はじめに

日本列島の山々を走って、北海道から沖縄に至る１本の道をつくること。それがこのプロジェクトの全てです。
とてもシンプルな挑戦に興味を持っていただき、ありがとうございます。

ランナーでライターの若岡拓也です。このチャレンジは、全長4,500kmを超え、登りの総計が富士登山100回分を上回ります。
ただ走って山を登って下りるだけと、内容はシンプル極まりないのですが、途方もない道のりです。

走る男のこれまでの歩み

なぜチャレンジしようとするのか？
そんな疑問にお答える前に、少し自己紹介をさせていただきます。

もともと新聞記者をしていましたが、退職したのを機に走り出しました。その３カ月後にはアマゾン川流域のジャングルを１週間走るレースに出場。毎日必死に走っているうちに、走る楽しさに目覚め、それ以降はさまざまな大会に出場しています。

山岳や砂漠、南極、北極圏など、さまざまなフィールドで大会が行われています。こつこつ続けているうちに、たまに優勝や入賞に絡めるようになりました。

レースのかたわら、2021年には山口県から青森県までを山でつなぎ、3,000kmを２カ月ほどで走りました。
自然、人との出会い。見聞きするものすべてが輝かしく、素晴らしい日々でした。
この体験が今回につながっています。

世界に向けて「日本の山、いいよ」と誇れるルートをつくりたいと思います。

なぜ走るのか

海外のレースで知り合ったランナーに本州縦断したことを伝えました。
すると、興味津々で話の続きを促され、讃えられました。「自分も挑戦したい」という声も少なくありません。
僕が素晴らしいと感じた体験は、国すらも超えて共感されるものでした。

自然の中を何日もかけて旅する「ロングトレイル」と呼ばれる文化です。海外には国を縦断するトレイルまであります。
日本にもロングトレイルは、いくつもありますが、それらをつないだ１本の道はまだありません。

少なくとも、各エリアを代表するロングトレイルを一夏でつないだ記録は見たことがありません。
そう気付いた時に「まだ存在しないものをつくる」ことに好奇心が駆り立てられました。
各地のルートを走り、１本の道に「編集」して伝えることは、ランナーであり、ライターである自分にとって挑戦しがいのある目標になりました。

日本列島縦断のタイムテーブル

約80日間で4,500kmを走る行程です。
１日60km前後、毎日のアップダウンは吉田口から富士山を往復するくらいです。

7/7　クラウドファンディング終了
7/15　日本列島縦断スタート
7/15→7/31　北海道・知床→函館
7/31→8/20　東北６県
8/20→9/10　関東甲信越、南〜北アルプス、北陸
9/10→9/20　北陸、関西、山陰
9/20→9/30　四国、九州、沖縄
(ルートやスケジュールはざっくりとしています。変更の可能性があります）　

資金の使い道

食料費、宿泊費、装備などの消耗品費の一部に充てます。
食料費　60万円
宿泊費　60万円
装備費、雑費　30万円（予備費を含む）
CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料：17万円（100%の達成で計算）

食料費は少なめに設定。ほぼ外食になるため、費用がかさみます。２年前の本州縦走では、成人男性２〜３日分のカロリーを摂取しても、体重が10kg近く減少していました。今回はもっと食べたいところです。
宿泊費はコロナ禍にあった一昨年の縦走時から、1,5〜2倍ほどを想定。山間部で宿泊場所が限られる場合は、高値の宿を利用せざるを得ないこともあります。

※支援総額から、CAMPFIREへの手数料12%、決済手数料5%（ともに税別）が差し引かれます。

リターンについて

このプロジェクトにおける一番のリターンは、ひとつの目的に向かって、みなさんとともに走ることにあります。
オリジナルグッズがお手元に届くわけではなく、おそらく還元率のよいリターンは少ないと感じる方もいることでしょう。
リターンの大半は形のないものです。
夏休みの思い出のようなものかもしれません。何をするわけでもないのに、無性に楽しかった夏の日。レポートや映像を通じて、そんな思い出を共有できればと考えています。

（現地からのレポート、写真、動画はこの行程中に随時発信。本はスタート前までに発送。ランニングイベントは支援者と日程を調整しての実施となります）

最後に

一緒に旅をしている気分を味わいたい。いつか自分が旅をする時のためのルートを作ってほしい。
山を見るのも歩くのも好き。アスリート支援や一口オーナーがしたい。なんだか分からないけど面白そう。
などなど、興味の入り口はさまざまだと思います。

ひとつの山であっても、いくつもルートがあるのと同じです。
どんなルートであっても、山頂を目標にしていれば、同じところにたどり着けます。
願わくば、一人でも多くの方と、同じ目標に向かって歩みを共にしたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

＜募集方式について＞
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。