2024/02/28 18:15

いつも活動報告をご覧いただきありがとうございます。

元みかん畑の耕作放棄地を再生する取り組みに注目していただき、SDGsなどの社会課題への取り組みを紹介するメディア「MIRASUS(ミラサス)」様に掲載されました!

「たくさんの人を楽しませる場所を作りたい」という想いから始まった、キャンプ場を開業しようという夢。

自分でも知らずのうちに、実は社会課題への取り組みにもなっていた……と思うと、なんだか誇らしい気持ちになります。


かつてはみかん畑だったけれども、三十余年の時を経てすっかり荒れ果ててしまった土地。

当プロジェクトで作っているGROVE camping hillは、そんな土地を再生して作るキャンプ場です。

ずっと人の手が入っていなかった元畑のこの土地は、周囲の農地へ悪影響を及ぼす雑草・雑木が生い茂り、農作物を荒らすイノシシの住処になってしまっていました。

夜な夜な出没するイノシシ親子…
(数ヶ月後、めちゃくちゃ大きくなった元ウリボーの姿を目にすることに)

耕作放棄地の問題は、獣害だけにとどまりません。

ものすごい繁殖力を持つ竹がどんどん生え、放置竹林化すると、土壌にも悪影響を及ぼし土砂崩れなどのリスクが増えます。
(GROVEの土地も放置竹林化が絶賛進行中でした)

また、人の目が届かない荒れ果てた土地は、不法投棄の格好のターゲットとなります。

まさに悪いことづくし。

日本各地で現在進行中の耕作放棄地の問題がギュッと凝縮された場所が、この土地でした。

竹林化の進行真っ只中!
元みかん畑が竹に飲み込まれつつありました
そんな耕作放棄地をキャンプ場として、人々が訪れ活気がある土地へと再生することは、自然環境への悪影響を減らし、周辺の農業の生産性の向上にもつながります。

開拓初期は毎晩のように出没していたイノシシも、開拓が進んだ今、ほとんど姿を現すことがなくなりました。

近所の農家さんも「おかげで最近イノシシが減ったよ〜」なんて言ってくれます。

荒れ放題のジャングルは
すっかりキャンプ場の姿になってきました

社会全体から見たら小さな一歩だけど、身近な社会課題に少しだけ貢献できるキャンプ場。

たくさんの人を楽しませ、実は社会のためにもなって、自分もみんなも嬉しい。

皆さまのご支援と応援の力を借りて、そんなキャンプ場にできたら良いなと思っています。