子ども・大人関係なく、みんなが「一番欲しているもの」は何か?
結論からいうと、
「自分のことを理解をしてくれる存在や言葉」
というものであると、ぼくは思います。
なぜなら人には、感情があるからです。
「心配なこと」がある時は、それに寄り添ってほしい。
「嬉しいこと」があった時は、一緒に喜んだり、楽しんで聞いてほしい。
例えば、ぼくは気持ちがズーンと落ちる日があります。
体を鍛えて筋肉をまとっていますし、プロのヴァイオリニストとしてスポットライトがあたるステージで活動しているのを初めて見た方からすると、
「え?この人って、脳性まひなの?」
「華やかなエンタメの世界でプロなんて、何も悩みなんてないんじゃない?」
と思われるかもしれません。実際にそういった声もあります。
でも、実生活では、祖父が膵臓(すいぞう)がんを患っていたりもします。
ぼくは祖父が大好きです。
父がいない家庭環境で育ちましたが、祖父もぼくを支えてきてくれました。とても大切な存在です。
プライベートではズーンと落ち込み、悩んだりします。
でも、悩むからこそ、同じような悩みを持っている人の気持ちがわかる、寄り添う気持ちを持てるというポジティブな面もあります。特にぼくはヴァイオリニストとして「人々の心に寄り添い、癒しの音楽を届ける」ということを使命にしています。
みんなの心が満たされていることで、「いじめ」もなくなるし、「戦争」「震災」などが起こっても、助け合える、支え合える。人間は余裕があれば人に優しい生き物であると信じているからです。
だから、ネガティブな出来事が起こった時、ヴァイオリニスト式町水晶としては、
「あぁ、コレってしんどいけど、また人に寄り添う音楽を届ける力をつけるための試練なんだ」
ととらえるようにしています。
とはいえ、一人の人間としての式町水晶としては悩み、葛藤し続けることもあります。自分一人で自分を支えきれないこともあります。
「どうにもできないこと」に対して、自分を責めたり、無力感を抱くこともあります。しかし、そういう時って、そんなモヤモヤした気持ちを「理解」してもらえたら、とても嬉しいんです。
子どもも大人もみんな「理解してもらうこと」を欲していると思います。
子どもは、頑張っていることを認めてほしい!
学校の講演で「ヴァイオリンの弦も張りすぎたら切れちゃう!心も同じ!あなたの心も張りすぎたら切れちゃう!だから頑張りすぎないように約束だよ!?」というと、笑顔で元気に手をあげてくれます。これはきっと、もうみんなすでに頑張って生きているからです。
人権や子育て支援の講演会でも「頑張りすぎないように、自分に優しくいてほしいです」と伝えると、ママさんたちから「確かに!」「ハッとしました」「全部自分一人で背負っていました」と感想をいただくこともあります。
子どもも大人も「理解してもらえる存在」がいることってとても大事だと思います。
でも、自分が自分を理解してあげているかもめちゃくちゃ大事だと思います。
頑張りすぎず、自分を大切に扱い理解してあげたいもの。
このクラウドファンディング中、ぼく自身もそう思っています。、困難な状況だからこそ、「自分を責めず、気持ちを認め、理解しながら前に進んでいくこと」の大切さも実感しています。
理解していただきありがとうございます!
あなたの力が必要です!!
自分を大切にしながら、精進していきます。
こういったことを一緒に社会に発信していけるご縁をいただけると、嬉しいです!そのためにも、できることをやります、引き続き伝え続けていきます。
よろしくお願いします!
式町水晶