はじめに・ご挨拶
本プロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。福岡インターナショナル・デモクラティック・スクール(F.I.D.S.)のスタッフ、ストリーターと申します。この夏、生徒たちが共同生活を送りながら築50年の古家の修繕を行い、創意工夫を凝らし協力し合うサマーキャンプを企画しています。
私たちのプロジェクトは、資金不足に直面しています。そのため、私たちの趣旨に共感してくださる皆様からのご支援を必要としています。ページの中ほどに子どもたちからのメッセージ、最後にスクールの紹介文もありますので、是非ご一読ください。
プロジェクトを立ち上げた背景
当校は非認可スクールであり、独自の教育理念・方針に基づいて運営されています。4歳から19歳までの生徒が通っており、普通の学校では得られない学びや経験を提供しています。しかし、行政からの直接的な財政支援がないため、予算は各家庭の学費に頼るのみで、経営は容易ではなく、数々の挑戦が存在しています。
私たちは学校の創設以来、子どもたちと海外交流の旅を長期休暇を活用して実施してきました。親元から離れた生活や異なる言語・文化との触れ合いは、子どもたちの成長に大いに寄与しています。
しかし、2020年の新型コロナウイルス感染症の流行により、子どもたちの日常生活にも大きな影響がありました。長期休校やマスク生活、ソーシャルディスタンスなどの制約があり、旅行や体験活動も制限される中、ウクライナ侵攻による景気後退や海外渡航の困難化も重なりました。
その代替案として国内サマーキャンプを検討していたところ、北海道岩見沢市東部に広がる丘陵地帯の物件が私たちの目に留まりました。古家付きの150坪の土地は、岩見沢市中心から程よい距離で、子どもたちがバスや自転車で物品を買いに行けて便利です。また、横には軽い運動ができる公園があり、隣接するスキー場では冬のスキー体験も可能です。雄大な自然で多くの人を魅了する北海道は、子どもたちにとって海外にも匹敵するほどの異世界で、色々なチャレンジが期待できる活動場所です。
ただし、学校の予算では土地の購入と古いブレーカの交換までが精一杯でした。皆様のご支援によりこのプロジェクトを実現させることができます。私たちのビジョンに共感してくださり、資金面や経験・ネットワークを通じた協力をしていただけることを心から願っています。どうか、私たちの夢を実現するために、ご支援をお願い申し上げます。
岩見沢市 東部丘陵地域の紹介
岩見沢市は、札幌から特急で30分の場所に位置していて、車や公共交通機関を利用して容易にアクセスすることができます。東部丘陵地域へはJR岩見沢駅からコミュニティバスが運行されており、移動もスムーズです。
この地域は山に囲まれ、石狩川流域の肥沃な土地に恵まれています。水稲を中心に小麦、大豆、たまねぎ、白菜などが栽培されており、農業が盛んです。また、ゴルフ場、キャンプ場、ワイナリー、バラ園、北海道グリーンランド遊園地など、見どころも多くあります。特に岩見沢サイクリングコースでは、春から秋にかけてのどかで美しい田園風景が堪能できます。
岩見沢市は地域おこし推進事業にも力を入れており、20代の若者たちが地域に根付いた活動を展開しています。アーティストや工芸家が関わる地域団体「みる・とーぶ」の定期的なイベントも魅力の一つで、このプロジェクトを通じて地域の方々と交流する機会が増えることを期待しています。
※みる・とーぶ様は当プロジェクトとは無関係です。
プロジェクトの進捗状況と今後の展望
現在、生徒たちは建物の修繕に向けてデザインやアイデアを出し合い、これから実際の作業にも参加していきます。現場で建築・修繕作業にあたりながら具体的なスキル(建築設計や工具の使い方、安全対策の実施など)を習得しつつ責任感と協力心を培っていくことを目指します。
また、このプロジェクトは単なる空き家の再利用に留まらず、岩見沢市の魅力を再発見し、地域振興にも貢献するものです。岩見沢を含めた北海道は、数多くの魅力を秘めた場所ですが、人口減少が広がっています。地域の発展と交流を通じて、岩見沢市の魅力を広く知ってもらい、地域の振興に寄与することも目指しています。将来的には、修繕が完了した建物を活用して、地域の人々との交流を深める機会を創出したいと考えています。具体的には、国内外の教育者や芸術家を招いたワークショップやセミナーを開催し、地域の子どもたちや教育関係者に新たな学びの機会を提供することを検討しています。さらに、本校の生徒以外でも参加できるサマーキャンプを開催していきます。冒険と学びの場を提供することで、子どもたちが自然に触れ合い、彼らの成長と自己発見を促進していきたいと考えています。このプロジェクトは、子どもたちの教育だけでなく、地域の活性化や交流にも大きく貢献することが期待されています。皆様からのご支援とご協力により、私たちはより良い未来を築くための一歩を踏み出すことができます。
子どもたちからのメッセージ
初めまして。僕たちは福岡インターナショナル・デモクラティック・スクールで学んでいます。普段はギターを弾いたり、会話を楽しんだり、小さな子どもたちも一緒にドッジボールをしたりして過ごしています。自分たちで時間を設定して漢字や数学、英語の勉強もしています。4月から週3日の寮生活を始め、親元から離れて生活しています。
今回僕たちが北海道の古い家屋をリノベーションすることになりました。昭和40年代に建てられた家はレトロ感満載です。現在水道管は破裂していて水は使えず、トイレはなんと汲み取りぼっとん式です。ボイラーも壊れていてお湯も出ません。それでも屋根があり、壁もあるので、室内で野宿しながらリノベ作業はできそうです。僕たちにあるのは体力と根性。畳を剥がしたり、床の間や仏間、押し入れを解体して部屋を拡張するなど、力仕事に自信を持って取り組むつもりです。皆さんからの支援をいただき、簡易水洗トイレを設置できたらと思っています。僕たちの情熱を応援していただけるなら、何よりもうれしいです。僕たちの挑戦を共に力強く後押ししてください!よろしくお願いします。
資金の使い道・実施スケジュール
2023年夏、リノベ第一弾として次の3点に着手したいです。
1) まず最初に取り組みたいのがぼっとん式トイレから簡易水洗トイレへの工事です。
現在、便槽までストーンと暗い穴が続いています。寒冷地で水道の凍結の心配をしなければならないので、ここは専門家にお願いして新しいトイレを取り付けてもらう予定です。
2) もうひとつ気になっているのが屋根材の劣化です。
道内屈指の豪雪地帯、岩見沢。年間の4ヶ月近く雪に覆われ、屋根材が傷み始めています。錆び剤とペンキを塗って屋根の腐蝕を防ぐ対策を打ちたいです。
3) そして、破裂した水道管を引き直して、古いボイラーと灯油タンクを交換し、室内で温水が使えるようになれば、食器洗いやお風呂が可能になります。資金的に厳しい場合は、せめて庭に水栓を立てて、手洗いや行水ができたら嬉しいです。
※集めた資金はリターンの制作費や送料、CAMPFIREへの手数料にも充てます。
[スケジュール]
2023年4月上旬 物件契約完了
2023年8月 トイレ工事+半解体+修繕
2023年9月上旬 クラウドファンディング終了
2023年9月下旬から リターン発送
2024年春以降もリノベ作業は続行します。
2025年8月 第1回サマーキャンプ(一般公募)
ご支援のお願いとリターンのご紹介
私たちのプロジェクトは資金不足に直面しており、皆様からのご支援を必要としています。ご寄付いただける方々には、お礼のメールや特設ボードへのお名前の掲載、生徒オリジナルイラスト入りのてぬぐいやTシャツ、地元岩見沢市の美味しいワインなど、さまざまなリターンをご用意しています。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。私たちのクラウドファンディングキャンペーンへの参加や未来の教育への貢献にご興味をお持ちいただけると嬉しいです。皆様のご支援を心からお待ちしております。
簡単ですが、私たちの学校の特徴を載せています。
個別の教育アプローチ: 一人ひとりの子どもたちの個性や学びのスタイルを重視し、カリキュラムを個別にカスタマイズしています。それぞれの子どもたちが自分自身を理解し、最大限の成果を引き出すための環境を提供しています。
創造的な学びの促進: 創造性を大切にし、子どもたちが自己表現やアイデアの発展に積極的に取り組めるような学びの場を提供しています。
グローバルな視野と異文化体験: 国際的な視野を持つ教育を推進しています。異文化交流プログラムや海外研修、外国語教育などを通じて、子どもたちに広い視野を開き、国際的なコミュニケーション能力を身につける機会を提供しています。
安心できる学びの環境: 子どもたちが安心して学べる環境づくりに力を入れています。温かいスタッフ陣とアットホームな雰囲気が特徴であり、子どもたちが自己を受け入れ、友情や共同作業を築くことができる場を提供しています。
これらの特徴を通じて、子どもたちが自己を発見し、才能を伸ばし、個々の可能性を最大限に引き出せる場を提供しています。F.I.D.S.での教育体験を通じて、子どもたちは自信と創造性、豊かなコミュニケーション能力 を身につけ、未来に向かって自らの道を切り拓いていく力を育むことができます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る7月に10歳以下の子ども達の合宿が決まりました!
2024/06/26 14:18一年半前に古家を購入し、昨夏にティーン達と半解体リノベ合宿を開催して以来、「自分達も北海道に行ってみたい!」と思いを募らせてきた年少の子ども達。古壁のシーラー塗りまで進んだので、7月に小さな子ども達のための壁塗りワークと自炊合宿を開催することになりました。そこで、 勝手口のフード内に保管していた洗濯機を綺麗にしてウッドデッキに再設置。2階は半解体が進んでいてスケルトン状態。押し入れ奥の壁もぶち抜かれていて、誤って中に入ると危険です。子ども達は2階には上がれませんが、万が一のことを考えて立ち入り禁止のテープを貼りました。また、昨年張り替えた網戸を窓に取り付けて室内に爽やかな風が入るようにしました。 続いて、子ども達にお願いする和室の壁塗りの試験塗りをしてみました。珪藻土ペイントをローラ―で塗る予定ですが、塗りやすい塗料、少し力を要する塗料、会社によって色合いも微妙に異なります。そこで、いくつかの市販のペイントを試し塗りしてみました。壁の一部を塗ってみて、最終的にどの塗料を使うかを決めたいと思います。5月に訪問した際にご近所の方がトラクターで庭を均してくださいました。傾斜あり、凸凹ありの地面が平になりました。道路脇の木々も抜いていただき、購入時よりもすっきり。購入した家は道路から玄関まで広い空間が続き、ランドスケープガーデンにぴったりです。空き時間を利用して玄関脇に花壇を作っています。ひたすら地下茎の雑草を取り除く作業が続く中、北海道で美しく咲く宿根草やつるバラを植えてみました。蕾をたくさん付けていたバラが開花し始め、滞在後半に満開になりました。 もっと見る
和室の繊維壁にシーラーを塗りました
2024/05/31 17:40昨年8月以来の古家DIY。今回は和室二間の繊維壁の改善に挑みました。吹き付けられた壁の表面は劣化が進み、触れるとポロポロと繊維が剥がれます。壁下地のコンクリートブロックがむき出しになっている箇所も。そこで、繊維壁に適したシーラーをしみ込ませて表面をがっちりと固めることにしました。下地塗りをして二日間乾燥させてから二度塗りを施します。シーラーは水のように滴り落ちるので最初はコツが要りましたが、二度塗り段階ではすでに表面が滑らかな状態なのですいすいとローラーで塗ることができました。次回は小さい子ども達と一緒に珪藻土ペイントを塗りたいな、と思います。北海道で目にする三角屋根住宅。地域素材である火山ブロックが躯体に使われ、昭和40年以降防寒住宅として数多く建てられました。急勾配の屋根と集合煙突が特徴で、北海道の景観を作ってきました。シンプルながらもかわいい三角屋根の住宅ですが、建築から半世紀以上が経過していることから空き家になったり、新しく建て替えられるなどして、その数は年々減っているそうです。45度に近い屋根勾配は積もった雪が地面へと滑り落ちるように設計されています。家が密集している地域では落雪で隣人に迷惑をかけてしまいますが、幸い敷地が広いため不在の間もひとまず安心です。 もっと見る
ストーブの試運転
2024/05/15 17:26久しぶりの古家訪問。2つ目の目的は古家に残された灯油ストーブの点検です。古家購入時、リビングスペースには大きな灯油ストーブ、裏庭には灯油タンクが灯油満タンで残されていました。ストーブは綺麗に手入れされていて、煙突につながるステンレス製の筒はピカピカの新品状態。まだまだ使えそうです。ご近所の灯油ストーブの設置と修理のプロの方にお願いして、室外灯油タンクと室内ストーブの状態を確認していただいたところ、ストーブの動作は良好で、何の問題もなく点火。上々の運転結果となりました。5月と言えども最低気温は5度近くまで下がります。睡眠時は冬キャンプ用の寝袋で暖を取りますが、気温が下がり始める夕方から就寝時まで室内で過ごすのは正直きついところがありました。この日から暖かな室内で作業が可能となり、生活の質がぐんと上がりました。今後は春や秋でも寒さを気にせずに滞在できます。冬場のスキー体験の実現に一歩近づきました。 もっと見る
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