クラファン12日目 残り60日
今日の患者さんは、ヘルニアの急性期の子でした。
実は、人も犬も季節の変わり目にヘルニアやぎっくり腰をしがちです。
みなさんも気をつけてくださいね。
飼い主さんが、悩まれていたのが、MRIを撮るか撮らないか。
MRI、時間がかかるため全身麻酔で行います。
犬の全身麻酔は人と違ってリスクがたくさんあり、易々とできるものではありません。
さらに、ヘルニアと確定されても、治療方針に変更はありません。
では、なぜMRIを撮るのか。
それは、他の病気の可能性を潰すためです。
ヘルニアに似た症状で、怖いのが脳腫瘍。
進行性の病気で命にかかわるものです。
が、彼の場合はいろいろ総合的にみて、脳腫瘍じゃない可能性が大です。
となれば、投薬を続けて経過観察がベター。
とは言え、飼い主としては何かしてあげたいですよね。
そこで、筋膜リリースの出番です。
筋膜リリースで、ヘルニアを治すことはできませんが、庇い痛みの軽減や、ステロイド服用による浮腫の解消、自己免疫を高まることで回復を早めるなどの作用が期待できます。
体に負担もないため、絶対安静でない限りは受けていただけます。
パテラ、ヘルニアなどにも強い筋膜リリース。
ぜひ、治療の一環に取り入れていただけたらと思います。
倉敷はまだまだ寒暖差が激しく、ヘルニアやぎっくり腰含めて、体調を崩しやすい時期です。
わんこも飼い主さんも養生してくださいね。
今日も良い1日でした!
明日もドキドキわくわくの1日になりますように!