はじめまして!まずはこのページをご覧頂き誠にありがとうございます!
福岡県南部にある大木町にて、い草を自らの手で育て、ござを織る職人広松さんご夫婦とサポートチームCuriography(クリオグラフィー)です!
私たちCuriographyは写真撮影や映像制作を通して農家さんと関わらせていただくうちに、日本を支えている魅力あふれる農家さんたちがもっと輝くようなお手伝いをしたいという想いが大きくなり、現在では農家さんたちとチームを組んでさまざまな活動をさせていただいています!
ござを織り始めてなんと45年が経つという広松さん!
さらにい草農家として自身でい草を育てて収穫し、それを材料にござを織る職人をしている方は、なんと日本にあと数えるほどしかいないとのこと。
それでも、広松さんは「質の良いござを作るには自分の手でい草を育てるところから」という想いを持ち続け、今でもい草農家兼ござ職人として活動を続けています。
広松さんが織るござを見せていただくと、その美しさにびっくり!
なんと広松さんのござは福岡県知事指定の特産民工芸品でもあるとのこと!
聞くと広松さんは福岡県の筑後地方に古くから伝わる伝統的な「掛川織」という大小の織り目が連続する伝統的な織り方でござを織っているそうです。
さらに「掛川織」はデザイン性があり、美しいだけでなく表面が平面的で弾力性に富み、肌ざわりが良いござが仕上がるとのこと。
それに加え、広松さんは「ひきこみ」という熟練の手技で「ヘリ」がないござを作り上げます。
実際に目の前で見せていただきましたが、まさに職人技!美しい手技に惚れ惚れしました。
なんと、この「ひきこみ」という技術を用いているのは広松さんただ一人!
広松さんは「ヘリ」を作らない一手間をかけることで、ござというイメージを覆すほどの美しいござを作り上げます!
細部までこだわった広松さんのござは1日に2枚しか織れない貴重なもの!
試しに寝っ転がってみると、さらりとした肌触りや適度な弾力、そして香ってくるい草の香り、全てが最高すぎて会議中にも関わらずリラックスしすぎて起き上がれなくなりました!
ござの厚みはわずか3mmしかありませんが、その薄さを感じさせることのない寝心地で改めてい草の品質や掛川織が古くから受け継がれてきた理由を感じました。
「生活様式が変わった今、ござという文化を残さなければならない」というお話を広松さんから直接お聞きしました。
ござの魅力を知ってしまった私たちサポートチームは、広松さんの熱い想いに強く共感しただけでなく、広松さんが織るござの寝心地の良さや美しさを知ってほしい!と心から思っています。
そもそもみなさんは「ござ」をご存知でしょうか?
ござとはい草という植物の茎を編んだもので、広松さんのござはご自身が手塩にかけて育てた太くて弾力のある国産のい草で織られた敷物です。
その歴史はとても古く、エアコンなどの家電製品がなかったころ、日本の高温多湿で寝苦しい夏を少しでも快適に過ごすために、なんと奈良時代から使われていましたそう!
昔から今まで使われ続けてきた理由の一つとして、このようない草の優秀な機能性があります!
い草の優秀な性能やござの利便性・使用シーンを考えていくと、アウトドアギアとしても優秀なアイテムなのでは?という意見が出てきました。
ということで実際に広松さんのござを持ってキャンプに行ってきました!
キャンプ場の広大な自然の中、ござをさっと敷いてゴロンと寝転ぶ。この間わずか数秒!
寝心地は地面の上に敷いている感じがあまりせず、まるで実家の居間で畳の上に寝っ転がっているような気持ちよさです…!
い草の香りも落ち着くし、しっかり織られていることがわかる安定感。
そして気がつきました…
ござの周りにヘリがついていないことの効果を…!
ヘリがないことでござを敷いても境界線が作られるような感覚がなく、キャンプの醍醐味である「自然と一体になってくつろぐ」ことを邪魔しない、むしろもっと自然と一体にさせてくれるようなデザインなんだ、ということに。
正直に言って、デザイン性以外でヘリがないことの良さをあまりわかっていませんでした…
実際に使ってみると明らかに解放感が違う!ここで「ひきこみ」の一手間の真の価値を実感することができました!
サウナの整いスペースに椅子以外の新たな選択肢が…!
キャンプだけじゃなくサウナにもござを持って行きましたが、肌触りもなめらかでい草の香りも心地よく、気がつけば整っていました(笑)
石が多い場所で使用しましたが、背中にゴツゴツさはさほど伝わらず、改めて広松さんが育てたい草とござの品質の良さを知ることができました!
最近できている新しいサウナの整いスペースにも畳が導入されていますし、サウナとい草の相性の良さを知っている人がもっと増えていけば嬉しいです!
収納はロゴ入りゴムバンドでスマートに。
ござを丸めて収納するゴムバンドにもとってもこだわりました!岐阜県多治見市にある日本の老舗ゴム紐メーカー川村製紐工業さんが開発したアウトドア向けの高機能ゴムバンドをセットでお届けできることに!
滑り止め機能がついていて、ござを丸めても広がらずスマートに収納ができます。
デザインも機能もアウトドアに最適なゴムバンドです!
アウトドア×ござの相性が抜群だと知ってしまった以上、この魅力を広められずにはいられません!
これからは「広松茣蓙(ひろまつござ)」というブランドを掲げ、い草農家兼ござ職人である広松さんと共にアウトドア×ござの魅力を発信していきます!
自身の手で育てた純国産のい草を用いて、熟練の「掛川織」と「ひきこみ」という手技で作り上げた「広松茣蓙」は広松さんしか作れません。
今まで実直に、45年間も真剣にい草やござと向き合ってきた広松さんが織る「広松茣蓙」の魅力をひとりでも多くの方に体感してほしいです!
「上質なござを作るには太くて長い「い草」を育てるところから」そう広松さんは言います。
広松さんが育てるい草は「筑後みどり」という福岡県のブランドい草です。
自身の手で丁寧に手間をかけて育てた立派な「筑後みどり」を収穫し、泥染や乾燥という長い工程を経て、次は自身の手でござを織ります。
私たちサポートメンバーは広松さんと共にござという日本の伝統的な文化に触れやすい環境を提案します。
そして「あんまり知らなかったけど、ございいじゃん!」と直感が走った方が実際にござに触れ、その良さを肌で感じ、そこからさらに伝播して、色んな人に色んな場面でござの価値を感じて欲しいと考えています!
アウトドアやキャンプを通して、ござの良さを知る人がこれからも日本に増えていくことを願って、今日も広松さんはい草を育て、ござを織っています。
【広松茣蓙】
サイズ:約87×174cm (厚み:約0.3cm)
重量:約2kg
原材料:筑後みどり
製造者:「掛川」工房大木 福岡県三潴郡大木町三八松2253
【お手入れ・保管について】
●ご使用前に乾拭きをお願いします。新しい商品でも「粉っぽさ」を感じる場合がございますが、変色を防ぐための泥染加工(天然染土)の際に付着した粉ですので汚れやカビではございません。
●水に濡れた場合は乾いた布で乾拭きし、風通しの良い場所で陰干しをしてください。
●汚れが付いてしまった場合は、固く絞った雑巾でたたくように汚れを落としてください。
●掃除機をかける場合はござの目に沿ってゆっくりと優しくかけてください。
●保管の際は湿気のある場所は避けてください。
●い草製品は、湿気の多い場所でのご使用、保管はカビの原因になりますので、乾拭きや陰干しなどのお手入れをお願いします。
●い草製品は、長くご使用頂くと多少色落ち(色あせ)することがありますが、その風合いをお楽しみください。また、直射日光に長時間当ると色あせが早くなります。
●直射日光に長時間当たりますと、色あせが早くなる場合がございます。
●両端の白く見える部分はい草の根元に当たる部分です。日焼け・不良品ではございません。
●い草製品は、寸法や色合いに多少の誤差が生じる場合がございます。
●焚き火の近くでは使用しないでください。
●石が多い場所での長時間の使用は劣化に繋がる場合がございます。
●できるだけ乾いた場所に敷いてお使いください。
「掛川」工房大木 広松さんご夫婦
株式会社Curio graphy(クリオグラフィー)
■2023年9月15日 クラウドファンディング開始
■2023年10月31日 クラウドファンディング終了
■2023年11月 広松茣蓙制作
■2023年12月中旬 リターン発送
※年末の物流状況によって一部地域へのお届けに遅れが生じる場合がございます。何卒ご了承ください。
※手作業で丁寧に一つ一つ製作いたしますので、ご支援いただいてからお届けにお時間がかかります。ご了承ください。
※ござ職人として、技術を込めた広松茣蓙をお届けいたします。
皆様からのご支援は、本プロジェクトの実施費用に当てさせていただきます。これからもござの文化を守っていけるよう、大切に使わせて頂きます。
■広松茣蓙製作費
■撮影編集費
■ロゴデザイン費
■フライヤー印刷費
■コラボ商品仕入れ費
■クラウドファンディング実施手数料
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るアーティストコラボリターンの制作現場を公開!
2023/10/20 13:46秋の風が吹き始め、キャンプに行きたすぎてたまらない僕たちですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?今回、アウトドアござとして広松茣蓙のクラウドファンディングを実施するにあたり、どうしてもやってみたいことがありました。それは、アーティストさんと広松茣蓙のコラボ!異色にも思えるかもしれませんが、広松さんのござを初めて見た時、素直に「芸術だ…」と感じたことがこのアイデアの始まりでした。広松さんが継承している掛川織はい草を大小の幅に交互に織り込む縞模様が特徴で、筑後地方以外ではほとんど見ることができない織り方です。その掛川織の美しさを目の当たりにし、僕たちとご縁がありかつ福岡の筑後地方出身のアーティスト北村磨さんにコラボをお願いしました。北村さんは文字で自身の世界観を作り上げるカリグラフィーアーティストとして活躍されている方で、アウトドアギアへアートを描き込む経験も豊富!熟練の技術と文化から作られた広松茣蓙と確固たる独自の世界を持っている北村さんのアートを掛け合わせることで、凄いものが生まれるんじゃないか…そう胸を躍らせ、実際にアートを作っていただきました。映像は普段なかなか見れないアーティストさんの制作風景です。広松茣蓙に文字を描き込んでもらった作品の仕上がりは予想以上の素晴らしさ。どんなに大きな家やオフィスに飾ってあっても全然不思議じゃないな…と本気で思うほど。そんな作品を、この度リターンとしてお客様へもお届けできるようにさせていただきました!どう飾っても映えてしまう日本的なアート作品をぜひ、お家やお店に飾ってみてください! もっと見る
い草には一年中愛をかける
2023/09/22 13:17広松さん宅へクラウドファンディングのお打ち合わせへ行くと、ご夫婦お二人で何やら作業をされていました。「何をされているんですか?」と伺ってみると、「い草の株わけをしていました」とのこと。今のシーズンは成長したい草の苗を掘り起こし、成長した苗を手作業で株分けし、再び本田(ほんでん)へ植え付けることでござに使えるい草を育てるようです。一つ一つ、目で見て、手で分けて、新しく来期のい草の苗を作るだけでもかなりの手間がかかります。それでもい草の農家とござ職人という二つの顔を持つ広松さんにとって、い草の質がござ作りに大きく関わるからこそ、全てが重要な作業です。一年中い草のお世話をしながら、またさらにござにするための工程をいくつも乗り越え、ようやく織られた広松茣蓙。皆さんの手にこの美しく愛がこもった「広松茣蓙」をお届けできる日が待ち遠しいです。 もっと見る
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