久しぶりの活動報告になります。11月5日はやまねこパトロール事務所がある上原地区のお祭りである「デンサ祭り」が4年ぶりに開催されました。私は役員をやっていたこともあり、祭りの準備や練習などで忙しく、なかなかパトロールが出来ませんでした。地域活動頑張っていますアピールのようでなんか嫌ですが・・・・一応言い訳です。すみません。お祭りは、色々と反省することもありましたが、上原公民館員、そして青年会の皆さんをはじめとした多くの方々の活躍のおかげで、無事怪我無く終えることが出来ました。
という訳で、昨晩は祭り後の久しぶりのパトロールとなりました。北寄りの風が涼しく、静かな夜です。路上に出ている生物はほぼなしでしたが、終了間際に浦内でのろのろ動いているサキシマスジオを発見。また轢かれているのかと思いましたが、寒さのせいで動きが鈍くなっているだけのようでした。車に轢かれてしまいそうだったので、道路脇まで移動させます。
10月から続く傾向ですが、夏休み後に一旦減ったレンタカーをぽろぽろ見かけます。登山道などの駐車場にはかなりの数が停まっていることも。これはヤエヤママルバネクワガタという八重山地方に生息するクワガタを採集しに来ている人たちです。与那国島、石垣島、西表島だけに生息しているのですが、現在、与那国と石垣は採集禁止となっており、規制がない西表島にマニアが殺到している状況です。夜有名ポイントの山の方向を見ると山の中を無数のヘッドライトが行ったり来たりしているのを見ることが出来ます。なかには登山道にテープなどの目印を勝手につけたり、朽ち木や立ち木を割ったりする輩がいたり、レンタカーや宿屋を泥だらけにする輩もおり、最近は昆虫採集の人たちに対する住民感情がかなり悪化するという事態になっています。それでまた、そろそろ規制が入るのではとうわさが流れ、ますます変な人たちが島に押しかけてくるという悪循環で、本当に良くない状況になっています。私もこの問題をここ数年見続けており、色々な会議で問題提起されているのを目の当たりにしている訳ですが、人間のどうしようもなさを見せつけられるようでとても気が滅入ります。