はじめまして！
和歌山県海南市で、外構工事・造園工事の設計施工をしている会社「(株)M２テクニカル」の代表 村田隼介です。
思いを共にする仲間との建築チーム「M.F.E.O」のメンバーです。

みなさんは「職人」という仕事に、どんなイメージをお持ちでしょうか？

一般的に、「キツイ・汚い・危険」いわゆる3Kと呼ばれるイメージを抱かれる方が多い仕事だと言われています。

特に建築業界は、"3Kの代名詞"と言われ、激しい肉体労働、炎天下の中や高所での作業が多く、さらに現場仕事も多い為天気や季節の影響を受けやすく、確かに辛くてキツイ仕事だというイメージは拭えません。
でもイメージや理想を具現化、実際の形にする職人という仕事はほんとはすごくかっこいいんです。

今のかっこいい職人の仕事に見て、触れて、知ってもらいたい！

そんな想いでM.F.E.Oの仲間と共に【衣・食・住の職人の粋に触れるイベント-CRAFTSMAN (クラフトマン)】を企画しました！

和歌山県海南notions(ノビノス)横の『旧COCO跡地』にて実施予定です。

M.F.E.Oメンバーと設営を手伝ってくれた和歌山工業高校 建築技術クラブのみなさん

今回企画するイベントは【「衣・食・住」の職人の"粋"遣いに触れる】をコンセプトにしています。

イベント期間中「衣・食・住」にまつわる職人体験やパフォーマンスをメインイベントとして行います。

【衣】 KAINANBLUEHANDS PROJECT 日本伝統の「藍」を使った藍染体験 。
【食】 COOKINGSHOW 料理人によるステージでの調理パフォーマンス。
【住】 Container 製作を LIVE で魅せ、実際の作業を子供、若者に体験してもらい共作する。

このイベントには２つの側面があります。
①地域振興イベントとして地域を盛り上げる
②私たち職人たちの問題である担い手不足へのアプローチ

家族で楽しんでいただけるイベントの中、コンテナハウス制作を行うことで完成したモノだけでなく、「過程」を見てもらえる内容になっており、世間のイメージにあるような３Kのやりたくない職業ではなく、「楽しい！かっこいい！」と思ってもらえる姿をみてもらうことで、担い手不足やネガティブなイメージなど業界にある問題に挑戦していきます。

コンテナハウス 2022クラフトマンにて製作

家族で一緒に！左官体験

イベントでは完成物だけではなく、実際の作業を見て、触れてもらいたいそんな思いからイベント期間中を通して様々なな制作物を県内の学生や、子供達と一緒に制作していきます。

舞台や、テント、モニュメントなどイベントを彩る様々な制作物は和歌山工業高校の産業デザイン科、建築技術クラブの学生さんたちに協力してもらいつつ、技術的指導を行いながら一緒に制作していきます。

画像キャプション

人は遥か太古の昔から、様々なものをその手から生み出してきました。

食べるものを育み、身を纏うものを繕い、住まう場所を造って来た「職人」が、日々の時間を費やし、その身に技術と経験を積み重ね、次の世に伝え続け礎（ｲｼｽﾞｴ）を築いて来てくれたからこそ、今の私たちの豊かな生活があります。

もしも、この世の中から全ての「職人」がその姿を消してしまったら...この世界の命はきっと枯れ果ててゆく。

この先の未来、どんなにオートメーション化・AI化が進んでいったとしても、「職人」はなくならない、なくしてはいけないものです。ただ、様々なジャンルの「職人」人口が、激減の一途を辿っているという悲しい現状が、ずっと続いているのも事実です。

今ここに、「どうすればこの現状を変えることができるのか？」という問いに、「職人自らが前に立ち、ものづくりの魅力、面白さややりがいを直接伝え魅せる場所を作る」「完成されたものにしか興味を持ってもらえない現状を変え、今までにないきっかけを生み出す」「職人のネガティブなイメージを払拭し、その価値を高め、未来の職人の種を育む礎をつくる」そんなビジョンを描き、1歩を踏み出した「職人」たちがいます。

そんな彼ら「職人」が、今何を想い、どんな方法で、何を伝えようとしているのか。

このクラウドファンディングを通して、まずは1人でも多くの方に知って頂きたいと、この度このプロジェクトを立ち上げました。そして、もし、僕たちの想い・考えに共感していただけましたら、ぜひご支援ただき、一緒に礎を創っていただけたらありがたいです。何卒よろしくお願い致します。

□資金の使い道□

イベントの会場設営費

【イベント設営にかかる費用】

・舞台設営(足場費・床木材等)　20万

・学生と製作する出店ブース(木材費)     5台分　15万

・スケーボーランプ(増設分)　10万

・音響機器　　30万

・電気工事（配線.コンセント.照明器具）　２５万

合計　100万　
※人件費は含まれておりません（この金額はあくまでも概算費用で、伝わりやすくするためにまとめて表記しています。）
※ご支援頂きました額から (掲載及び決済手数料として17%+税) が控除されます。

□スケジュール□

2023年9月18日（日）クラウドファンディング終了

2023年9月末リターン発送開始

2023年10月7日（土）イベント開催/コンテナ製作開始

2023年10月8日（日）イベント終了/コンテナ製作完了

【Cook氏イラスト提供クラフトマンオリジナルTシャツ】

【Cook氏イラスト提供クラフトマンオリジナルTシャツ&タオル】

僕らは、新しい建築の見せかたを常に考えています。

職人が前に出ることを、よしとしない時代もありました。けど、今の時代もうそれでは伝わらない。

もしこのまま伝わらず、次世代に繋がっていかなければ職人はいなくなる。けっしてオーバーではなく、僕らが今、日々現場でひしひしと感じている現実です。

その現実を変えるためには、「興味を持っていない人にどう興味をもってもらえるか」だと考えました。

そのためには、若い頃の僕が出逢った、仕事の楽しさ面白さを教えてくれた人に、今度は僕がなる番やと想いました。

僕一人の力は微力ですが、尊敬する最高の仲間たちと一緒なら、必ずなれる。そのための１つの方法として、イベントを立ち上げることが今の僕らに出来ることやと思ってます。

「craftsman」というイベントを、僕らがやれば間違いなくかっこよくできる自信があります。

そして、「職人」のイメージを変え、「粋」を伝え繋ぐということは、イベントをやって終わりではなく、その先もしっかりつくっていき、継続していくことは、どんなに時間がかかっても必ずやり遂げたい。

ただ僕らの中で、次の課題としているのが、このイベントを知って見て、興味を持ってくれた次世代の若者が「職人になりたい」と手を挙げてくれた時の受け皿をどうやって作っていくかということです。

そのためには、1度きりの、僕たちだけの自己満足のイベントではなく、色んな人の色んな手や力と、たくさんの方の応援をいただいけるものにしないといけない。

それも、このプロジェクトを立ち上げた僕たちが責任を持って担い、創り上げていく礎であるとも考えてます。

令和という新しい時代、変わり続けることで変わらないものを伝えていくことが、今を生きる僕たち「職人」の役割やと思ってます。

どうかみなさん、僕たちと一緒に、職人の新しい大きな1歩に力を貸してください。よろしくお願い致します。