ご質問ありがとうございます。 チタン製まな板に変更することへのデメリット(純チタンのデメリット)と注意点などを説明します。 現時点で判明しているデメリットは以下のとおりです。 1.包丁を使えば普通に傷つく。 チタンは強いイメージがありますが、厳密には様々あるチタン合金の方が硬度が高く、純チタンそのものは一般の包丁の刃に使うステンレスより柔らかいのが特徴です。 今回販売したまな板は純チタン製で、硬さは一般的な鋼包丁の3分の1以下とも言われているため、使用すればどうしても傷が付きます。 2.摩耗に弱い 摩擦などによってまな板表面に細かいキズがつくこともあります。 3.セラミック製包丁は使えない セラミックの硬度はチタンよりも低いので、強すぎる力で使用するとセラミックナイフを傷つける可能性があります。 4.漂白剤は使わない方がいい 漂白剤の使用は、チタン製まな板の変色の原因になる可能性があるため、ご使用はおすすめできません。 洗剤を使いたいなら、中性洗剤をご使用ください。 包丁の切れ味については、包丁の刃に使われるステンレスの方がチタンより硬いため、すぐに刃が痛むことは無いと思います。 しかし木やプラスチックのまな板よりは硬い素材なのは確かなので、必要に応じて刃を砥ぐなどのお手入れも行ってください。 また、使用すれば傷がつきますが、その傷跡からすぐに酸化被膜を形成するためそこから錆びたりしにくくなります。 加えて、チタンは耐食性がステンレスよりも高い素材とも言われているので、基本は傷から錆びたりする心配はほぼありません。 とは言え、食材を切った後の水洗いや、洗った後の水滴の拭き取りなどの最低限の手入れは必要になります。 チタン製まな板をご購入の際の参考になれれば幸いです。 Ray of Revelation 淺井