今日はこれまでの活動を振り返りたいと思います。
3年間を通して、本当に辛かったことや、心が救われた経験など、一切外部には発信していない事を話そうと思います。
このクラウドファンディングに至るまでの経緯です。
ちょっと長いですが、お付き合いください。
「消防士が活動を始めたきっかけ」
この活動は消防士の中で、もっと人のためになる活動をしたいと思っている人が集まって活動が始まりました。ここに集まった人は様々な想いの人がいました。
消防士は専門的な仕事の為、外部でどのような仕事があって、どのように仕事が生まれるかなどあまり知りません。消防士以外の知り合いと出会うことも少ないです。
※勿論例外な人はいます
最初は何をしたらいいかわからず、何があるかわからず、市役所に行き(NPOやボランティアの活動)は何があるのかを調べるところから始まりました。
市役所にはその市で活動している方々の情報があることにびっくりしました(数え切れない程の団体がある事を知りました)
実際その団体に連絡を取り、お話を聞くことで、少子高齢化や人口減少など、社会的な問題を目の当たりにしました。
ニュースでしか聞いたことのない、実感のなかった問題で、本当に困っている人がいることに気がつきました。
この事実を知っているからこそ、今も想いを持って活動できているのだと思います。
「人出が足りない」というお話を何度も聞き、キッチンカーのお手伝いから始めることにしました。
キッチンカーの活動や、農業のお手伝いなどをしながら、同時にもっと消防士以外のことを知ろうと思い、本当に色々な方々に会ってお話を聞く機会を作りました。
その途中で気づいたのは、消防士として、もっと直接的に人を助けるために活動できるという事です。
そこで防災との出会いがありました。防災を広めようとしている方々のも問題や課題があり、私達が消防業務で培ってきたことが活かせると感じた為、防災関係の活動を増やしました。
ここまでざっくりと説明しましたが、想像を超えるほど色々なことが起きたので話します。
「メンバーの離脱」
キッチカーを作ろうと計画したのは、実はかなり前です。(2年くらい前)
1年前にもクラウドファンディングに挑戦をしようとし、諦めています。理由は沢山ありますが、その一つにメンバーの離脱です。
15人程度いたメンバーが、1人また1人と辞めていき最終的に3名になってしまったからです。
理由はお金にならないから、ボランティアを続けていくことは難しいと、家族などがいる方は家族の理解を得るのも難しいとのことでした。
頻繁にミーティングをしていたのですが、どんどん人がいなくなるという状況でした。
「批判や、理解されない時期」
この活動を発信していく中で、批判や反対意見もかなり受けました。
「そんな少人数で何かしたって何も変わらない」
「お前達がやる必要がわからない」
「お金にならないのにこんな事できない」
「何がしたいかわからない」
何度も辞めようか迷いました。
(無償)で良い事をしていると思っていたのに、批判の嵐。
私達も完璧ではないため、しっかりとした返答や回答ができずに、悔しい思いもしました。
だからこそ、防災の勉強を怠らずに多くの資格を取り、この活動の重要性を熱く語れるようになりました。
「私達以外の消防士でも活動している人を知った」
最近では、消防士が休みで訓練をしたり、火災予防の講演をしたり、市民の方に直接関わる消防士の団体もかなり増えています。
そんな仲間がいることにも心を救われました。同じような思いを持って活動している人達がいることを知りました。この方々も、批判や反対意見などを受けながら活動しているそうです。
今後コラボなどもしていきますので、楽しみにしていて下さい!
「本当に多くの応援」
私達の想いに共感してくれる方々も本当に多く、この活動を本気で応援してくださる方も増えてきています。イベントや、SNSの発信、このクラウドファンディングを通しても増えています。
イベントでも、面白いと声をかけて頂いたり、防災を学ぶ気になったと言ってもらえたり、
雑誌や、新聞、テレビからの連絡も来ている状況です。
この活動が間違いではなかったと、やっと感じることができています。
そして何より、SNSを通じての応援やメッセージを大量にもらうようになりました。それも全国からです。
本当に心の支えになっています。ありがとうございます!
完全無償でやってきたこの活動を、何でやっているのか分からなくなる時が多々ありました。現在もたまにメンバー内で話し合っています。
大変なことや、わからない事だらけで、何でこんなに時間や労力をかけているのだろうと。
でも、みなさんの応援のおかげで、ここまで来る事ができました。
本当に感謝しています。
まだクラウドファンディングの金額も達成していませんし、防災を広めるという活動もまだまだです。