橘点心庵 って？
「点心」と聞いてほとんどの方が中華料理店を思い浮かべると思いますが、弊社は「和菓子・洋菓子」製造販売を営んでおります。「点心」とは禅宗では、食事と食事の間に食べる軽食のことを言い、茶道でお茶会の「おもがし」のことを称しております。弊社名は「たちばな（創業者の名）の点心（茶菓子）の店」という意味を込めております。
1973年（昭和48年）6月創業。時代は自動車生産数が米国を抜いて世界第一位となり、500円硬貨が発され「バブル景気」と呼ばれる好景気に突入した時代でした。まさに海外からの輸入品も増え、大量消費の時代でもありました。このような時代の中、橘点心庵の先代は「本物を見極め、品質は落とすな」が口癖でした。また当時製造工場ではでは社員の先陣を切って製造にあたり、原料の小麦粉、卵、小豆たちに「元気か？美味しくなれよ・美味しくなれよ」といつも話しかけておりました。
これが今に続く、たちばなのスピリットなのです。
理想のお菓子を目指して
学生時代、米国へ旅行に行って現地でmade in USAのジーンズを購入したつもりが、帰国後、そのジーンズがmade in Chinaであったことが判明した経験があります。また、高速道路のサービスエリアで東京名物と名乗っていながら製造地が他県であったり、原料が海外の物であるとすると本当に東京名物なの？と思ってしまいます。私たちの会社は、「江戸」や「東京」を名乗っている製品を東京でを作っている会社だからこそ、東京産のさまざまな原料にこだわり、都内で製造する、本物の東京製品をご提供していることを自負しています。
東京は世界で名だたるメトロポリタン。高層ビル群や東京は張りめぐる交通網。24時間眠らない世界屈指の都市。でも、東京は清水の湧く山村から活火山まで所在しているのです。「秩父多摩甲斐」や伊豆諸島の「富士箱根伊豆」という国立公園の一部も東京都内に位置するほど自然豊かな都市でもあり、地域ごとに多種多様な食材が揃っています。それは、ニューヨークや北京でもありえない地産食材の豊富な都市でもあるのです。
東京 奥多摩
その地産食材の豊富さの訳は、江戸時代、全国の大名が参勤交代で持参し根付かせた全国各地の農作物が江戸に集まったから。またもう一つは明治時代、新宿御苑の前身、国営「内藤新宿試験場」。西洋文化の開花とともに世界から持ち込まれた食文化や西洋野菜などをここから全国へ発信するなど、東京は江戸時代から現代に続く食材の豊富な発信都市なのです
出典 東京都産業労働局 TOKYOイイシナより
東京は意外と知られていない畜産、水産、農産物の宝庫なのです。
TOKYO GROWN 公益財団法人 東京都農林水産振興財団より
わたしたち橘点心庵は、東京産のこのような食材の中から、東久留米市産の途絶えかけた幻の小麦粉、柳久保小麦粉(現在江戸東京野菜に認定）、あきる野市・立川市産の箸でつまめるようなブランドの鶏卵、多摩 瑞穂町産の希少価値の東京狭山緑茶、伊豆大島沖のミネラル豊富で自然豊かなな海塩、江戸時代から伝承されている都内の滝野川ゴボウ、内藤とうがらしなどの江戸東京野菜。体にやさしい日本が誇る伊豆利島村製造の椿油（学名Camellia japonica）など、
JA利島(利島農業組合 椿果実）
東京食材を集め「おいしい、あたらし、なつかしい」お菓子を作り続けることなのです。 主原料国産100％は勿論、東京の食材を使って、東京で製造する。リアルな東京産製品を生みだす使命に燃えています。
このプロジェクトの使命
国産、東京産の味を広めたい。それは、安全で安心「おいしい、なつかしい」味。
幼少のころの夏休み、田舎のおばあちゃんちで食べたおやき、木樽のぬか漬けのきゅうり、カンナ？で削った鰹節とさっき畑で抜いてきた葱のみそ汁、太陽の匂いのするトマト、甘い甘いとうもろこし。虫が食べたけどこの辺は大丈夫だからと言って切ってくれた庭の果実、井戸で冷やした西瓜、 かまどの神様がいる台所。アトピーやアレルギーなどの言葉が現代より注目されなかった時代。
今、私たちにできること。おいしいは当たり前。素朴で、安心・安全な味を追求していくことなのです。
国産へのこだわり。
国産の製品の多くは、生産者が一筋ならぬこだわりを持ち、乳母日傘のごとく大切に育で「品質の良さ、安心安全」に特化した製品作りをしています。代表的なのが国産牛肉。品質へのこだわりが世界も認めています。
小麦粉、鶏卵、穀類、砂糖、塩、野菜もしかり。日照りが続くと憂い、台風が来れば憂い、自然とともに育てたものだから、害虫を一匹一匹捕獲し、一個一個、一粒一粒に真心丹精を込めて生産。家畜のえさも自慢の配合を行う。山間部で養鶏場を経営している生産者は、鶏が一羽､二羽きつねやテンに奪われても、「氏神様への貢ぎ物」と自然には逆らわず、共存の姿。八百万の神々に感謝している。まさに日本人ならではの精細な生産へのこだわりなのです。
東京都立瑞穂農芸高等学校 プロジェクトと横山先生
また、東京の伝統野菜の種を絶やさない活動｢生物多様性損失」の問題に取り組む東京都立瑞穂農芸高等学校の生徒さんたち。（彼らもまた、橘点心庵の「江戸東京野菜ケーキ とうがらし」の原料を供給していただいている生産者仲間のひとり。）東京都内という近隣ゆえの新鮮さは勿論、顔が見え、畑が見え、対話のできる生産者の皆さんたち。橘点心庵はこれら生産者のみなさんの作品を組みあわせ、足さずに引かずにおいしいお菓子を製造し、お届けしているのです。
商品が作られた背景、安心と安全。そしてこだわり
国際グローバル化が進んでいる中、アレルギーや発がん性物質など、食の安全性が求められています。日本では認可されていても、米国や台湾など海外の多くでは認可されていない食材がたくさんあります。（トランス脂肪酸含有のマーガリンやショートニング等々。）
弊社の商品は国際基準に合った安心・安全な食材をの使用を目指すとともに、主原料国産100％、東京食材へのこだわりを大切に守ってまいります。特に東京を代表する土産「人形焼」はショートニングからトランス脂肪酸ゼロの東京都利島村の椿油に置換。世界に通じるお菓子に仕上げ直しました。
こういった我々の活動に対し、東京都から
東京産食材という地産・地消製品の製造で、「東京都地域特産品認証食品」の認証を授与いただきました。
また、東京都のPR商品として「TOKYO-tokyo」のロゴマーク使用も許可いただきました。
探求し続ける橘点心庵の国産原料・東京産原料
「小麦粉」国産100％ 東京都東久留米市産 柳久保小麦(江戸東京野菜)・里の空、北海道産 北海道アトレージュ 「鶏卵」国産100％ 東京都立川市・あきる野市産他・近隣県産 「小豆」国産100％ 北海道産 小豆 「隠元豆」国産100％ 北海道産 大手亡 １格 「砂糖」国産100％ 北海道産 甜菜糖 「乳製品」国産100％ 北海道産 生乳 「江戸東京野菜」国産(東京産)100％ 小平市・瑞穂町他 「内藤とうがらし」国産(東京産)100％ 都立瑞穂農芸高等学校他 「食塩」国産（東京産）100％ 東京都伊豆大島町 海の精 「緑茶」国産（東京産）100％ 東京都西多摩郡瑞穂町 東京狭山茶 「新大正糯」国産100％ 石川県産・富山県産 「桜葉」国産100％ 静岡県・長野県 大島桜 「椿油」国産（東京産）100％ 東京都利島村製造
そして過剰に華美なパッケージはやめました。
橘点心庵の商品パッケージは極めてシンプルです。商品を保護するフィルム、脱酸素剤以外は全て「紙」で構成しています。
脱プラスチックを目指すことはもちろん、ギフト商品にありがちな過剰包装で商品の価値を上げるような手法は取りません。
あくまで、品質本位でお客様に訴求いたします。パッケージもフル包装は極力控え､熨斗（のし）スタイルのパッケージに切り替えています。それは、ご家庭から排出するゴミの量を減らし、CO2の削減にも微力ながら行動していく。たちばなのもう一つのスピリットです。
最後に
このようなたちばなの活動に関しましてご理解、ご賛同いただけましたら関係者（生産者）、社員一同大変うれしく思います。橘点心庵はこれからも創業の精神を忘れず、「おいしい、あたらしい、なつかしい。」商品つくりに努めてまいりますのでよろしくお願いいたします。
橘点心庵代表取締 吉﨑徹
会社概要
会社名 株式会社 橘点心庵
所在地〒164-0012東京都中野区本町4丁目31番5号
電話：03-3382-6021 FAX：03-3384-6061
e-mail：tatibana-tenshinan@orchid.plala.or.jp
URL:https://tachibana-tenshinan.co.jp/
役員氏名 代表取締役社長 吉﨑 徹
取締役 中島 幸二
執行役員 埜瀬 強史
創業 昭和48年 6月1日
創立 昭和55年 4月21日
事業内容1.和洋菓子の製造販売 2.パン、アイスクリームその他栄養食品の製造販売 3.喫茶飲食業
資本金1000万円
従業員数6名
スケジュール
・２０２３年１１月クラウドファンデイングスタート
・２０２４年 １月クラウドファンデイング終了
・リターンは注文をいただきましてから5営業日以内で発送
＜募集方式について＞
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
素晴らしいです。奥多摩から小笠原まで東京です。何でも出来るんです。