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孤立を経験した『不登校』の子どもが自分らしく生きるために、活動車が欲しい!

12年間、子どもの経験を支えてくれた”空飛ぶくじら号“が引退することになりました。ここ7年間はフリースクールの子ども達が、豊かな自然や人々と出会い、自らの意志で復学や社会的自立をするために様々なところに連れ出してくれたくじら号。2代目を迎えいれ、これからも子どもたちを支えてもらいたいと思っています。

現在の支援総額

2,603,000

130%

目標金額は2,000,000円

支援者数

136

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/07/13に募集を開始し、 136人の支援により 2,603,000円の資金を集め、 2023/08/31に募集を終了しました

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このプロジェクトは、2023/07/13に募集を開始し、 136人の支援により 2,603,000円の資金を集め、 2023/08/31に募集を終了しました

12年間、子どもの経験を支えてくれた”空飛ぶくじら号“が引退することになりました。ここ7年間はフリースクールの子ども達が、豊かな自然や人々と出会い、自らの意志で復学や社会的自立をするために様々なところに連れ出してくれたくじら号。2代目を迎えいれ、これからも子どもたちを支えてもらいたいと思っています。

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8月26日に目標金額200万円を達成しました!

ご支援いただいたみなさま、本当にありがとうございます。

まさか5日前に達成できるとは、夢にも思いませんでした!心から感謝申し上げます。

私たちは”ネクストゴール250万円”に挑戦します!

始めはクラファンでどれほどご支援いただけるか未知の世界だったため、購入予算を税込み・諸経費込みで160万円を想定していました。具体的には型式15年以上前、10万キロ以上走っている車です。

でももう少し予算があれば、より良い車を選ぶことができます

また石巻の冬はスタットレスタイヤが必要でです。


ですからネクストゴールでは「車体購入費用を増やす、スタットレスタイヤを購入する」ためにチャレンジしたいと思います。

贅沢なお願いかもしれません。でも、少しでも年式の新しい車を購入し、長い期間フリースクールの活動車として子どもの社会的自立へのサポートをしたいと願っています。

子ども達は2代目空飛ぶくじら号がやってくるのを心待ちにしています。


ここからさらにより良い選択ができるように、改めてご支援のお願いをさせてください。

最後までよろしくお願いします!

                 こども∞(むげん)感ぱにー 代表理事 田中雅子

私たちのページをご覧いただきありがとうございます。


宮城県石巻市で、不登校の子どもや地域の子どもの居場所づくりをおこなっている、認定NPO法人こども∞(むげん)感ぱにー代表理事の田中雅子です。地域の人からは『こどぱにー』と呼ばれています。

理念は“こどもの笑顔が地域のなかで育まれるまちに”

私たちは『子どもは10人の大人に育てる』と感じています。

様々な事情を抱え、誰に相談することもなく、誰に相談していいかもわからない時、「一人じゃないから大丈夫だよ」と言える私たちであるとともに、頼れる誰かと出会える機会や居場所づくりをしています。

津波により甚大な被害があった宮城県石巻市で、子どもや地域住民の「あそび場」が欲しいという声をきっかけに2011年9月にプレーパークの活動が始まりました。
くじら号は、津波により多くを流されたまちの中を、遊び道具を載せて市内の子どものもとへ飛び回ってくれました。 車体に描かれた絵は「被災地の人に元気になってほしい」という願いを込めて、みんなで描きました。常設のプレーパークや仮設住宅への“あそびの出前”だけでなく、冬の寒さから子どもを守る居場所にもなりました。子どものあそび場を各所で開催する中、『不登校』の子どもたちと出会いました。子ども同士楽しそうに遊ぶ姿からは気づかず過ごしていましたが、何人もの保護者から「実はうちの子不登校なんです」と聴き驚いたことを覚えています。

そして2016年秋から『不登校』の子どもの居場所、“フリースクールぽはっく”の活動が始まりました。この活動を支えてくれたのも“空飛ぶくじら号”でした。

東日本大震災の年に、走行距離96000㎞でやってきた“空飛ぶくじら号”は現在285,000㎞を走りぬき、とうとう引退の時がきました。車体のあちらこちらに傷みがでて、子どもを乗せて出かけることができなくなりました。

子どもも荷物もたくさん載せられる、9人乗り・4輪駆動の活動車が欲しい!
ご支援よろしくお願いします!

Place of happy as a clamの頭文字をとって『POHAC』。「これ以上ない喜び」の慣用句で、貝にとって満潮時は安全で安心して過ごせる時間と空間という意味です。
また、貝は色や模様、光沢がそれぞれ違うように、子ども一人ひとり違っていいんだよ!というメッセージを込めて名付けました。石巻市の『不登校』の数は250人を超えますが、『不登校』で不安を抱え、孤立した子どもたちが安心して過ごせる場所として活動しています。


2021年度の小・中学生の不登校数は全国で24万4940人。前年度より4万8813人増加しました。
その内訳は、小学生8万1498人、中学生は16万3442人で過去最多です。
高校生を含めると29万5,925人にもなります。

宮城県は、小学生1,649人、中学生3,569人、高校生1,554人
全国で8番目に多い人数となっています(文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」より)
文科省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」より

宮城県の2021年度不登校率は、
小学校14.6人(全国13人)、中学校60.1人(全国50人)(文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」より)

石巻市は毎年、全国と宮城県の不登校率を大きく上回っています。
一昔前まで『不登校』は「頑張りが足りない」「甘え」などマイナスの印象がもたれていました。でも、毎年増え続ける『不登校』の数から、子どもを取り巻く社会課題として関心が高まり、その対策について各所で議論されています。

石巻市の人口は約14万人です。全国の『不登校』の数は、石巻のまちが2つできてしまうほどの数なのに、まだまだ『不登校』への理解が進まず、社会から受け入れてもらえないことで、家から出られず過ごす子ども(保護者も含め)は少なくありません。

「みんなは学校に行けるのに、どうして自分は行けないんだろう」

「学校に行けない自分は悪い子なのかな」

「頑張って行こうと思ってもお腹が痛くなって行けない」

周りに理解してもらえない子どもは悩み続けます。

そして、みんなと同じように学校に行けない自分は、昼間は外に出てはいけない。出たら地域の人から変な目で見られるのではないか…なにか言われるのではないか…そんな風に思い、家から出ることさえできなくなる子どもがいます。



一軒家を活用した家庭的な雰囲気のフリースクールです。子どもの意見を尊重しながら、子どもが社会で自立していくためのサポートを、保護者とともにおこなっています。


ぽはっくは、『個性・特性』を尊重し、自分の意見を安心して言える『主体性』を大切にした“居場所”です。


・毎週火・木・金曜日 10:00~16:00                                       ※お盆・お正月休み以外は開所

・対象:6歳~18歳
※社会的自立へのサポートを必要としている子どもは対象年齢を過ぎていても利用可能です

・登録数:37名
※高校進学・復学した子どもの多くは『除籍』せず、居場所として利用しています

・場所:石巻市鹿妻地区にある一軒家の一階をぽはっくとして利用

ぽはっくにはカリキュラムがありません。
「勉強しなければならない」「同じことをみんなで一緒にやらねばらない」の「~ねばならない」がありません。
自分が興味あること、挑戦したいことを自ら計画を立てて準備して行動に移します。
小さな「やってみたい」の積み重ねが、子どもの自己肯定感を育み、笑顔を増やしていきます。


➀子ども会議
毎月2回の子ども会議では、みんなが気持ちよく過ごすための約束について話し合ったり、ちょっとだけ大きな「やってみたい」を決める時間です。
先日の会議では、“本気の子ども商人” として、地区の夏祭りで出店し、春の合宿費用を稼ぐことが決まりました。

下の写真2枚は、昨年の秋祭りで子どもが出店している風景


➁サバイバルキャンプ
お米と調味料、保存のきく野菜以外は現地調達!

1匹だけ釣れた魚をどうするか?子どもたちが考えた結果は➀炊き込みご飯として食べる。➁残った炊き込みご飯をおにぎりにして、近所の人に“物々交換”の交渉~♫ でした。

交換してきたのはなんと氷。理由をきくと、冷たいものが飲みたかったんだって(笑)

これもサバイバルの知恵に一つですよね♪


③山の向こうに住む勝然さんと畑仕事
勝然さんの畑でジャガイモ植えから収穫までを体験。トラクターにも乗せてもらい大はしゃぎでした♪ 

たくさんのジャガイモは、ポテトフライ、サラダ、コロッケになり、毎日のように子どものお腹の中に入りました(笑)

④海釣りや海遊び


他にも、お菓子作りや陶芸、もちろん勉強をしたい子は勉強をします。


子どもよりちょっと先に生まれた私たちの役割は、子どもたちの「やってみたい」をサポートすることです。もちろん、できないこともありますが、子どもの声を受け止め、一緒に考え、実現したときに一緒に喜ぶ…そのプロセスを大切にしています。

私たちはいつも、”子どもの可能性を信じる大人であり続けたい”と願っています。



たくさん笑い、多くのことに挑戦し、素敵な人たちとの出会いは「生きているって楽しいじゃん」「自分は今の自分でいいんだ」と思える手助けとなります。
そう思えるまでの年月は子どもによって違いますが、ぽはっくの子どもの多くは、自分の意志で復学を決めたり、高校進学や就職に向けて動き出します。

実は私たち「勉強しなさい」って言ったことがないんです。言うとしたら「勉強は自分のためにするんだよ」だけ(笑)
誰もが自分の将来は子ども自身が一番考えています。だから自分自身の道を決めた時、子どもは動き出します。
これまで高校進学を希望した子どもは全員合格し、自分の道を歩み始めています。


<2019年度以降の復学・高校進学等の状況 25名>

➀自分の意志で学校復帰 4名

➁高校進学 15名

③就職・アルバイト  2名

④その他(※) 4名  

※家庭で過ごすことを選択。状況に応じて家庭訪問を実施


ぽはっくは、目の前の子どものための“セーフティネット”の場所です。

これは必要な活動ですが、『不登校』の根本的な課題解決にはなっていません。

宮城県内のフリースクール団体や、石巻市内の様々な有志たちとそれぞれネットワークを組み、宮城県や石巻市の教育委員会、学校の先生たちと“子どもを真ん中”に、『不登校』の子どもが自分にあった”学び”と出会え、『不登校』という言葉をなくすための取組みをおこなっています。

写真左:2020年宮城県内のネットワークメンバーと村井知事に要望書提出。写真右:2022年石巻市内のネットワークでシンポジウム開催



・キャラバン・ハイエースクラスの9人乗りの活動車:160万円(税込み)
 ※4輪駆動、ロングボディ(荷物がたくさん積めるタイプ)

・諸費用(法定費用、登録代行費用、保険料):20万円

・車体ペインティング用ペンキ:2万円

・クラウドファンディング手数料:18万円


  
  7月13日 クラウドファンディングスタート

  8月31日 クラウドファンディング終了

  9月1日~ 車の発注 随時リターン開始

  10月中旬 納車 “空飛ぶくじら2号”歓迎会・ネームプレート貼付

  10月下旬~ 子どもと車体へのペインティング会議・開始



私たちは、子どもの可能性を信じる大人であり続けたいと思っています。
多くの大人は、悩んだり苦しいと感じた時に友達に相談したり、飲みにいったり趣味に没頭したり…ストレス発散の術を持っています。
また、仕事が辛くてたまらなくなったら、最終手段として『辞める』『転職』という選択肢をもっています。
でも、多くの子どもにその選択肢がありません。
生まれてから出会った人の数も経験も大人より少ないため、相談できる人がいなかったり、相談していいことすら知らずに過ごしている子どもがいます。

自分が通う学校が『行けない場所』になった=(イコール)将来が見えず不安な気持ちで過ごす子も少なくありません。
石巻の子どもの教育環境から感じるのは『子どもの学び場の格差』
もしここが首都圏だったら、民間のフリースクールやオルタナティブスクール(公教育以外の学校)、塾、子ども支援団体の数など、選択肢があるのにな…でもそれは石巻ではなかなか叶いません。


私たちは、『不登校』という言葉をなくしたいと思っています。
学びの選択肢が増え、そしてそれが新たな学びの場として認められる社会になったら、『不登校』ではなく『転校』して再スタートができるようになります。これが日常になれば自然と『不登校』という言葉はなくなるはずですよね。
「僕さ〜、今の〇〇学校が合わないから、少人数のフリースクールに転校しようと思うの」
「私は自分がやりたいこと△△を極めたいから、ホームスクーリングで学びたいんだ~」
こんな会話が明るくできるようになると素敵だなと思います。


私たちが目指すのは『不登校』という言葉をなくすこと。
それを石巻から実現したいです。
子どもが主体的に考え、意見を発せる社会
子どもを真ん中に、地域で見守る社会
そしてどんな子どもにも学びの選択肢があり、孤立しない社会


この社会をつくっていくのは、私たち大人の役目だと思います。
”子どもの笑顔が地域のなかで育まれるまち”を一緒につくりませんか?
ご支援よろしくお願いします。

最新の活動報告

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  • こんにちは!こども∞感ぱにーのロッキーです以前、くじら号のお披露目会についてご報告の投稿をしました。その時点ではくじら号の象徴たる“くじら”の絵が描かれておらず、また、お披露目会開催中に雨が降ったためペンキが流れ、おどろおどろしい状態でした。あれから時間が経ってしまいましたが、おどろおどろしかったペンキを整え、くじらのペイントをフリースクールの子どもたちが行いました。くじら号の左側面と右側面には、違う種類のくじらのイラストが描かれています。一つはフリースクールの子どもがデザインしたもの。もう一つは今までのくじら号のイラストを元にしたもの。プロジェクターでイラストを投影して下描きし、想いを込めて丁寧に着色しました。作業は思いの外時間がかかりましたが、子どもたちは5時間以上集中して取り組んでいました!作業をした次の日には、早速お出かけ!今まではくじらのシルエットしかありませんでしたが、ようやく魂が吹き込まれ、元気に石巻の道路を泳いでいます。みなさまからのご支援で、本当に素敵なくじら号が生まれました。これから子どもたちは、くじら号に乗ってたくさんの経験や体験の機会に巡り合うでしょう。今後もみなさまの温かい眼差しで、子どもたちの成長を見守っていてください。フリースクール担当 千葉拓己(愛称:ロッキー) もっと見る

  • こんにちは。いつも応援ありがとうございます。遅くなりましたが、2代目空飛ぶくじら号(以下くじら号)購入費用のご報告をさせていただきます。くじら号の購入費用として、クラウドファンディングでのご支援金額2,603,000円、直接でのご支援金額約1,000,000円、ご支援総額3,603,000円をいただきました。本当にありがとうございます。みなさまの温かいご支援により、くじら号を購入させていただき、10月27日に納車を迎えることができました。購入費用の内訳は以下の通りとなります。【車両代】2,741,964円【納車整備点検費用】160,256円【車体塗装費用】132,197円【スタッドレスタイヤ、他諸費用】234,344円【費用合計】3,268,761円ご支援金残額の約330,000円については、くじら号の自動車保険や整備費用に使わせていただきたいと思います。現在、2代目空飛ぶくじら号は、フリースクールの子どもたちを乗せて水族館や動物園、紅葉狩りなど様々な場所へ走り回っています。子どもたちが楽しそうに車に乗り込み、お出かけから「ただいまー!」と笑顔で帰ってくる姿を見ると、とても嬉しく思うと同時に、みなさまのご支援により活動の幅が広がっていることに感謝の気持ちでいっぱいになります。改めまして、ご支援いただきありがとうございました。これからも、こどぱにーと子どもたちを温かく見守っていただけますと幸いです。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。事務局担当 阿部 美由貴(みーさん) もっと見る

  • 報告が遡りますが、2代目空飛ぶくじら号の車体を塗り替えた時の様子をご紹介します。10月中旬、オークションに出展されている数ある車の中から2代目空飛ぶくじら号が決まり、整備を終えたと車屋さんから連絡が入りました。これでいつでも納車できる状態でしたが、くじら号ちゃんの車体はグレー。車体に絵を描くためには白に塗り替える作業が待っていました。ガラスや取っ手を養生し、塗装をはがして洗って、またはがして洗って、油を落として…この作業を10月23日にフリースクールの子どもたちみんなでやりました。思った以上にたいへんな作業で、8時間以上みんな本当に頑張りました。正直、子どもたちがこんなに長い時間一つのことに集中した姿は初めて見ました(泣)きれいに塗れたね。子ども達も自画自賛してて、中には「こんなにきれいに塗れたところに絵を描くの嫌だな…」とつぶやく子もいました(笑)ありがたかったのは車屋さんの大西夫妻が子どもに温かく接してくれたことです。一緒に作業をしてくれるだけでなく、まるで自分の子どものようにフランクに接してくれて、専門の機械の使い方も丁寧に教えてくれて。その姿はお父さんのようでした。子どもはたくさんの人と出会うなかで、多様な価値観に触れながら自己を育てていきます。これは、周りの人の『協力』…とは違います。『協力』が悪いことではもちろんないのですが、ひとりの大人が『当たり前』に関わってくれる…そんな自然な感じが大切なんだろうな。って思います。車体は白に塗り替えられ、こどぱにーにやってきました。車体へのお絵描きはこれからですが、一昨日初めて2代目空飛ぶくじら号に乗ってお出掛け。ドアの開閉のたびに「ドアが軽い」(前は力を振り絞らないと開閉できませんでした。筋トレにはなってましたが(笑))運転席の設備をみて「ナビがついてる♬」「音楽が聴ける♪」「冷暖房がきく」など、嬉しそうな声が聞こえてきました。2代目空飛ぶくじら号ちゃん、うちの子ども達をこれからよろしくお願いしますね もっと見る

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