2024年2月21日(水)、関西某ホールにて【デジタルコンサート / 凱旋コンサートDVD】の映像を収録しました。
当日は、全国から金剛流詠歌教師会有志24名が集い、このプロジェクトを応援くださった皆様への感謝と御詠歌に注ぐ情熱で、12時間という長丁場の収録に臨みました。
普段のコンサートとは一味違うステージ・ライティング・収録方法、そして若干張り詰めた雰囲気に緊張しながらも、自身の中に秘めた『詠歌道』の全てを出し切りました。
2021年、アメリカ・ヒューストン州で行われた”WorldFest Houston International Film Festival 54th”(第54回ワールドフェスト・ヒューストン国際映画祭)で、長編ドラマ作品部門においてプラチナ賞を日本人最年少で受賞し、主演を務めた川原英之、神谷勇羽が最優秀主演男優賞にダブルノミネートされた初監督長編映画『真言アイロニー』(https://singone-movie.com/)の石原ひなたが監督を努めました。
この映画は、2017年に急逝した実在の真言宗御室派 宝珠寺 住職「平井尊士」氏との出会いによって、自身を見つめなおし、縁を知り、身近の人との「死別」を経て人生観の変遷と人生を描いたヒューマンドラマであり、平井氏との生前の小さな約束を果たすために制作された映画です。
監督にとっての『真言宗』とは自分の人生を変えてくれた特別なモノであり、“縁”によって導かれたこの撮影に掛ける熱量は並大抵のものではありません。
リターンの詳細にはそれぞれ「無観客コンサート」 「凱旋プレミアムコンサート」と表記されていましたが、監督はあえて無観客のホールで「映画」・「ミュージックビデオ」の撮影手法を導入いたしました。
これにより、ライブの臨場感を残しつつ、実際のコンサートでは撮影することのできないカメラアングルや一人一人の表情に肉薄する迫力ある画の撮影に成功。
また、照明や演出により、ギミック的な非現実感が味わえる、従来にはない『御詠歌』の世界をご覧いただけます。
デジタルコンサートコースでは、DVD収録曲に加えて「主催メンバーによる解説・撮影秘話・ウィーン道中記・ゲスト(未定)」(予定)などのトークも含めたスペシャルコンテンツの配信を予定しております。
能登の震災による復興が急がれている現在、この撮影には能登地方で大きな被害に見舞われた四山の住職らにもご参加いただけました。
日々大変な生活を強いられているにもかかわらず笑顔で(真剣に)お唱えされる彼らの姿を見て、逆に勇気づけられ、また例え小さなことでもたとえ自己満足でも自分たちにできる最大限を行動に移したい!と決意も新たに撮影は終了いたしました。
デジタルコンサートコース・ 凱旋コンサートDVDコースともに、早くとも4月にはなってしまいますが、皆様のお手元にできるだけ早くお届けできるよう、スタッフ一同粉骨砕身作業を進めて参ります。
引き続き、金剛流詠歌教師会・御詠歌の応援、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
合掌