こんにちは、事務局の高橋悠太です。
昨晩は、イベント「核なき世界へ、あなたの力が必要です!」へのご参加ありがとうございました!配信トラブルにより、当日Youtube配信ができず、大変申し訳ありませんでした。原因を調べました。再発防止に努め、今後、よりよいイベント実施を目指します。こちらにアーカイブをアップしましたので、ぜひご覧ください。
クロストーク「核兵器禁止条約がなぜ大切なのか」
イベント前半は、被爆者の和田征子さんら4人が登壇しました。和田さんは、G7広島サミットが核兵器廃絶に向けて不十分であったことが「日本キャンペーンを発足させる契機になった」として、政府に強く働きかける重要性を語りました。また日本政府が核兵器禁止条約に参加すべき理由として「条約の6条と7条に示される被害者援助の規定に、日本政府の知見を共有すべきだ」との指摘があります。これについて和田さんは、「現在の日本の被爆者救済の制度は政府が作ったわけではない。(被爆者の運動の成果であって)黙っていて生まれたわけではないということは、みなさん留意してほしい」と述べました。
また事務局の徳田悠希さんは、核兵器禁止条約が提示する被害者の援助や人道的な軍縮というメッセージが、ジェンダー不平等や気候危機など他のイシューに取り組む人たちに共感を生んでいると感じる、と話しました。
事務局の遠藤あかりさんは「禁止する条約ができたクラスター弾がウクライナに供与されている。どう対処するのか」という質問に対して、(条約は存在するが)「非人道的な結果に対する認知は進んでいない」として、条約を通して、非人道性を繰り返し、喚起していくことが再び使わせないための力になると話しました。
「核なき世界を日本から」リレートーク
イベントの後半では、日本キャンペーンに賛同するみなさんから「どうして核兵器のない世界を目指すのか」という視点で、メッセージをいただきました。ご発言いただいたのは次の皆さんです。太田恵さん(放送を語る会運営委員/NHKスタッフ)、大槻邁さん(NGO連絡会)、岡島由奈さん(カクワカ広島)、梶原百恵さん(叡啓大学学生)、田中稔子さん(被爆者)、藤元康之さん(核兵器廃絶をめざすヒロシマの会事務局長)、森井悠里香さん(持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム)。
太田恵さん
太田さんは「核と人類は共存はできない、という一心からです」「核兵器禁止条約に加わるのは日本の責任だと思います」と力強くお話され、日本キャンペーンのこと拡散するために、人生で初めてメーリングリストにメールを送ったことなどを話してくださいました。
森井悠里香さん
森井さんは「核抑止論に依存する世界は持続可能ではないと思う」と話しました。また、「9月のSDGsサミットが国連で開催されるが、SDGsは相互関連性を意識したもので、例えば経済発展を目指しながら、格差の拡大や環境破壊が起こってはならない、といったことが主眼だ。SGDsは核兵器には触れていないが、ポストSDGsなどを見据え、相互関連性の視点で、核兵器についても言及していきたい」と述べました。またイギリス留学中に多くの意見や関心の低さに出会ったことに触れ、「日本から核の問題への関心を広げよう」とも発言されました。
ゲストのみなさん、ありがとうございました。みなさんの「核なき世界を日本から」に関わる理由、熱い応援メッセージを、アーカイブからご覧ください!
「日本キャンペーン」は各地の多様な方々とつながりながら、展開しようとしています。核兵器のない世界への思いを結集するプラットフォームです。さらに議論を深め、強く広げていくためにはみなさんの拡散とご支援が必要です。
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核兵器はいま世界に1万発以上あります。でも、これをなくすことはできます。核兵器禁止条約ができ、すでに世界の半数近い国が加わっているからです。広島・長崎を経験した国・日本がこの条約に加われば、世界を大きく動かします。日本政府とすべての議員に強く働きかけるキャンペーンを作ります。