※”Majetek big turtle small second” マジェテック ビッグタートル スモールセコンド
イギリス空軍パイロットに支給された”マーク11"、アメリカ陸軍航空隊に支給された”TYPE A-11"、ドイツ空軍パイロットに支給された”B-UHR"。
いずれも屈指の性能を誇る世界のミリタリーウォッチの名作です。これらの時計は当時の大手時計製造会社であるロンジン、エテルナ、レマニアによって製作されました。
これらの3大サプライヤーすべてから製作された名作”Majetek マジェテック” を忠実に復刻いたしました。M.R.M.W. 渾身の逸品です。
個性的で、優れたデザインとして現代でもとても人気のミリタリーウオッチがM.R.M.Wにて忠実に復刻
※”Majetek big turtle 3 hands” マジェテック ビッグタートル 3ハンズ
マジェチックビッグタートルとは?
マジェテックとは、1935年から1945年の間ロンジン、エテルナ、レマニアにてチェコスロバキア(1918年から1992年にかけて存在した現在のチェコおよびスロバキア共和国で構成されていた連邦国家)軍の依頼を受けて製造したクッションケース型パイロットウォッチです。
チェコスロバキア共和国は陸に囲まれている事から海軍は存在せず、陸軍と陸軍航空部で形成されていました。その事から航空部隊は当時高度に発展していたといわれています。
この時計のケースバックには、“MAJETEK VOJENSKÉ SPRAVY(チェコスロバキア軍の所有物)”の文字が刻印されていたことから後年、最初の単語だけを取り、時計コレクターのあいだで“マジェテック”と呼ばれるように。優れたデザインで知られるこの時計は一番最初にロンジンにて製作されました。
ロンジンモデルにはファースト(前期)、セカンド(中期)、サード(後期)の3つに分類されます。今回は"ビッグタートル"との愛称のあるファーストモデル枠をベースに2種を忠実に使いやすく復刻いたしました。
※マジェテック ビッグタートル スモールセコンド(左) ビッグタートル 3ハンズ(右)
ビッグタートル スモールセコンド
スモールセコンドは、オリジナル同様、文字盤6時側にバランスよく配置されており、視認性は極めて良好です。
文字盤12時側に筆記体で製造者”Montre roroi” モントルロロイのロゴ、そしてスモールセコンドの上に“ANTI-MAGNETIQUE”の文字がプリントされています。
チェコスロバキア軍に配給していたマジェテックの中でもコインベゼルやコブラ針を採用し、ミリタリーウォッチながら装飾的な要素をふんだんに装備しているのが”ビッグタートル”です。
ビッグタートル 3ハンズ
文字盤は2番目に軍に納入したエテルナ社の文字盤をオマージュしました。ロンジンバージョンに比べ、数字が小さくスモールセコンドが無くなったことによりシンプルでスッキリしたデザインに刷新。
文字盤12時側には製造者ブランド”M.R.M.C” の活字体ロゴ、そして6時位置上に“ANTI-MAGNETIQUE”の文字がプリント、ミニッツトラックの中には10秒ごとに数字が入っています。
軍は供給量を増やす目的で、第二のメーカーにもマジェテックの生産を依頼します。当時、ロンジンと同じくスイス国内最大手の時計メーカーのひとつであったエテルナがマジェテックの生産を開始。エテルナの文字盤はスモールセコンドが無く、センターセコンドを配しています。すっきりとシンプルな文字盤は無骨なケースをやわらげてくれるデザインです。
マジェテック ビッグタートルの特徴
通称マジェテックと呼ばれるこの時計はデザインのバランスが良く、特にコインの縁のようにギザギザとしたベゼルやケースのラグの形状(直線ではなく外側に拡がっている)など、非常に装飾的と言え「本物のパイロットウォッチの圧倒的な存在感を感じる時計」と誉れ高いデザインです。
Case ケース
マジェテック最大の特徴は、“Tartarugone(大きなカメ)”と呼ばれている大きなSS製クッションケースです。
現代では然程大きくないサイズですが、当時の1935年の物にしてはかなり大きな時計でした。このサイズ感の腕時計は急速に発展し始めた航空時計の市場には必要なものであったといわれています。コインベゼルは一番ぶつけやすい風防周りに備え付け、傷を目立たなくし、またベゼルを滑らずに回転できるメリットもあります。※三角の印(トライアングルインジゲーター)でスタート起点を設定できます
トライアングルインジケーター
スタート時間を表示するトライアングルインジケーターを備えた双方向回転式ベゼルを備えています。ロンジン、エテルナ、レマニアのメーカーの中でもロンジンの3世代に装備しています。
文字盤
もともとは黒文字盤に白の時間表示、これ以上の視認性はありません。オリジナルのヴィンテージ時計は、約100年の経過で蓄光印刷のアラビア数字になんとも言えないブラウン色変化を施しています。M.R.M.Wのマジェテック ビッグタートルは程良く変色した色を再現しています。見た目はアンティークですが蓄光機能は健在です。
針
オリジナルはロンジンの第1世代と第3世代に採用されたコブラ針を使用しています。ミリタリーウォッチとしては装飾的なものです。また文字盤同様ブラウン化したアンティーク加工を施しています。
風防
緩やかなカーブのあるガラスは時計全体に趣を与えてくれます。
こだわりの復刻
名作といわれる軍用時計の中でも異彩を放っているマジェテック。簡素に復刻する事は簡単ですが、M.R.M.Wはオリジナルの形状に敬意を表しできる限り手間暇を惜しまず、忠実に復刻しました。
1.スナップバック式
第1世代のオリジナルケースと同じように裏蓋をスナップバック式でケースの上下を以下の写真のようにネジで固定していています。
2.ラグY形状
無骨なパイロットミリタリーウォッチにもかかわらず、優れたバランスと装飾性で人気のマジェテックビックタートルですが、実は全体のバランスを決めている要はラグ形状だと思います。
※ラグ(ケースの上下についている、ベルト又はブレスレットとケースを連結するための、接合部分のこと。 角やホーンとも呼ばれる)
この時計のラグは通常ベルト結合部分内側は左右平行です。しかし1935年につくられたロンジンオリジナルは、ラグ内側がYの字に拡がっています。ベルト製作上もとても不都合なのですが、オリジナルを忠実に復刻しました。試作段階で平行のものも試しましたが、何かが違いました。無骨なままな印象が強かったのです。装飾性の感度を上げているコインエッジやコブラ(ベンツ)針とのバランスが悪く感じました。
こだわりのクレイジーホースストラップと厚めのナイロンストラップを両方採用するためにラグには2箇所ベルト付け穴があります。これもこだわりの中のこだわりなのです。
このラグの形状による美しいフォルムを失いたくない思いがありました。
※Yの字ラグが出す美しく独自なライン
3.クロスした剣の刻印ー勇敢な印
このマジェテックには、時計正11時方向にあるラグには通称『裏剣』と呼ばれる”クロスした2本の剣”が彫り込まれているデザインが稀にあります。このマークはイギリス軍のブルードアローと同じく軍所有物を表します。諸説ありますが、1940年チェコスロバキアがドイツ軍に占拠されると多くのチェコスロバキア空軍パイロットはイギリスに亡命し、イギリス空軍310飛行機隊を形成して連合軍側としてドイツ軍と戦いました。この勇敢な戦いぶりを称えるために、この『裏剣』が時計のラグに彫り込まれたと言われています。
※イギリス空軍310飛行機隊の写真(前列左のパイロットの腕にはラージクッションウォッチが見られる)By Stanley Arthur Devon - (リンク)
4.耐磁性
時計文字盤のスモールセコンドの上部分にはオリジナル同様『ANTI MAGNETIQUE』と印刷されています。これが英語でいうantimagneticで『耐磁性』を意味します。
パイロット向けに作られたオリジナル時計は、コックピットに備え付けられた多くの計器に影響がある帯磁性を伴う時計を恐れていました。一方、現代に於ける時計も自動改札機やタブレット等の影響が時間を狂わす問題が多発しています。機械式はもちろんの事クォーツムーブメントの時間の狂いの原因の9割近くが磁気を帯びてしまう事だといわれています。約90年前と人類は同じ悩みを抱えています。耐磁プレートをムーブメントに添える事で大幅に『耐磁性』を強くする事ができました。
※耐磁プレート
ストラップは2種類
1.本革クレイジーホース
本革をヤスリで凹凸をつけ、オイルを染み込ませやすくなる製法です。使い込むと色艶を増します。ワイルドな印象が濃いベルトや無骨なフェイスにとても合いながらも、高級感も失いません。
2.ナイロン製ストラップ
耐久性、耐水性に優れた高品質な1.5mm厚の光沢のあるナイロンを使用。色は濃いめのカーキー色。
■スケジュール
プロジェクト開始日:2023年11月04日
プロジェクト終了日:2023年11月29日
リターン配送予定日:2024年1月末日
■実行者の想い
株式会社モントルロロイは1893年創業、日本最初期の時計メーカーである『村松時計製作所』(現株式会社MIC)のオリジナル時計製作部門として発足いたしました。”いつの時代も愛される時計”の弊社のモットーに時計創りをしております。
今回の”MAJETEK Big Turtle 腕時計”はM.R.M.Wの軍モノ時計第9弾になります。チェコスロバキア第一共和国は、1918年から93年にかけて存在した国です。現在のチェコ共和国とスロバキア共和国により構成され75年存続しました。海のないその地形から当時は非常に充実した空軍を有していたとされています。その様な歴史的背景に創られた”MAJETEK Big Turtle 腕時計”は時計として、とても素晴らしいバランスのとれたモデルです。時計の針も軍事用品にしては装飾的と言えるこの時計は、無骨な男っぽいミリタリーウォッチではあるものの、普段使いにできるとても素晴らしい時計です。軍用時計好きでなくてもとても人気のあるモデルです。
M.R.M.Wはこれからも世界中の名作ミリタリーウォッチを『使いやすく忠実に復刻』していきたいと思っております。
この企画はmachi-yaで支援いただき、世に出させていただく商品でご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
■リスク&チャレンジ
※使用感などに関しては、感じ方に個人差が予想される製品でこざいます。そのため、使用感等に関する返品・返金はお受けいたしかねます。
※初期不良以外に関する返品・返金はお受けいたしかねます。
※デザイン・カラー・素材などの仕様が一部変更になる可能性がこざいます。
※革ベルトは天然の染めをしている為、汗等で色が落ちてきます、シャツや服に色が染みる可能性もありますので、ご承知おきください。
※モニタ一環境によって、画像の色が実物と異なって見える場合がこざいます。
※ご支援の数が想定を上回った場合、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合がこざいます。
※新型感染症や戦争の影響で世界的に運送の影響が危惧されます、影響次第では出荷が遅れる場合がございます。
※想定を上回る皆様からご支援を頂き、量産体制を更に充実させることができた場合、一般販売価格が予定価格を下回る可能性がこざいます。
※一部国内に類似商品が出回っている場合がございます。弊社では他社の類似品に関してのお問い合わせには対応出来ませんのでご了承ください。
※本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。クラウドファンディングを経て輸入を行う性質上、配送遅延のおそれがございます。
※原則として、配送遅延に伴う支援のキャンセルはできませんが、リターン配送予定月から6ヵ月を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただいております。
■ 特定商取引法に関する記載
●販売事業者名: 株式会社モントルロロイ
●代表者または通信販売に関する業務の責任者の⽒名:宮澤 潤
●事業者の住所/所在地:〒150-0044 東京都渋谷区円山町5-5
●事業者の連絡先:Tel: 03-6715-6015/ Mail: watch@montre-roroi.jp
●リターン価格:各リターン記載の通り *商品内容についてはリターン欄記載の通り
※リターン価格とは別にCAMPFIRE(machi-ya)のシステム利⽤料として、⽀援⾦額1万円未満の場合は250円(税込)/ 1万円以上の場合は⽀援額の2.5%(税込)が⽀援者様の負担となります。
※上記システム利⽤料はCAMPFIREが受け取るもので、当社が受領するものではございません。
●送料:送料込み
●対価以外に必要な費⽤:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●⽀払い⽅法:CAMPFIREの決済⼿段に準ずる (詳細はこちら)
●⽀払い時期:当プロジェクトは「All-in型」の為、⽬標達成の如何に問わず、ご契約が成⽴しリターンをお届けします。その為、お申込みと同時にご利⽤の決済⽅法に準じてご請求となります。
●引渡し時期: 各リターン詳細に記載の発送予定⽉を引き渡し時期とします。但し、開発・⽣産状況によって遅れが⽣じる場合がありますのでその際は当プロジェクトページ内の「活動報告」または購⼊者へのメール等で連絡します。
●キャンセル・返品: 当プロジェクトは「All-in型」の為、お申込み完了をもって契約が成⽴いたします。その為、お客様都合による返品・キャンセルはできませんのでご注意ください。
尚、製品到着後に破損や初期不良がある場合には交換させていただきますので「メッセージで意⾒や問い合わせを送る」から、または納品書記載の連絡先までお問い合わせください。
●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。
最新の活動報告
もっと見るあと3日で終了! 最後の割引価格でGETできるチャンスです
2024/06/27 12:25ご支援いただきました皆様誠に有難うございます。M.R.M.W.の時計に興味をお持ちいただきました皆様にお知らいたします。M.R.M.W.の時計は主に1930年代から70年代の名作と云われた世界中のミリタリーウォッチを復刻しています。現在Machi-yaにてBuships オールブラックの企画を実行しています。あと3日でこのプロジェクトも終了になります。https://camp-fire.jp/mypage/projects/755845BushipsはM.R.M.W.の代表的なモデルで人気の商品をブラックバージョンにしたものです。黒のポジティブなイメージ・意味には、「自己確立・意志の強さ・集中・高級感・威厳・重厚」などがあります。 「プロフェッショナルに見える色」でもあります。もちろん強い色なのでネガティブイメージもあげたらキリがありません。いずれにせよ引き締まった色でもある黒は、どんな服との組み合わせられる大活躍する色です。エリート集団である米軍UDT水中爆破チーム向けにつくられた時計は深海に耐えられる時計が求められました。40年代当時この様なリュウズキャップ形状が必要であったのですが、大きなリュウズキャップのバランスが、なんとも可愛らしい(水筒という愛称があります)時計となったことか。以来80年近く、世界中から愛される時計となりました。酷暑せまる夏、半袖やラフな格好が多く腕元が露出する機会が増えると思います。人とは1つ違ったこの時計で腕元を引き締めてはどうでしょうか?割引で購入できるのもこれが最後の3日です。どうぞよろしくお願い申し上げます。https://camp-fire.jp/mypage/projects/755845 もっと見る
本日最終日!! パイロットウォッチの傑作がお求めやすく買える最後のチャンスです。
2023/12/15 10:18ご支援いただきました皆様誠に有難うございます。皆様のおかげで無事最終日を迎えました。マジェテックビックタートルはM.R.M.W.渾身の作の一つです。最後にマジェテックビックタートルの利点と特徴をまとめてみました。1.パイロットウォッチのみならず、世界中のミリタリーウォッチの傑作と謳われる1930年代のマジェテックビッグタートルを忠実に復刻。2.武骨ながら、コインエッヂベゼルやコブラ針、裏剣刻印をケース正面に用いた装飾性の高いデザインは秀逸。3.Y字ラグ形状やサイドスクリューでの裏蓋留め、ヴィンテージ加工文字盤など稀有なディテールはこだわりの復刻。4.トライアングルインディケーターは、パイロットのみならず普段使いのライフワークにも便利。5.現代社会における時計の敵である耐磁性に優れています。6.老舗国産時計メーカーの創る腕時計。7.そして一にも二にも『格好いい時計』です!お買得にGETできる最後のチャンスです!お見逃しなくなく!!最後にもう一度提案です。夏用、カジュアル用、コーディネート用、気分転換用にオプションのナイロンストラップのご購入をお忘れなく!!お買い忘れして後悔している人が続失しています。終了までご支援の程よろしくお願い申し上げます。本日最終日になります! もっと見る
残りあと2日です! ご購入者満足のメッセージ沢山いただいております。
2023/12/13 08:30ご支援いただき誠に有難うございます。クラウドファンディングでのお買い物は、購入前に実物が見れない事で、二の足を踏んでしまう方が多いのではないかと思います。またプレビューが無いのも不安要素の一つです。このマジェテックビッグタートルはクラウドファンディング第一弾としてMakuakeにてさせていただきました。第一弾の納品は予定通り済み、沢山の支援者様方より”良いつくり”、”写真よりもかっこいい”、”とても素晴らしいクオリティ”と活動レポートにコメントとして有難いお言葉を多く残していただきました。プレビュー代わりにご参考いただき、ご検討いただければ幸甚です。引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。 もっと見る
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