JCCG(日本小児がん研究会 )はそれぞれの研究機関や病院の研究を一つにまとめ、小児がん治療を開発を進めている全国組織で、当会もその応援団一員です。今回はJCCG理事長の真部先生よりメッセージをいただきました。
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お子さんが小児がんと診断されるのはとても大変なことです。そこから非日常的な毎日が始まります。先は長く、いつ終わるともしれない。でも必ずゴールは来ます。治るか治らないかは治療を始めてみないとわからないことも多いので、診断を告げられたら開き直るしかないです。ただし、治った後もちゃんと成長発達して欲しいので、治療の道のりを非日常とは考えず、日常と考えて、孤立せずに家族や仲間と協力して毎日を過ごすことが肝要です。治療がゴールに達すると、子どもたちは「治療は大変だったけど、入院生活にはいいこともいっぱいあって、自分は損したとは思わない」と振り返るものです。それこそ、小児期に顕著な「レジリエンス」(回復力)だと思います。それには親御さんも私たち医療者も励まされます。このクラファンは、そのような子どもと家族を経済面と精神面の双方から支える事業を応援するものです。皆様の温かいご支援をお願いします。
JCCG(日本小児がん研究グループ)理事長 真部淳 2023.11.9