2013/08/08 10:26
ジュートバッグ(レオとアトム)はバングラデシュのジュート・ワークスという団体と一緒に開発をしています。
ジュート・ワークスは、農村の女性たちが身近な素材であるジュートを使った手工芸品を生産し、彼女たちの収入が向上することを目的に1973年に設立された団体で、現在約4,000名の生産者がいます。

日本ではあまり馴染みのないジュートですが、バングラデシュの特産品で、雨期には背丈が3mにもなる麻の一種です。ジュートの刈り取りと天日干しの作業は、7月末から8月中旬にかけてバングラデシュ各地で見られます。

ジュートは光合成が旺盛な植物で、二酸化炭素の吸収力が通常の木と比べて5~6倍あり、地球温暖化を抑制する働きがあるほか、燃やしても有毒ガスが出ず、土に埋めてもバクテリアによって完全に分解されるため環境に優しい天然繊維として注目されています。


このような地球に優しいジュート生地に、アトムとレオのイラストと手塚先生のメッセージをのせたジュートバッグの開発を進めています。

下の写真はジュートバッグ(アトム)のサンプルを作成している様子です。
サンプルはダッカ市内にあるジュート・ワークスの工房でサンプル・マスターと呼ばれる熟練の生産者がつくります。
本発注になると、地域の生産グループ(ショミティ)に仕事が振り分けられ、それぞれのショミティに属する生産者が家事や育児の合間をぬってジュートバッグづくりを行います。


手塚先生からの大切なメッセージ
Beauty of Nature(アトム)」と「Let Children Dream(レオ)」を
しっかりプリントして、ひとつひとつ心をこめてつくります。
ぜひご期待ください!

以上、シャプラニールよりレポートでした。