監督の逢坂です。
「馬橇の花嫁」クラファン残り5日、本日大きな動きがあり、目標額達成へ希望が見えてきました。みなさん、本当にありがとうございます。本日は競馬雑誌のギャロップさんが取材をしてくださり、日高町の門別競馬場にチラシを送らせていただきました。最終日までどうぞ暖かくお見守りください。
以下制作日誌 vol.6
もう一人の主人公・豊を演じた田中陸さんに声をかけたのはちょうど2年前、大阪門真市で行われていた映画祭でした。映画の時代設定と強く優しそうな雰囲気がとても良く、その場で「いつかやりたい映画があるのでその時は協力してほしい」と伝えていました。
撮影の2ヶ月くらい前、自ら作品のために体作りをすると私に提案、10kg近く増量して筋肉も当時の人の写真を見て鍛えてくれました。撮影現場では集中力を保ちながら、臨機応変に演じてくれました。
彼がこの映画に捧げてくれたこと全てに感謝すると共に作品を通じて彼の今後の俳優としての活躍の一助になりたいと思っています。
以下、田中陸さんから撮影後にいただいたコメントを掲載します。
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秋編、撮影が終了いたしました。
先ずは一息。
撮影期間に過ごした十勝の地、素晴らしい時間が流れていました。
この作品で共に支え合い過ごしたみんなが宝です。
僕の俳優人生において、忘れることのない貴重な体験ばかりでした。
僕は十勝へ入るまでに、沢山の準備を進めてきました。
どうしたら作品が良くなるだろうか、豊を演じるにあたり様々な準備と仕掛けを課して臨みました。
撮影期間に入り、あとはもう周りの人達や支えてくださる方々、そしてこの場所での空気や暮らしを感じながら過ごしました。
不思議と映画を撮っているという感覚があまり無く、ただそこにある人や暮らしに身を任せていたら自然と成り立っていたような気がしました。
この時間を、映画という媒体で残せたことをとても嬉しく思います。
この作品に携わるにあたり、関わった沢山の人やものが全て愛おしく感じます。
そして、僕は改めてこんなにも愛おしく素晴らしい経験をさせてもらえる映画という存在が大好きなんだと再確認しました。
冬に向けて、また物語が進んでいきます。
引き続き、皆さまどうぞお力添えください。
田中 陸