支援者の皆様
この度は日進キッコローズ(3・4年生)の全国大会出場に多大なるご支援を賜わり、誠にありがとうございます。
皆様からの温かいご支援のおかげで、11名の選手と保護者一同で埼玉ベルーナドームへ行き、無事に大会を終えることができました。
今大会は全国から32チームが出場し、丸一日かけてのトーナメントでしたが、我がチームは運良く抽選番号1番を引き当て、開幕ゲームをベルーナドームのメインコート(プロが実際に使っているダイヤモンド)で行うことができました。
子どもたちにとっては、まさに夢の舞台。ドームの人工芝や土の上に立てるだけでもの凄い高揚感でした。
今大会は、1回戦のみ3イニング制、2回戦以降は2イニング制の超短期決戦です。
第1試合は、山梨県代表との対戦
後攻のキッコローズは守備からのスタートでしたが、緊張からかちょっとしたエラーや連携ミスがあり1回の表に4点を取られてしまいました。
しかしその裏の攻撃で、ヒット7本、ホームランの猛攻を見せ逆転!
そのまま残り2イニングも良い流れが作れて、19-10で勝利しました。
全国大会に向けてチームの課題であったバッティングを強化してきたので、その成果がしっかり出せたナイスゲームでした。
外野スタンドで観戦していた応援団も選手たちの躍動に大盛り上がりで、感動の涙で勝利を喜んでいました。
チームの6年生が夜行バスと電車を乗り継いで応援に来てくれたり、関東に引越した以前のチームメイトが差し入れを持って駆けつけてくれたりしたのも、選手たちの大きな励みになりました。
2回戦は、同じ1回戦を勝ち上がった広島県代表との対戦
事前情報では、相手はかなり打撃力のあるチーム。
この試合も後攻で守備からのスタートとなりました。
1回の表、初戦で自信をつけたのか、強豪打線を相手に落ち着いた守備で次々とアウトを重ね、わずか1失点で抑えることができました。
守備から良い流れを作るのは、我がチームの真骨頂です。
1回の裏の攻撃。
初戦のような長打は出ないものの、鋭い打球で単打を繋げ4得点で逆転!
良い流れで2回を迎えます。
しかし、2回の表、初回とは違うチームかと思うほど相手の打線が爆発。
ヒット4本、ホームラン4本の10失点で大きく逆点されてしまいました。
7点差で迎えた最終回の攻撃、プレッシャーからか、内野ゴロや内野フライが続き苦しい展開ながらも、キッコローズらしく単打と思い切った走塁でコツコツと1点ずつ重ねて、1点差まで追い上げました。
しかし、残念ながら一歩及ばず。
悔しくもベスト16で敗退となってしまいました。
試合後
悔しくてその場で泣き崩れる選手たち。
『勝ちたかった』『もっとここで試合がしたかった』、その純粋で真っ直ぐな思いから溢れ出す涙はとても美しく感動的でした。
涙する子どもたちに涙を浮かべて労いの声をかける親たちの姿もまた美しく、チーム・家族全体がワンチームで戦った素晴らしい大会となりました。
悔しいですが、「勝っても負けても気持ち良く」がこのチームにモットーなので、全力で戦ったことに胸を張って愛知県に帰ります。
最後に
たった11名のチームで、そのうち2名は野球を始めてまだ2か月ですが、みんな本当によくここまで頑張りました。
この経験は、この子たちにとって一生の財産ですし、きっと今後の人生の大きな糧になると思います。
子どもの頑張りを通じて親たちも一緒に成長することができた素晴らしい経験となりました。
改めて皆様のご支援に感謝申し上げます。ありがとうございました。