はじめに・ご挨拶
令和5年、掛川市立第一小学校は創立150周年を迎えます。これに合わせて「掛一小150周年記念事業実行委員会」結成して、記念事業を進めています。
明治6年(1873年)といえば、西郷隆盛や大久保利通といった歴史の教科書で見られる人たちが活躍した時代。わたしたちの母校は掛川城御殿を学び舎として創立されました。ほどなく現在の場所に移設され、いつの頃からか立派な門柱が建てられております。入学式や卒業式には、多くの掛一っ子が記念写真を撮ったことでしょう。
そんな立派な門柱が建てられたのは、まだ耐震建設基準が設定されるよりもずっと前のこと。現在の耐震基準には適合せず、この数年の間に撤去される方向との話を聞きました。
掛一小の顔である門柱は何万人もの入学生を迎え入れ、そして卒業生を見送ってきました。大人になってなにかの折に学校の前を通りかかると、門柱は今も変わらぬままの佇まいで、ほんのひととき当時へとタイムスリップさせてくれます。
卒業生である私も、仲間も、思い出多き門柱が撤去されたり、簡素なものに置き換えられたりするのは残念でなりません。そこで、子どもたちの安全と未来の心の支えのために安全性の高い門柱へ作り替えようと動き出しました。
このプロジェクトで実現したいこと
歴史的建造物とも言える立派な門柱を構えた小学校は多くありません。卒業生たちの思い出の場所でもあるでしょう。しかし、子どもたちの安全を第一に考えると建造物には不安があります。「災害に強く、なおかつ掛一っ子が誇れる門柱」へと生まれ変わらせたいと思います。
長い歴史の中で、たまたま150周年の節目に居合わせ、門柱が建て替えられるのは偶然なのかもしれません。しかし、そんな偶然であっても子どもたちの心にはずっと残ります。
もしかしたら、今後の日常生活で、小学生時代のことや門柱のことなど、思い出すことはないかもしれません。ただ、門柱を撤去せずに次世代へ繋ぐことが出来れば、なにかのきっかけで心が小学生時代に寄せられた時や、偶然でも目にした時には、思い出がよみがえり、新たな日常の支えとなることでしょう。
門柱という「モノ」は安全のために建て替えられますが、この事業そのものが、子どもたちにとっても、関わってくださる多くの方たちにとっても、思い出として生きていくのだと思います。
これまでの活動
門柱の存続のために、寄付金をお願いしております。卒業生を始め、地域の企業や関係者へ、実行委員の手の届く範囲では直接声がけをさせていただいてきました。また、毎月駅前で開催される定期市では、PRブースを設置させていただき、実行委員が活動内容の報告と募金活動を行っております。
記念誌の作成においては、現役小学生によるデザインや作文の募集、卒業生によるメッセージの募集を行っています。同窓の先人たちの活躍を知ることで、子どもたちの励みになればと思っています。
また、記念誌は小学校の歴史を知る読み物としての価値を高めようと、知恵を出し合い工夫を重ねています。校舎や服装の変化、運動会や音楽発表会、市内総体、給食、遊具などのモノから分かること。それぞれの時代の小学校の生活。登下校で見た風景の変化。変わったこともあれば、変わらないものもあります。資料研究や世代別の座談会を通して、掛一小にまつわる物語を集め、より良い記念誌を目指しています。
資金の使い道・実施スケジュール
門柱の耐震建て替え工事費用
記念誌作成費用
All-in方式で実施します。目標金額に満たない場合でも、支援額に合わせた学を門柱の建て替えに充当させ計画を実施します。募集金額によって、既存の門柱の耐震改修が出来無かった場合、同様のデザインで門柱を新設することになるかもしれません。
クラウドファンディング終了 令和5年9月15日
記念式典 令和5年10月22日(日)
式典情報につきましては、下記ページにて随時更新してまいります。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100086715173178
また、資金の一部はクラウドファンディング運営会社(CAMPFIRE)へ支払う手数料に充当させていただきます。
リターンのご紹介
3,000円 お礼のメールをお送りします。
5,000円 お礼状をお送りします。
10,000円 お礼状と記念デザインのしおりをお送りします。
30,000円 お礼状と記念デザインの定規をお送りします。
50,000円 お礼状と記念誌をお送りします。
100,000円 お礼状と記念誌及び記念デザインの定規をお送りします。
最後に
記念事業はモノづくりです。たしかに、門柱の改修工事はその他の華やかなイベントやモノづくりに比べれば地味で注目されにくいものでしょう。しかし、モノは「モノそのものだけの価値」ではありません。モノにまつわる思い出や、記憶を呼び起こす装置としての良さがあると思っています。
卒業生に話をすると「入学式で門柱で写真を撮った」「門柱に登ろうとして叱られた」「電灯が点ったのを覚えている」「登校時に競争をしていて門柱をゴールにしていた」などなど、たくさんの思い出を教えてくれました。世間一般にはわからなくても、私達だけの思い出がそこには詰め込まれているのでしょう。
今も昔も、そしてこれからも。思い出とともにあり続ける。
それは金銭に代えられない価値だと感じています。どうぞご協力お願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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