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血中アミロイドβ (Aβ)解析によるアルツハイマー病の臨床並びに基礎研究

最近脳内に蓄積したAβを除去する治療薬が開発された。我々はシメックス株式会社が開発した血液試薬を用いて検診で幅広い年齢層におけるAβの蓄積状態を把握すると共に動物実験で新しいアルツハイマー病治療法の開発を目指す。クラウドファンディングでこの研究に必要な全自動免疫測定装置の購入を目指す。

現在の支援総額

4,075,830

33%

目標金額は12,000,000円

支援者数

46

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/08/03に募集を開始し、 46人の支援により 4,075,830円の資金を集め、 2023/09/30に募集を終了しました

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血中アミロイドβ (Aβ)解析によるアルツハイマー病の臨床並びに基礎研究

現在の支援総額

4,075,830

33%達成

終了

目標金額12,000,000

支援者数46

このプロジェクトは、2023/08/03に募集を開始し、 46人の支援により 4,075,830円の資金を集め、 2023/09/30に募集を終了しました

最近脳内に蓄積したAβを除去する治療薬が開発された。我々はシメックス株式会社が開発した血液試薬を用いて検診で幅広い年齢層におけるAβの蓄積状態を把握すると共に動物実験で新しいアルツハイマー病治療法の開発を目指す。クラウドファンディングでこの研究に必要な全自動免疫測定装置の購入を目指す。

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            はじめに・ご挨拶

私は藤田医科大学脳神経外科医局に入局し、約20年間脳疾患の患者さんの診察・治療を行ってきました。その間時間を見つけて、学内の総合医科学研究所で神経科学の基礎研究も行いました。大学病院退職後2006年8月1日、刈谷市 一里山町 (いちりやまちょう) に診療所: 一里山・今井クリニック(ミクログリア研究所併設:後の一里山・今井病院 20床)を開設して以来17年間、地域に根ざした医療機関として高機能医療機器と、医師、看護師を始めとした医療スタッフと共同し、総合的な診療能力を高めて良質な医療を目指してきました。外来診療においては大勢の認知症の患者さんも診察していますが、まだ明確な診断方・治療法が確立されていないのが現状です。

■このプロジェクトで実現したいこと


研究目的 A.

  アルツハイマー病は、脳内に「アミロイドβ(Aβ)」や「タウ」と呼ばれるたんぱく質が徐々に蓄積して、神経細胞が傷ついて脳が萎縮し記憶力や判断力が低下すると考えられています。Aβの蓄積は発症の10~20年以上前から、タウの蓄積はAβに続いて始まるとされています。孤発性アルツハイマー病の発症は高齢者に多いのですが、その発生機序は明確には解明されていません。家族性アルツハイマー病は、40、50歳代の若年で発症する例が多く、特定遺伝子の存在が関与して発症し遺伝性があると言われています。現在アルツハイマー病の診断にはアミロイドペット検査と、腰椎穿刺で採取した髄液中のタウ蛋白を調べる検査法があります。ペット検査は検査費用が非常に高く、髄液検査は侵襲性が高い(腰椎に針を刺して髄液を採取する)のであまり行われていません。最近エーザイとバイオジェン・インクが脳内に蓄積したAβを除去するアルツハイマー病の新薬レカネマブなどを開発しました。近い将来これらの治療薬を使用すると仮定した場合、脳内のAβ最の蓄積状態を把握する必要があります。現在可能とされている検査法は、アミロイドペット検査法と脊髄液中のAβ測定法ですが、コスト面や侵襲性などに課題があります。低コストで侵襲性の少ない検査法の開発が必要と考えられています。最近シスメックス株式会社はエーザイとの共同研究で、一般的に普及している全自動化学発光酵素免疫測定装置(CLERI)を測定原理とする自社の全自動免疫測定装置HSCL-5000を用いて、血液中に微量に存在するAβを測定することを可能とする検査試薬を開発し製造販売承認を取得しました。血中に存在するAβ濃度が脳内に蓄積したAβと相関することは既に証明されています。本研究においては、この検査試薬を用いて健診業務として検査希望者の血液中のAβ値を測定し脳内のAβ脳蓄積状態を調査することにより幅広い世代のデータの蓄積・解析を目指します。この研究は、日本神経学会認定 神経内科専門医である、さくら中央クリニック 丸野内暢彦院長との共同研究で行います。

研究目的 B.

 レカネマブは、Aβが固まる前の段階で人工的に作った抗体を結合させて取り除こうというもので、神経が壊れるのを防ぎ、病気の進行を抑える効果が期待されています。我々は藤田医科大学在籍中に脳の免疫細胞であるミクログリアに注目して研究を行ってきました。ミクログリアには脳内の免疫細胞で脳内に発生した不要な物質を貪食して除去する作用があります。また脳親和性(血液脳関門通過能)・脳内病巣への遊走能・虚血神経細胞保護作用も有しています。本研究においては、ミクログリア細胞をアルツハイマー動物モデルの血中に投与することにより、アルツハイマー病の治療が可能であるかどうかを検討します。ミクログリアは新生児脳から分離し増殖させることが可能です。この方法を用いたヒトミクログリア細胞の分離・増殖は倫理的に不可能と考えますが、動物研究を行うことによりミクログリア血中投与によるアルツハイマー病の治療の可能性を検証することができると考えています。また倫理的に問題ないヒトミクログリア分離・増殖法が開発されれば、アルツハイマー病を含めた様々な脳疾患に対する非侵襲的な脳標的細胞治療が可能になると考えます。


■研究の概要(研究方法) 

研究 A:臨床研究

Aβは体内にあるたんぱく質の一種で、単体では毒性はないとされていますが、Aβがたくさん集まるとプロトフィブリルという状態となって脳の中に蓄積し、脳の神経細胞に悪影響を及ぼすと考えられています。Aβの蓄積には10年から20年以上の歳月がかかると言われています。シスメックスが開発したAβ試薬(Aβ:1-42, 1-40)と全自動化学発光酵素免疫測定装置(HSCL-5000)を用いて多数の検査希望者の血中Aβを測定し幅広い世代の脳内Aβ蓄積状態を調べます。この調査は今後のアルツハイマー病の診断・治療薬開発に貢献できると考えます。

研究 B:基礎研究

今回我々は、Aβ 1-42をラットの脳室内に注入することによってアルツハイマー ラットモデルを作成します。この動物モデルはいくつかの施設で用いられていますが、短期間に大量のAβを注入することで作成したアルツハイマー病動物モデルなので、厳密にはアルツハイマー動物モデルとは言えないかもしれません。しかしながらこの動物モデルの血中にミクログリア細胞を注入し、経時的にAβ 1-42 血中濃度測定・行動解析・形態学的解析を行うことによりミクログリアによる脳内Aβ除去作用・神経ダメージの抑制効果の有無を知ることができます。ラット血中Aβ1-42 測定はHSCL-5000を用いて行います。ミクログリアが脳内Aβを除去しかつ脳内に蓄積したAβの神経毒作用を抑制することを確認できれば、アルツハイマー病の新しい治療法の開発につながると考えます。


■研究における倫理的配慮

研究 A.

1)研究の対象となる個人の人権擁護

血液検査は検診業務の一環として実施しますが、研究への協力は自由意思によるものとし、研究目的や方法、結果の処理については同意書を用いて説明します。検査結果は他の健診結果と同様に個別に郵送します。集計結果は無記名とし、個人が特定されないよう配慮します。また、検査への協力の有無による不利益を被ることがないこと、検査結果は研究の目的以外には使用しないこと、データの管理は記号化、数値化などの方法をとることにより個人が特定されないよう十分に配慮する旨等を文書で説明します。また、研究終了後には紙媒体のデータは破棄し、情報の流出を防止します。この研究は実臨床目的としたバイオマーカー検査ではありません。一個人には自身の健康状態を知る権利があるので、この検診を通して自身の脳の健康状態を知ることができます。またこのデータを統計的に調査することにより、今後の新薬開発の手掛かりにもなると考えます。

2)研究の対象となる者に理解を求め、同意を得る方法

  あくまでも任意の健診検査の1項目として行う採血検査です―承諾書による同意

3)生じる個人への利益及び不利益並びに危険性の予測

  医療また健診で行われる一般的な採血検査です。

4)その他(判断能力の乏しい対象者への対処など)

  本人申込を原則としているが、家族等からの依頼時には家族の承諾書を必要とします。

研究 B.

この研究における動物実験は、私共が以前所属していた藤田医科大学で行った研究と同様に藤田医科大学動物実験規定に従って行ないます。


利益相反
この研究目的は治療法が確立されていないアルツハイマー病の治療法の確立を目指し、社会貢献することです。

現在のところ、シスメックスが開発したヒトAβ検査試薬を用いた検査はシスメックス製全自動化学発光酵素免疫測定装置HSCLでしか行うことができません。私共は他社製の全自動車化学発光免疫測定装置を有していますが、この装置ではヒトAβ血中濃度測定を行うことはできないので、クラウドファンディングでHISCL5000購入を目指します。研究Aにおける採血検査・血中Aβ測定は検診業務として行いますので人件費、試薬代金、ランニングコストは全て医療法人が支払います。研究Bにおける人件費は医療法人が支払いますが、動物、試薬、ランニングコストの一部はクラウドファンディングでの獲得を目指します。研究Bにおける必要研究機器はシスメックス製全自動化学発光免疫測定装置以外全て揃っているので購入の必要はありません。利益相反はないと考えます。


■プロジェクトをやろうと思った理由

エーザイとバイオジェン・インクが共同開発したアルツハイマー病の新薬レカネマブは、発症前または症状が軽い時期に投与し脳内のAβを除去することにより発症または進行を遅らせる新しい治療薬です。この治療法の有効性は今後検証されることになると思います。Aβ脳内蓄積がアルツハイマー病発症の機序の一つであることは間違いないと考えられるので、幅広い世代におけるAβ脳内蓄積状態を把握することで、今後のアルツハイマー病研究に貢献できると考えます。シスメックスの試薬を用いた検査は採血検査で侵襲が低く、試薬の価格も許容範囲と考えられるので当院における検診検査の1項目として行います。

私共はミクログリアには脳親和性・神経保護作用があり、脳虚血モデルの血中に投与すると、血液脳関門を通過して脳内に侵入し虚血巣に遊走・集積し神経細胞死を抑制することを国際雑誌に投稿しました。この実験の中で動物行動解析を行いましたが、研究の合間に余興でたまたま存在した記憶力の低下した老齢砂ネズミ数匹の血中にミクログリア細胞を注入したところ、劇的に記憶力が改善するのを確認しました。この事象を見て驚愕したことは覚えていますが、当時はこれ以上の研究は行いませんでした。Aβを除去するアルツハイマー病の新薬が開発されたことがきっかけで当時の事象を思い出しました。ミクログリアには貪食作用によるAβ除去作用がありかつ神経保護作用もあると考えられるので、ミクログリアを用いたアルツハイマー動物モデルの治療が可能かどうかを確認したいと考えました。

中日新聞より取材を受けました。掲載については了承済

■これまでの活動

私は藤田医科大学在学中、同大学総合医科学研究所で同研究所の澤田 誠准教授(当時)とミクログリアの研究を始めました。1996年にはこの研究内容が中日新聞第1面に掲載されました。1997年培養ミクログリア細胞を動物の血中に投与すると、血液脳関門を通過して脳内に侵入することをNeuroscience letter 237: 49-52 に掲載しました。1998年「脳親和性細胞学を用いた脳虚血に対する新しい治療法の開発」のタイトルで文部科学省化学研究補助金(基礎研究C-2)を受けました。同年遺伝子導入したミクログリアを動物の血中に投与することにより、脳内に特異的に特定遺伝子を発現させることができることを、FEBS Letter 433:37-40 で報告しました。1999年には培養ミクログリアを虚血操作を施した動物の血中に投与すると、脳内に侵入したミクログリアが虚血海馬神経細胞周辺に遊走して集積することをNeuroscience letter 272: 127-20で報告しました。2000年9月バーミンガム, UKで開催された第14回国際神経病理学会にてミクログリアの研究報告をし、ベストポスタープレゼンテーション賞を受賞しました。2002年6月にはロンドンで開催されたACADEMIA EURASIANA NEUROCHIRURGICA LONDON MEETINGの招待講演で”Development of brain-targeted cell therapy using microglia as a vihicle" の講演をしました。これらの研究は2005年に当時の藤田保健衛生大学(現藤田医科大学)が採択された21世紀COEプログラム(The 21 st Century Center of Excellence Program: 文部科学省 研究拠点形成等補助金事業)の研究テーマにもなりました。2005年澤田 誠先生は藤田医科大学を退職し、名古屋大学環境医学研究所に移りました。私は2006年藤田医科大学を退職して同年8月1日一里山・今井クリニック(現在の一里山・今井病院:ミクログリア研究所を併設)を設立しました。2007年ミクログリアを一過性全脳虚血動物モデルの血中に投与すると、ミクログリアは虚血海馬神経細胞付近に遊走・集積し、神経細胞死を抑制することを形態学的・生理学的に証明しJournal of Cerebral Blood Flow & Metabolism(2007) 27, 488-500 に掲載しました。当時においてはミクログリアが神経損傷部に集積しているので、ミクログリアは神経に悪影響を与えるとの見解が主流でした。この論文はミクログリアが生体内において神経保護的作用を有することを世界で初めて証明した画期的な報告です。2008年5月にはドイツのマーブルグで開催された5th International Sympsium on Neuroprotection and Neurorepair Cerebral Ischemia and Strokeに招待され講演しました。2009年には独立法人理化学研究所 バイオリソースセンターにIPS細胞提供依頼をし、細胞材料提供承諾書を受理しました。

診療所(後の病院)設立時には大学病院で研究助手をしていただいた種村美幸さんにも勤務していただき、細々と研究を続けてきました。また名古屋大学環境医学研究所の澤田 誠教授、同研究所の鈴木弘美助教(私が藤田医科大学在籍時の研究助手)に研究の指導を受けています。この3年間コロナ感染者で病院が非常に忙しくなり、研究はあまりできませんでしたが、研究室では毎日大勢のPCR検査を行ってきました。忙しさにかまけて最近は残念ながらは基礎論文は書けていません。しかしながら私は脳外科の手術の中でも難しい手術とされる覚醒手術に興味を持ち、以下の臨床研究論文は書いてきました。

(1)Awake craniotomy for the sensorimotor tumors: combined use of synthesized surface anatomy scanning,       stimulation cortical mapping and frameless neuronavigation system, Fujita Medical Journal. 2016 Volume 2.

(2)Thermograpy for Functional Mapping during Waking-State craniotomy Localization of Cortical Area ResponseVoluntary Movement, Clinical Surgery Journal. 2020; 1(1): 1-3.

我々が行ってきたミクログリ研究においてはマウスなどの小動物の鎖骨下動脈に麻酔下で剥離・切開し挿入したチューブから細胞注入し生存状態を維持するには特殊で繊細な手技が必要です。またミクログリアはデリケートな細胞で、細胞の培養・維持にも特殊な技術を要するので再現性が困難です。これらの理由で、現在に至るまで我々を追従する研究報告はありません。私の研究心はまだまだ衰えていません。クラウドファンディングで皆様のご協力をいただき、可能な限り世の中に貢献してゆきたいと考えています。

下記学会の発表論文となります(各学会がこのプロジェクトに支援するものではありません)

プロフィール

医療法人社団同仁会 一里山・今井病院 理事長 藤田医科大学客員教授 今井 文博

 1991/03  学位取得 医学博士(藤田保健衛生大学) 1991/04〜1995/12 藤田保健衛生大学・総合医科学研究所応用細胞学 研究員  1994/03〜1996/05 藤田保健衛生大学脳神経外科 助手 1996/01〜1998/03 藤田保健衛生大学・総合医科学研究所病態生化学部門研究員 1998/04〜2004/12 藤田保健衛生大学・総合医科学研究所・難病治療共同研究所部門 研究員 1998/06〜2006/06 藤田保健衛生大学脳神経外科 講師 2006/08 一里山今井クリニック・ミクログリア研究所開設 院長・研究所長就任 2007/04〜2012/03  藤田保健衛生大学医学部 客員助教授就任 2011/10/01 医療法人社団同仁会設立 理事長兼任 2012/04 藤田保健衛生大学医学部 客員教授就任 2016/04 医療法人同人会 一里山・今井病院 院長就任

職員が一丸となってこのプロジェクトを支援します。掲載了承を得ています

■資金の使い道

全自動化学発光酵素免疫装置HISCL5000の購入 10,000,000円

動物実験費用2,000,000円

CAMPFIREへの支払い 

体力・気力で頑張ります(日頃の体力作)画像をクリック↓

パートナに了承を得て掲載

■リターンについて

・ご支援を受けてから7日以内にお礼のメール送付 

・ご支援を受けてから1か月以内にお礼状の送付 

・機器導入後1か月以内に状況報告及び稼働計画の送付

 ・機器導入後1か月以内に院内にご芳名の掲示(希望者) 

・機器導入後1か月以内一里山・今井病院ホームページにご芳名(希望者)掲示

 希望されない場合は (例:〇〇県S.H様とイニシャルでご本人が特定できないように掲示させていただきます。) 

・機器導入後1か月以内に感謝状の送付(導入写真添付)

・機器導入後1か月以内に検査機器にご芳名を記載

ご支援いただいた皆様には適時メールでの御礼に加え機器導入後進行状況をお伝え致します。

■実施スケジュール

研究 A

2023年10月から一里山・今井病院 検診センターでHSCL5000を用いて血中Aβ測定を開始する。とりあえずは、2024年9月30日までのデータを集積し、幅広い世代における脳内Aβ蓄積量を解析する。その後も2025年7月まで集積は続ける。

研究 B

2023年10月から2024年3月:Aβ1-42 ラットの脳室内に注入し、アルツハイマー病動物モデル(ADモデル)を作成する。 2024年4月から2024年6月:ADモデルの血中に同系マウスから分離したミクログリアを投与し、タイムコースを取って血中 Aβ濃度を測定する。1回の採血で体力が消耗し回復に1週間要すると思われるので、同時に行動解析を行うことは困難と考える。                                                       2024年7月から2025年7月:ADモデルの血中にミクログリアを注入し、タイムコースを取って行動解析を行いミクログリアにAβの神経毒抑制作用があるかどうかを確認する。同時にタイムコースを取って断頭し病理学的・免疫組織額的に解析する。

2025年8月から2025年9月:研究 A及び研究 Bの解析結果をまとめて報告書を作成する。

■最後に

アルツハイマー病の早期治療法の確立のために皆様の盛大な応援をお願いします!!

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最新の活動報告

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  • この度は一里山・今井病院の全自動化学発光酵素免疫装置HISCL5000の導入のためのクラウドファンディングに、過分なご支援を賜りまして誠に有難うございました。皆様方の温かいご支援に、あらためて心より厚く御礼申し上げます。 9月には検査室に機器が導入され、待望の検査が可能となりました。検査の依頼も数十例実績ができ徐々に依頼数も増加の傾向にあります。 アルツハイマー病は、脳内に「アミロイドβ(Aβ)」や「タウ」と呼ばれるたんぱく質が徐々に蓄積して、神経細胞が傷つき、脳が委縮し記憶力や判断力が低下すると考えられています。血液中のAβ値を測定し、脳内のAβ脳蓄積状態を調査することにより、今後のアルツハイマー病の診断や臨床の参考値となります。検査は病院のホームページからWeb申込となっています。 もっと見る

  •  アルツハイマー病は20年以上かけて脳に蓄積したAβが原因で発症すると言われています。認知症の新薬 レカネマブは脳内に蓄積したAβを取り除き、症状の進行を抑えることが期待されている画期的な薬剤です。日本の大手「エーザイ」とアメリカの「バイオジェン」が開発し、近く厚生労働省が正式に承認する見通しで、年内にも患者に使われるものとみられています。 これまで既存の認知症の薬は認知症症状がある患者全員に対して投与することが可能でした。しかしながら新薬レカネマブ投与を受けることができる患者は、脳内にAβ蓄積が確認された患者のみです。現在脳内Aβ蓄積を調べる方法として一般診療として認められているのは、アミロイドPETと髄液検査による髄液中Aβ測定のみです。アミロイド PETをできる施設は限られており、費用は10万円以上かかります。髄液検査は手技的に熟練者でなければ施行できなく、若干の危険を伴う侵襲的な検査です。これらの検査を受けて新薬レカネマブ投与を受けることができる患者は幸せかもしれませんが、Aβ蓄積が認められない患者は治療を受けることができません。多額の出費またはリスクを背負って受けた検査が無駄になります。 今回クラウドファンディングで購入する最新機種HISCL5000と最近認可されたAβ検出試薬を用いれば、採血検査のみで脳内蓄積Aβ量を知ることができます。HSCL5000はこれまで流通してきた検査機器ですが、Aβ検出試薬の性質が非常に繊細なので、現状においては最近開発された新機種でしかこの検査に対応できていません。従ってこの検査に対応できる機関は限られてきます。臨床検査としてまだ認可を受けていませんので自費での検査となります。この検査試薬の価格は一人12,000円くらいですが、私共の施設では税込20,000円でこの検査を行います。日常検査で気軽に自身の脳の健康状態を知ることができる検査施設をつくります。またこの検査機器を用いて新しい治療法開発を目指します。私共小さな施設での達成は困難です。このプロジェクトを成功させるためには皆様の多大なご支援が必用です。ご声援を何卒よろしくお願いします。一里山・今井病院院長 今井文博 もっと見る

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  1. 2023/08/11 16:27


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