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障害のある人が自由に外出できない社会を変えるために、ガイドヘルパーを増やしたい!

知的障害のある人たちと一緒に外出し地域での暮らしを支えるガイドヘルパー 変わらず人材確保は難航している一方で、障害当事者の需要が更に高まっている大切な取り組みです 風雷社中は今年もガイヘルパーを始めるための資格研修を実施します 更に、現役ガイドヘルパーが長く続けられるように、学びの場を作ります

現在の支援総額

310,000

103%

目標金額は300,000円

支援者数

33

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/08/19に募集を開始し、 33人の支援により 310,000円の資金を集め、 2023/10/15に募集を終了しました

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現在の支援総額

310,000

103%達成

終了

目標金額300,000

支援者数33

このプロジェクトは、2023/08/19に募集を開始し、 33人の支援により 310,000円の資金を集め、 2023/10/15に募集を終了しました

知的障害のある人たちと一緒に外出し地域での暮らしを支えるガイドヘルパー 変わらず人材確保は難航している一方で、障害当事者の需要が更に高まっている大切な取り組みです 風雷社中は今年もガイヘルパーを始めるための資格研修を実施します 更に、現役ガイドヘルパーが長く続けられるように、学びの場を作ります

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はじめまして!
(毎回気にかけていただいている皆さま、今回も見ていただいてありがとうございます)

NPO法人風雷社中 研修担当の定岡です。
クラウドファンディングに挑戦するのは4回目になります。

NPO法人 風雷社中は東京都大田区・目黒区・横浜市で障害のある人にガイドヘルプサービスを提供しているNPOです。
誰かが差別されて、不当な状況にあることを放置したくない。
それが、風雷社中の基本です。
そして、すべての差別に対することはできませんが、わたしたちは障害のある人への差別と向き合い、不当な状況の解消に取り組むために活動をしています。

私は子どもの頃に障害のある人との交流がなく、学校か施設のバスが走っているのを道で見かけるのが唯一の接点でした。
そんな私がひょんなことから大学1年生のときに風雷社中でガイドヘルパーのアルバイトを始めて、卒業後も続けたいと思ったので風雷社中に就職しました。
現在は週5日でガイドヘルパーをしつつ、事務所スタッフとして研修担当などもしています。
アルバイトを含めるとガイドヘルパー10年目になりました。

◆ガイドヘルパーとは
別名、移動支援従業者。視覚障害・全身性の身体障害・知的障害・精神障害のある人の外出をアシストする仕事。
風雷社中の場合は利用者のほとんどが知的障害のある人。
移動支援従業者養成研修を修了する他、介護職員初任者研修や看護師などの資格を持っていると従事できる。

◆移動支援とは
別名、ガイドヘルプサービス。利用要件などは市区町村ごとに異なる。大田区では、居宅介護、重度訪問介護、同行援護又は行動援護に係る法人が区と協定を結んでサービスを提供している。

解決したい社会課題

新型コロナウィルスが5類扱いに変更となり、今まで外出を控えていたり規模を縮小したりしていた方々が、これからは「いろいろな場所に出掛けたい」という意識に変わってきています。

障害当事者も同じで、現在風雷社中で移動支援を利用している方から外出の回数をコロナ禍前のように戻したいという依頼や、新しく移動支援で外出したい方からの問い合わせが増えています。
しかし、需要が増え続けているために新しいヘルパーが輩出されても充足されることはなく、コロナ禍前から変わらず、障害当事者が必要としている移動支援が充分に実施できていません。

例えば、昨年度の風雷社中の場合、35名から新規利用の問い合わせがありましたが、そのうち30名の支援を断っています。
既存の利用者からの依頼についても、1年間で約450件の依頼を実施できませんでした。

ヘルパーが足りていない状況は風雷社中だけでなく他の事業所も同様です。
大田区内のすべての事業者にしらみつぶしに連絡しても、結局事業者が見つからなかった方もいます。

■なぜ、あいも変わらず”ガイドヘルパーが足りない”のか
1⃣ガイドヘルパーの知名度が低い!
ヘルパーと聞くと、対象が高齢者のヘルパーを思い浮かべる方がどうしても多いです。
”障害のある人の”ヘルパーと聞いても、生活介護や就労継続支援などの施設の支援員を思い浮かべる方が多いです。

ガイドヘルパーの仕事を説明すると、「そういえば見たことがあるかも!」と言ってくれる方も以前よりは増えましたが、まだまだ知名度が低いです。
成人の利用者の移動支援中であっても、電車で隣り合った方などから友好的に「お母さん」と声をかけてもらうこともしばしば、、、
多くの人にとっては障害のある人と一緒にいるのは当然家族なのだろうという先入観があるのだと思います

2⃣同じ時間帯に支援が必要な人がたくさんいる!
風雷社中では50名以上のガイドヘルパーが働いています。
年齢層は20代~70代と幅広く、平日は他業種でフルタイムで働いているので週末だけガイドヘルパーの方や週5日でガイドヘルパーとして働いている方など、働き方はさまざまです。

それでも実施できない移動支援があるのは、利用の希望が同じ時間帯に集中してしまうからです。
通勤・通学ラッシュ、帰宅ラッシュと同じく、人が動く時間帯が移動支援のラッシュ時間帯です。

 平日朝:7時~9時半 学校や通所施設に向かう。

 平日午後:15時半~18時 学校や通所施設から帰る。または、学校や通所施設が終わった後に遊んでから帰る。

 休日日中:10時~16時 学校や通所施設が休みの日に遊びに行く。

ガイドヘルパーは1対1の支援なので、同じ時間帯で利用したい人が1人増えれば、ヘルパーがもう1人必要になります。

外出支援であれば長時間になりますが、特に平日は、通所施設の送迎バスから自宅まで、ほんの10分で終わるような移動支援もあります。
たとえ10分の距離であっても、車や自転車などの危険を知らせたり、歩行をサポートしたりする人がいないと、家に帰ることができません。

このように生活に必要不可欠なガイドヘルパーですが、短時間の支援に遠方から働きに来てもらうのは現実的ではありません。
だからこそ、同じ地域で暮らしていて、ちょっと空いている時間を社会貢献に活かせたらと考えている方に、ガイドヘルパーをおすすめしたいです。
移動時間や外出時間を一緒に過ごす仕事なので、人との繋がりを得ることができる。
そして、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなる。

障害福祉に強い関心のある方だけでなく、広く一般に知ってもらう必要のある仕事です。

■ガイドヘルパーがいなかったら、、、
お散歩したり出掛けたい場所があるのに、諦めて家に籠る。
頑張って働いた給料で買いに行きたいものがあるのに、お店に行くことができない。
成人なのに、家族が一緒に行ける時にしか出掛けられない。
障害当事者の送迎や外出のために家族がそれぞれの仕事や用事をキャンセルして対応する。

自分たちが暮らしている街で、そんな状況が続くのは嫌です。
障害のある人も当たり前に外出できる状況を作るために、ガイドヘルパーをもっともっと増やします。

同じ地域に住む人がちょっとずつガイドヘルパーをしたら、障害のある人が自由に出かけられる街になります。
そして、ガイドヘルパーの経験のあるだけで、見える世界が変わるはずです。
そこにいる人が困っていることに気づいたり、少し目立つ行動をしていてもその人にとっては普通のことだと分かったり。
そうすると、ガイドヘルパーがいなくてもひとりでお出掛けできる障害当事者だって、もっと街に出やすくなる。

そのために、私たち風雷社中は「支援の一般化」をめざしています。

ガイドヘルパーは障害のある人と街の架橋です。
障害のある人と接する機会を奪われていた人たちや街が、知り合っていくために必要な仕事です。
だからこそ、いままで障害のある人との接点がなかった人にも、一緒に街に繰り出すガイドヘルパーを担って欲しいと思っています。

このプロジェクトで実現したいこと

■ガイドヘルパー研修
この研修の修了者はガイドヘルパーとして働くことができるようになります。
今年度は11月と1月の2回実施します。
東京都指定事業者番号【東障知学0067】:知的障害者移動支援従業者養成研修課程(通学形式)

★風雷社中が実施する研修の特徴
▷多彩な講師陣
風雷社中の研修では、障害当事者の講師を始めとして、現役ガイドヘルパー、元公務員、大学教授など多彩な講師陣が講義を担っています。
移動支援の事業所やガイドヘルパーからの目線だけでなく、さまざまな立場の講師からガイドヘルパーのことを学んでもらえる研修を目指しています。
特に、障害当事者に講師をお願いしているのは、”障害のある人に~~してあげる”という一方通行な意識ではなく、当然障害当事者から教えてもらうこともあり、相互にやり取りをしていくことが重要だと考えているからです。

▷低価格の受講料
先にお話したように、風雷社中は「支援の一般化」を目指し、障害のある人と接したことのない人にこそ、ガイドヘルパーを担って欲しいと思っています。
ガイドヘルパーをやってみたいと思った人が、受けやすい研修・受けられる研修の形を模索しています。
受講料を抑えた研修(個人からの申込:4000円)を実施したいのも、そのためです。

▷障害の社会モデルを伝える
障害とは何か。障害はどこにあるのか。
受講した人には「障害の社会モデル」の視点を身につけて修了してもらえるよう工夫をしています。

▷講師紹介(50音順)
 小幡寛 先生
 櫻原雅人 先生
 志子田悦郎 先生
 竹嶋聡 先生
 田島誠一 先生
 庭野拓人 先生
 平井佑典 先生
 平井勝 先生
 山田悠平 先生
※スケジュールの関係で講師が変更となる場合があります

★研修概要
▷日程・会場 
 <11月コース>
 11月~12月の平日 全5日間 
 大田区内の公共施設

 <1月コース>
 1月の土曜日・日曜日 全4日間
 大田区内の公共施設

▷定員
 各コース30名

▷対象
 外国籍の方、ダブルワークをお考えの方、フリーター、シルバー、学生、子育て中の方など
 どなたでもご参加いただけます。

■現任研修
いまガイドヘルパーをやっている人たちと一緒に学ぶ場を作りたい!

★ガイドヘルプをより充実したものにしていくために
ガイドヘルパーは資格の更新が無いので、最新の情報を得るためには自分から探しにいく必要があります。
ガイドヘルパーの中には初めて障害福祉に携わるという方も多く、特にダブルワークや育児や介護をしながら働いている方にとっては、日々変わっていく情報をキャッチするのは容易ではありません。
”この研修を受けたら最新の情報を知ることができる”という場があれば、支援中に迷った時に拠り所となる考え方などを得て、ガイドヘルパーを続けていく上でより良い支援ができる自信が持てるようになります。

★広いつながりを持つことで継続していくモチベーションを作りたい
ガイドヘルパーは基本的に利用者さん1名に対してヘルパーが1名付く1対1の仕事で、支援現場に直行直帰という働き方が多いです。
事務所スタッフとして働いていると同僚や同業者と話す機会がありますが、特にアルバイト・登録ヘルパーの働き方だと他のヘルパーとの接点が事業所内の研修や事業所の管理者との定期面談などに限られています。(特にコロナ禍では忘年会なども実施できませんでした)

人間関係に気を使うことが少ないのでちょうどいいと感じている人も多いですが、ちょっとした迷いを共有したり楽しかったことを話せる場所がほしいという声もあります。

会場では実際に会って話すことで、普段はわざわざ言うほどじゃないと引っ込めてしまう話題も、ちょっとした雑談として話しやすくなります。
会場だけでなく、zoomも併用したハイブリット方式を取ることで、自分が働いている地域以外の地域のガイドヘルパーとも情報交換ができるときっと楽しい。
移動支援はその地域に合わせて作られているので、同じところも違うところも沢山あるはずです!

★研修概要
▷講師
 田島誠一

▷対象
 1年目~5年目の現役ガイドヘルパー
(ガイドヘルパー未経験者や6年以上の現役ヘルパーなど、それ以外の方も参加可能)

▷内容(予定)
 ガイドヘルパー養成研修で学んだことをもとに、当事者主体の考え方やガイドヘルパーとして”今”知っておきたいこと。
 事前アンケートをもとにテーマを決めて、やっていて楽しいこと・困ったこと、事業所への疑問などをグループで共有。

▷会場
 「大田区内の公共施設」と「zoom」のハイブリット方式

これまでの活動と実績

ガイドヘルパー不足、という状況を改善していくために、私たちは当事者や周辺地域の事業者とともに「ガイドヘルパーから始めようキャンペーン」を2014年度より継続的に実施してきました。

キャンペーンの主要な柱として、地域でのガイドヘルパー研修の継続的な実施があります。
2014年に初めて実施してから、合計28回のガイドヘルパー養成研修を実施してきました。

これまでの実績

この研修は東京都の指定を受けた移動支援従業者の養成研修ですが、研修を実施するための会場費などの諸費用は実施事業者が負担します。
横浜市ではガイドヘルパー等養成研修受講料助成事業があり、研修運営の必要経費に合わせた適正な受講料を設定しても受講者の負担が軽減されますが、他の地域ではこのような制度がほとんどありません。
そのため、大田区で活動する風雷社中が受講者の負担を軽減するには、法人が身銭を切って費用を捻出する他ありません。
低価格でガイドヘルパーになれる環境作りをするために、赤い羽根共同募金やたちばな財団の助成を受けた年や、助成を受けずに法人持ち出しで実施した年もありました。
しかし、2019年度には安定した研修実施に向けた資金を確保する方法を検討するために1年間休止することになりました。
2020年度からはクラウドファンディングで資金を補填しながら研修を実施しています。

そしてこれからも、続けていきます。

資金の使い道

①会場費(備品レンタルを含む)

昨年度のガイドヘルパー養成研修の会場
(田園調布せせらぎ館)

②講師謝礼・交通費

③広報費用(ポスター、チラシの印刷やポスティング)

⑤事務費用(郵送費)

⑥外国籍・外国ルーツの人の支援機関のアドバイス・サポートを受ける

⑦クラウドファンディング手数料、リターン費用

実施スケジュール

2023年8月 ガイドヘルパー現任研修に向けたアンケートの配布開始
2023年11月  ガイドヘルパー養成研修(第1回コース)
2024年1月 ガイドヘルパー養成研修(第2回コース)
2024年3月 ガイドヘルパー現任研修
2024年3月 リターン発送

リターン品紹介

★ポストカード
風雷社中の利用者さんに描いていただいた絵のポストカードです
(絵柄は変更になる場合があります)

★ステッカー
風雷社中の利用者さんにデザインしていただいた
147mm×105mmのちょっと大ぶりのステッカーです

★トートバック
昨年のトートバッグデザインを担当していただいた方からのコメントです
好きな車の「SUBARUのサンバーディアスクラッシック」を描いてくれたそうです。

★缶バッジ
とちの実作業所の自主生産品 缶バッジの
クラファンオリジナルセットです
(写真の絵柄は一例です)
★オリジナル名刺
して、風雷社中の利用者の方にデザインを依頼して、名刺を作成します。
名刺に載せる文字はメールで相談となります。

★2023年度ガイドヘルパー養成研修、現任研修報告書(PDF)をメールでお送りします

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最後に

ここまでお読みいただいて、本当にありがとうございました!

風雷社中はガイドヘルパーがもっともっと身近な仕事として定着して、移動支援を必要としている人が普通に出掛けられるようになるまで、アクションを続けていきます。

そのためには皆様のご支援が不可欠です。
このページを読んでいただいた皆様が、周りの方々にも拡散していただけると、本当に力になります。

是非ともよろしくお願いします!

最新の活動報告

もっと見る
  • 2023年度の風雷社中のガイドヘルパー養成研修では、18名が修了しました。風雷社中でも、他の事業所でも、現在ガイドヘルパーとして働いている方がいます。初めて間もなくても、利用者さんの気持ちに寄りそうのがとても上手で、この利用者さんはこのヘルパーさんを信頼しているんだろうなと感じることもあります。みなさまのご支援のおかげで2023年度の研修が実施できました。本当にありがとうございました。駅のベンチで電車待ち ガイドヘルパーに”ちょっと”興味を持ってくれた方が、その熱が冷める前に資格研修を受けられるように。毎年継続して、ガイドヘルパー養成研修を実施したいです。実際にガイドヘルパーとして働いてみたら、楽しいことも上手くいかないことも色々ありますが、その面白さに気づいて続けていく方も多いです。その一歩を後押しするために、2024年もガイドヘルパー養成研修を実施します。そして、今年も来年以降も続けるために、クラウドファンディングを実施します。みなさまのご支援・拡散にご協力が必要です。2024年度もよろしくお願いします2024年度クラウドファンディング「ガイドヘルパーを増やすための資格研修を応援してください!」 もっと見る

  • 11月7日に2023年度第1回ガイドヘルパー養成研修が初日を迎えました朝はお天気が不安定でしたが、研修が始まる頃にはすっかり快晴に。11月とは思えないほどの暖かい日となり、講師も受講者のみなさんも半袖姿でした。大田区消費者団体「大田ネットワーク」に共催として入っていただいて、大田区消費者生活センター講座室にて研修を行なっています。~本日の講義~櫻原先生『ガイドヘルパーの制度と業務』『知的障害者児の心理』田島先生『ホームヘルパーの職業倫理』 もっと見る

  • ガイドヘルパー養成研修/ガイドヘルパー現任研修が大田区に後援をいただきましたこれまた金銭面などで優遇は無いのですが、図書館などの公共施設にチラシを置いていただける確率が上がるので、より多くの方に知っていただけるよう更に広報に力を入れていきます。 もっと見る

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