今回のプロジェクトには書いておりませんが、
障がいのある方の運動不足を楽しく解消するための、福祉施設向け訪問型ダンスレッスンも行っております。
障がい者就労継続支援B型・障がい者生活介護施設・放課後デイサービス・障がい児者支援団体などに導入中、初めて小平市から補助金をいただきました。(トップ画像はその時のチラシです。)
「ダンスをしたくても習える環境がないので有難い」
「訪問してくれることがとても良かった」
「想像以上に利用者の積極性が見られた」など
とてもご好評をいただいており、訪問先も増えております。
例えば、FaiRyのダンスレッスンや運動場に付き添えるが家族はいいですが、ご家庭の状況により「送迎や付き添いが難しい」という方も多くいます。
そこで、講師が福祉施設に訪問することで、家庭環境に関わらず、より多くの方にダンスとして運動を定着させ、楽しむキッカケを与えられると考えました。
ですが、こちらにも問題があります。
有難いことにレッスン料をいただいておりますが、福祉とエンタメの料金設定が釣り合うことは難しいのです。
現在、私は1レッスンにつき約10人〜30人障がいのある方に1人でダンスを教えています。
叩かれたり、腕や服を掴まれたり、大声で叫ぶ方や、いきなり頬にキスされたこともあります。
レッスン内容も、その日の利用者さん達の状況により、その場で変えていく必要があります。
講師自身が、自分で臨機応変に動かなければなりません。
それらに臨機応変に対応しながら、専門分野であるダンスを教える講師の活躍には、しっかりと報酬を支払うべきだと思っています。
また、訪問先が増えるほど私一人では限界がきます。他の講師が必要になります。
踊りたくても、踊れない人がたくさんいるのに、教えてくれる人がいない・・・
教えたくても、報酬が伴わない、ボランティアだと続かない・・・
いつまで経っても社会問題は解決されないのです。
この現状を改善したい。
助成金だと制約があり、地域や数カ所の施設にしか貢献できないでしょう。
社会を変えるためには、協力してくださる企業様のご協力が必要なのです。
・講師を育成できる=全国各地の福祉施設への訪問が可能になる
・講師の活躍に伴った報酬を渡せる=活動が持続し社会問題解決へと近づく
・講師を若きダンサーや教える仕事をしたいダンサーに託す=次世代を育成することで、未来の日本や世界から差別や偏見をなくすことができる
・より多くの障がいのある方達が、ダンスや音楽を楽しめて心も身体もより豊かになる=病院に行く機会が減ったり、地域や経済活動などへの積極的な社会参加を後押しできる など
今回のプロジェクトでも訪問レッスンでも、
福祉=安い=ボランティア という概念をなくす。
大きなソーシャルインパクトを残すことが出来たら、この世の中が少しづつ変わっていくかも知れません。
こちらの活動にもご興味のある方や企業様をご紹介いただける方は、ぜひご連絡ください!