【はじめに】
¡Hola!
プロジェクトをご覧いただきありがとうございます!
スペイン食材の輸入卸を行っております。
合同会社Beyond100の山田です!私達はスペイン産のハモンイベリコの現地製造や
スペイン食材の輸入卸。
都内でレストランの運営などを行っております!
スペインには年に2回ほど
10年以上通い詰めています。
【プロジェクトのきっかけ】
スペインの生産者さん達と交流する中で
前々からうわさに聞いていた
幻のオリーブオイルを紹介して頂ける事になり
プロジェクト企画することとなりました!
おとぎ話に出てくるような、生命の雫に出会い
輸入にチャレンジしておりますので
ぜひ最後までお付き合いください!
【樹齢1000年のオリーブを探しに】
今回はスペインの首都マドリードから車で4時間
カスティーリャレオン州に位置する
ローマ時代からの自然が残る秘境の地で
絶滅したと思われていた
神秘のオリーブの木があると聞いて
探索してきました。カスティーリャレオン全体は豊かな自然が残る
一次生産が主な産業のエリアです。
スペインワインの生産も盛んで
チーズや生ハム。
そして今回ご紹介するオリーブオイルも有名です。(産業用に植えられたオリーブ園は丘の向こうまでオリーブの樹々)
スペインは世界1位のオリーブオイル生産大国で、
オリーブの花粉症があるほどにオリーブの木が生えています。土着の品種を合わせると
200種類ものオリーブの品種があると言われ
オイルとして有名なのはピクアル種とアルベキーナ種
オヒブランカ種などの20種程度です。
スペインで生産されるオリーブオイルの多くは
イタリアなどに輸出され
コパージュと言われるブレンド工程を経て
イタリア産オリーブオイルなどとして日本などに輸出されます。
その為、日本に入ってくるオリーブオイルの殆どは
特定の品種ではなく
様々なオリーブオイルが混ざったミックスオイル。
良くも悪くも癖がなく
特徴のないオリーブオイルとなりますが
オリーブオイルを美味しいと感じる機会は少ないかもしれません。
リンゴなどの果物も
品種が違えば味が全然違うように
オリーブオイルも200種類それぞれに様々な特徴があります。
加熱向きの品種
チョコレートやデザートに合う品種。
サラダや、牛肉のカルパッチョに合う品種、白身の魚に合う品種など。本来はその特徴を生かして
オリーブオイルの品種も選んで
料理の時間を楽しむのも
何世紀にもわたりオリーブオイルが
地中海料理で愛されてきた秘訣でもあります。
スペインはオリーブオイル生産量世界一の大国なので
ほとんどは商業用に植えられた樹々になります。
世界のオリーブオイルの50%はスペイン産と言われてますので、その圧倒的な量は想像を絶します。
スペイン産オリーブオイルの半数以上を
ピクアルとアルベキーナが占めております。
これら商業用に好まれる品種は
脂肪量が多い点にあります。
病気に強く、一粒の実から多くのオイルが搾れる品種が植えられ、その土地に元々あった、原種のオリーブはどんどん撤去されていきました。(等間隔に植えられたオリーブの木)
本来、オリーブの木の寿命は1000年以上といわれ
痩せた土地でも生き延びる、凄まじい生命力を持っています。
【古代種オリーブ・オカールとの出会い】
樹齢300年以上のオリーブの木に近づくと
何とも言えない生命力のオーラを感じます。
今まで見てきたオリーブの樹とは
全く別次元の存在感でした。
葉っぱを見るまで
それがオリーブの樹であることに気が付かないほど。平和の象徴と言われるオリーブは
生命力の高さから”再生”を司ると言われ
古代オリンピックのでも平和を祈って
勝者にはオリーブで出来た王冠を被せました。
そんなローマ時代から、人々の信仰を集めてきた
古代種のオリーブがあります。
それが今回出会ったオカール種のオリーブの樹です。オカール種復活プロジェクトの
リーダーであるSOLEAEは
棚田式オリーブ畑の隅に、他の品種と違う
オリーブの樹が生えている事に気が付きました。
古い文献を調べると
それがオカールという品種のオリーブの樹である事が分かったのです。どの様な年月をかけて今の形になったのか。
想像もつかないくらい…
複雑に折れ曲がった枝木は
その過酷な環境を耐え続けてきた
まさしく生命の証ともいえる姿でした。
日本に生えていたら
神木として神社や信仰の樹になっていたかもしれません。SOLEAEのオリーブ農場では
マンサニージャ・カセレスと言われる
高級オリーブに分類される、オリーブの品種も育てています。
一般的なピクアルやアルベキーナ、オヒブランカが
実の重量の25%前後をオイルとして使えるのに対して
マンサニージャ・カセレス種は7-10%ほどしか絞ることが出来ません。
しかし、濃厚な緑の香りや凝縮した果肉のエキスは
他の品種では表現できない特級品として選ばれています。
オイルの品質を表す酸度は最高度の0.1。
世界的なオリーブオイルコンテストで
何度も金賞に輝き
Japanオリーブコンテストでも金賞を受賞しています。
スペインのオリーブ農園は基本的に整備された平坦な土地で収穫がしやすいように
等間隔でオリーブの木が植えられています。
しかし、SOLEAEの農園には
いつの時代に作られたのか分からない
古い棚田式のオリーブ畑が残っておりました。
荒れた棚田は整備するのも大変で
機械も入れないため、長らく放置されていました。
人の手が入らず、野生の姿となったオリーブ畑に
絶滅したと思われていたオカール種のオリーブの樹があったのです。
古代種オカールは人間の都合など全く気にしないので
今年は沢山実ったと思ったら、数年実をつけない事もざらです。
(オイルとして収穫できない実もありまさに気まぐれ)
葉っぱを見なければ
オリーブの樹と分からないほど。
太い幹に岩を抱えこんだ荒々しい根っこ。
樹にたどり着くまでも一苦労です。
ほとんど野生の状態なので
それぞれのオカールはまばらに生えていて
機械も入れない土地なので収穫もとても大変です。更に、マンサニージャカセレスと同じく
オイルの収量も少なく、1本の樹から
多くて年間3リットルしか収穫できません。
1リットルのオカール種オリーブオイルを絞るのに
3000粒もの実を手作業収穫しないといけないので
まさに気の遠くなるような作業です。
(熟しすぎてオイルには適さない実。自然の恵みを分けて頂いてます)
樹齢1000年近い樹もある1本のオカールの樹から
取れるオイルは年間たった3リットル…
しかし、その生命力が凝縮した一滴のオイルは
まさしく神秘の雫と言っても良いほど。
希少かつほかの品種にない香りや味わいを持っています。
"この樹は精霊や妖精が住まう
このエリアの守護神みたいなもの
そこからは必要な分だけの実がなり、大地の生命を私たちに分け与えてくれる。"
なんだか、エルフと世界樹の様な世界観ですが
確かに、そこに立つとパワースポットの様に元気が湧いてきます。搾りたてを一口頂くと
身体に染み渡るようなスッとした味わい。
清涼感のある香りと
繊細なスパイシーさと草の香りがします。そして何よりも表現しがたいエネルギーを感じ
生命力を分けて頂いた気がしました。
「いつか、日本にも輸入けどどうかな?」と
コロナ前に少し分けて頂いた
オカールのオイルを味見しながら話した計画がとうとう始動となります!美味しさは勿論。値段の付けようのない
希少さと大変な苦労が詰まったオリーブオイル。
今回はテスト生産と言うことで
少し分けて頂きました。
500mlボトル1本に
1500粒も使われているオカールのオリーブオイル
ぜひ皆様と一緒に大地の恵みをシェア出来たらと考えています。
【支援金の使い道】
・輸入費用
・商品代金
・オリーブ古代種保護基金
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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