2023/12/04 11:16

みなさまこんにちは。プロジェクト”MOONRAKERS”です。

商品の配送につきまして、先週末12月2日(土)にすべてのみなさまへの商品の出荷を完了したことを確認いたしました。

今回、物流の混乱もあり、正確な出荷状況を確認するのに大変手間取りましたことを改めまして深くお詫びを申し上げます。
まだ、若干物流の混乱が残っているとのことで、お手元へのお届けまで若干時間を要するかもしれませんが、遅くとも今週前半にはすべてのみなさまのお手元に商品が届くものと想定しております。もし、商品が届かないなどの状況がありましたら、こちらからも物流業者さまへの確認をおこなってまいりますので、遠慮なくお問い合わせをいただければ幸いです。

たいへんお待たせしておりましたが、こうしてみなさまへの商品の発送完了の報告を行うことができましたこと、心より安堵しております。ぜひ、わたしたちが想いをこめて創造した商品を、ご愛用いただければ幸いです。



先週より突発的に発生した今回の物流の混乱/遅延では、いつにもまして物流業者さまとやりとりを多く重ねてまいりましたが、そうした中で物流業には「2024年問題」という懸念があることをお伺いしました。

それは、働き方改革法案により「2024年4月」より、ドライバーの労働時間に上限が課されることで生じる問題の総称のこと。
 具体的には、ドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限されることで、一人当たりの走行距離が短くなり、長距離でモノが運べなくなると懸念されています。

ドライバーの方々の過剰な労働が緩和されることは望ましい改革ですが、一方でそのことにより従来のままの非効率な物流では、モノを今までのように素早く運ぶことができなくなるとのことです。逆に言うならば、現在の利便性はドライバーの過剰な労働によって成り立っていたとも言えます。

対策を行わなかった場合、必要とされるものが運べなくなったり、水産品や青果品などで新鮮なものが手に入らなくなったりする可能性もあるという身近な問題。
しかしお恥ずかしながらわたしたちはそんな大きな問題があることを知りませんでした。

しかし、不足する輸送能力は来年、2024年ですでに14%、何も対策をしない場合2030年には30%を超えるとの試算がなされています。

わたしたちのようなD2Cプロジェクトにとっては非常に大きな影響を与えることは確実ですし、またそれにもまして一人の生活者としてそうした問題をしっかり意識して、自分たちにできるところから少しでも物流の負荷を下げていく動きをおこなっていかなければならないと強く感じました。

わたしたちは、従来より出来るだけ無駄をなくす為のモノづくりに取り組んできました。
また、再配送などを少なくすることを目的に、Tシャツの単品などはヤマト運輸さまの「ネコポス」などで郵便受けに投函できるサイズでの配送をさせていただいておりました。

ただ、それだけでは十分ではなく、物流についてもモノづくり同様に、いかに効率を上げあるべき姿としていくか、より真剣に取り組んでいく必要があるように感じています。

来年4月。待ったなしです。

時間はもうほとんど残されていませんが、わたしたちは知恵を絞り、出来るところから急ぎ対応を進めていきたいと考えています。また、ぜひ、みなさまからも解決に向けたお知恵をいただければ幸いです。

みなさまに不便をおしつけることなく、喜んでいただける物流のあるべき姿。

わたしたちは真摯に向き合い、知恵を絞りたいと考えています。

 
プロジェクト”MOONRAKERS”