国際LGBTQ +旅行協会)に加盟しました。LGBTQ 旅行客の受け入れの基盤作りに積極的な活動が行われ、2024年にはLGBTQツーリズムの世界総会が大阪で開催されることが決定しました。
レインボーフェスタ!は、「性の多様性」を尊重し祝うプライドイベントの領域を超え、2025年に大阪市・夢洲で開催される大阪・関西万博のTEAM EXPO 2025共創チャレンジに参加しました。セクシュアルマイノリティをはじめとするすべてのセクシュアリティの皆さまのいのちを救い、力を与え、つなぐことのできるイベント作りを目指します。
誰もが自分らしく生きられる社会を目指して少しずつ歩み始めたのにも関わらず、昨年6月、同性同士の婚姻(同性婚)を巡る裁判で、大阪の地方裁判所は同性婚を認めないのは「合憲」という悲しい判決を下しました。(大阪以外の東京・名古屋・福岡・札幌の地方裁判所では、「違憲」という判決が言い渡されています。)
パートナーシップ制度は各自治体が独自に規定するもので、法的な拘束力はありません。
大阪はパートナーシップ制度を導入してはいるものの、2023年9月1日時点ではすでに343の自治体が制度を導入しており、今の大阪が"多様性を受け入れる街"として全国を引っ張っているとは言えないのが現状です。
レインボーフェスタ!は、大阪でセクシュアルマイノリティの存在を可視化し、当事者の方も、非当事者の方も、「誰からも否定されずに、自分らしく過ごすことができる」プライドイベントとしてこれからも開催を継続し、お互いに尊重し合う社会の実現を目指して前向きに頑張っていきます。