八下田智生さんからのコメント:
昭和30年代の農家に欠かせない存在であった馬を大切に慈しむ寡黙で愛情深い父・正男役を通して、当時の暮らしの中に流れていたであろう素朴で温かい空気感を伝えたい、という思いで撮影に臨みました。
逢坂組の現場も全員が真剣で温かい空気が流れており、素晴らしい映画作品が出来上がる予感でいっぱいです。
私自身は十勝に魅了されて移住して8年になります。大好きな十勝の先人たちの暮らしを今と未来に伝える「馬橇の花嫁」へのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
磯貝さんからのコメント:
炎天下にご近所総出で行われる農作業。重労働のあと家族で囲む質素な食卓。生活のあらゆる面で支えとなる愛すべき馬の存在。
昭和30年の十勝の情景をここまで再現できるのかと驚くと同時に、何としても後世に伝えたいという逢坂監督の熱意、それに共鳴するスタッフ・キャスト、そして地元十勝の方々のあたたかい思いを撮影中ひしひしと感じました。
この素晴らしい撮影環境のなかで、戸山家の母・チヨとして家族と共に過ごした数日はかけがえのない時間でした。
長女・一子と農村で働く豊が、お互いを想いあって交わす視線がとても初々しく、役づくりなどしなくても娘の幸せを願う母親の気持ちが自然と生まれました。
このような化学反応が現場ではたくさん起きていて、それはきっと映画を観て下さった方々にも伝わるものだと信じています。
ぜひこの作品をたくさんの方々に観て頂きたいと心から願っています。どうか「馬橇の花嫁」完成に向けて皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。
兄役・阿部浩貴さん(アップダウン)のコメント
この度、映画『馬橇の花嫁』ではヒロイン、戸山一子の兄、戸山剛生役をやらせて頂きました。自分らアップダウンはお笑い芸人ですが、日本の歴史、北海道の歴史を笑いと歌を使った芝居で幅広い世代に伝える活動もしています。
この映画も、実際に昭和30年代に十勝で見られた風景、文化、風習、その時代を生きる人々を伝えていて、我々もこの映画に強く共感し出演する運びとなりました!
初めての映画撮影でしたが、みんなプロフェッショナル!妥協する事なく、いい作品を追い求める監督をはじめとするスタッフ、そしてキャストに刺激を受けました!
印象に残っているのは相撲大会のシーン!集まった地元のエキストラの皆さんの盛り上がり!本当に当時の白熱した相撲大会のようで力が入りました!
・・・が自分は一回戦であっさり負けました(笑)
多くの人たちの想いと熱を感じた撮影、いい作品になる事間違いありません!
青年団役・竹森巧さん(アップダウン)からのコメント:
この映画に携わらせて頂いて、初めて知る先人の営みや文化。夏場は畑仕事で忙しいから、冬に結婚し、作業馬にソリをつけて花嫁を花婿のもとへ送り届ける。
厳しい環境の中を開拓してくださった先人たちが細やかな祭り事に幸せを見出している姿に、人間の遊び心とそして強さを感じます。
歴史を知ると感謝の気持ちが湧いてきます。心を洗ってくれる後世に残すべき作品です。
青年団役・やすさん
青年団役・真鍋充さん