子ども食堂「楽(らく)」です。山形市小白川町5丁目で実施。子どもとその保護者、一人暮らし高齢者が対象です。スタッフも入れて30名~40名が毎回参加しています。
山形はニューカマー国際結婚発祥の地です。ある外国ルーツの子どもの日本語支援に関わるようになったのがきっかけで、2016年に始めました。彼女のお母さんは外国ルーツで、家計を維持するためにダブルワークで夜も働いています。彼女を含む兄弟3人は、幼いときから子どもだけで夜を過ごしてきました。彼女と食事を共にし、ゆったりとした気持ちでたくさん話をしたいという思いから立ち上げました。
当初は、呼びに行かないと来なかった子どもたちが、時間になると自分で足を運んでくれることになったこと、通い続けている子どもの表情が和らいできたことがスタッフのやりがいにつながっています。食材等を提供して下さる個人や事業所が回を重ねる毎に少しずつ増えていることから、地域の理解が進んでいること、ボランティア等の協力体制が厚くなってきたことを実感しています。今後は、私たちの子ども食堂を子どもや参加者と協力して、更に居心地の良い楽しい場所にしていくと共に、子どもの居場所が地域に増えるよう、様々な団体や機関と協力していきたいたいと思います。
参加者全員が役割を持つことを目指し、子どもたちにも調理への協力をよびかけています。最大限に注意しても、やけどや小さなケガはつきものですし、食中毒も予防には限界があると、ニュース報道を見ながら感じています。できうる万全の対策をしつつも、万が一に備え保険は必須だと考えます。
子ども食堂は、子どもたちの成長を見守る活動なので、細く長く続けることが大切です。小さな団体が、たくさん、息長く活動を続けられるようご支援をお願いします。