第二弾 シランケドケルシュの仕込みをしてきました!
ケルシュとは、ドイツのケルン地方で伝統的に作られているビールです。上面発酵酵母を使いながら、低温熟成するので、フルーティーな香りを持ちながらも、すっきりとした味わいを持つビールです。
そのケルシュスタイルに、今回河内長野の特産品であるつまようじの原料のクロモジを使っています。
クロモジの枝は古くは豊臣秀吉の時代にお茶会の楊枝として使用されたそうです。
また、江戸時代には、枝を粉砕して歯磨き粉としても使われていたそうです。
クロモジの特徴は、とてもいい香り
クロモジの枝や葉には芳香成分が含まれていて、ウッディーな香りの中にさわやかで透明感のあるとても上品な香りがします。
そのクロモジを今回、河内長野を代表するつまようじメーカー、菊水産業社長の末延さんからいただきクラフトビールにすることにしました。
右 菊水産業(株)代表取締役 末延秋恵さん
大阪府河内長野市の地場産業で国産つまようじ・国産黒文字楊枝の製造で創業60年以上となる菊水産業株式会社。4代目として先代の後を継いで1ヶ月、さあこれからというときに会社の周辺で行われていた稲刈り後のワラ焼きの火が燃え移り、会社の事務所、作業場、倉庫が火災被害により全焼したそうです。
その後クラウドファンディングなどの後押しもあり、見事に再生し地場産業であるつまようじ製造を守るため精力的にチャレンジしています。
もともと道の駅くろまろの郷にもお土産として置いていただいていることもあり、今回クラフトビールに使用するお話をさせていただき、協力していただけることになりました。
クロモジは、菊水産業さんの工場まで足を運びカット作業しました。
クロモジの原木
クロモジをカット とてもいい匂いがします!!
麦芽を入れてしっかり炊き込みます
炊き終わったら、ゆっくり時間をかけ漉していきます
ホップを投入
最後に沈殿物をあつめてきれいに漉すため、全力で混ぜます
糖度計 読み通りのいい感じとのこと
クロモジは加熱殺菌をして一緒に炊きこみ、熟成タンクに入れてゆっくり香りを移していきます。
作っている間もとてもいい香りがただよっていました!!
販売は8月1日を予定していますのでお楽しみに!!