我々の演目、ヨハンシュトラウス2世のオペラ、喜歌劇「こうもり」は、演奏時間が約2時間半もかかるので、子どもがじっと聞いているにはつらいのが現状です。しかし、私たちには、小学生の皆さんにも「オペラの楽しみを少しでも知ってもらいたい」という思い、前日のリハーサルに川越市内の小学生親子を無料で招待することにしました。
リハーサル当日は、「オペラってなに」という説明の後、ウェスタ川越のオペラのセットがあるステージに上がっていただき、舞台裏を見学し、リハーサルの一部をステージの近くで聞くことができます。参加費は無料です。
本番の前日にこのような機会を設けても、練習に支障が出るし、チケットの売り上げが上がるわけでもありません。しかし、子どもたちにもオペラに触れられる機会を提供し、SDGsの理念である「誰一人取り残さない持続可能な社会」形成の少しでもお役に立てるように、このような企画を実施します。
近くの小学校や町内会を訪問してチラシ配布のお願いをしたり、運営委員は曲を完成させる以外の仕事を兼ねてやってくれています。私も含めて、もう一踏ん張りしていきたいと思います。