ご支援とご期待をお寄せいただいた皆様へ
この度、皆様から頂いたご支援により、研究活動に一定の成果をみることができました。
我々の提唱するセルフケアのオンライン指導のデータ取得をおこない、その効果について科学的に検証した結果を学会で発表することができました。
ここに厚くお礼を申し上げます。
2023年5月よりボランティアの方たちのご協力を頂きプロジェクトを立ち上げ、始動した8月より皆様のご厚意によって多大なご支援を頂くことが出来ました。
途中、皆様への御礼が事情により遅くなるなどといったこともあり、大変に申し訳ない思いでした。
改めてお詫び申し上げます。
昨年より約8か月にわたりコロナ後遺症の患者様のご協力を頂きながら、セルフケア(呼吸リハビリ)のオンライン指導の効果検証研究を、新井田厚司講師(国立大学法人東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センターゲノム医科学分野) の協力の元に実施し、その結果について「日本リハビリテーション医療デジタルトランスフォーメーション学会」で報告させて頂きました。
「日本リハビリテーション医療デジタルトランスフォーメーション学会」
・2024年7月13・14日、千葉県の幕張メッセにて
研究内容について
【方法】
COVID-19感染後6カ月経過しても症状の残存している20人の患者を対象者としてガーミン社製スマートウォッチを装着してもらい、週一回のオンライン呼吸リハビリセッションに8回参加してもらいました。
【結果】
質問調査紙からの結果により、リハビリの効果は患者間でばらつきがあったものの、息苦しさ、倦怠感、体の痛み等については多くの患者において顕著な改善が見られました。またスマートウォッチデータを合わせて解析することにより、不眠と起床時間の相関がみいだされ、起床時間が遅くなることによって不眠感がよくなっていることが示唆されました。このことは朝早く目覚めることがなくなったという患者からのコメントとも一致していました。
※詳しい内容はこちらをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000123776.html
※新井田厚司講師はクラウドファンディングのプロジェクトに関わりはなく、研究及び学会発表に関してのご協力を頂いております。
皆様の温かいご支援により、なんとか研究を走らせ、プロジェクトの端緒を開くことができました。
現在、アプリ開発も鋭意進めており、コロナ後遺症、ワクチン接種後症候群(後遺症)、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)、線維筋痛症、化学物質過敏症などの関連疾患の患者さんや、その他慢性疾患の患者さんの役に立つような、セルフケアを中心とした情報やサービスの提供を進めていきます。
同時に、社会の理解の促進、全国・そして世界の診療体制の改善なども目指していけたらと思っています。
これからも応援をよろしくお願いいたします。
平畑光一
皆様のご支援を頂きこのような報告が出来た事をあらためて心より感謝申し上げます。
この報告をもって本プロジェクトは一旦終了とさせて頂きます。
現在セルフケアをより便利に実施しやすくなるようなアプリの開発を進めております。
また皆さまへ資金面やデータ収集などのご協力をお願いすることもあるかもしれません。
今後ともご支援、応援の程何卒よろしくお願い申し上げます。
野崎真治 平畑光一
関係URL
・ヒラハタクリニック
https://www.hirahata-clinic.or.jp/
・のざき鍼灸治療院
https://nozaki-pain.com/