2023/09/22 13:17
広松さん宅へクラウドファンディングのお打ち合わせへ行くと、ご夫婦お二人で何やら作業をされていました。
「何をされているんですか?」と伺ってみると、「い草の株わけをしていました」とのこと。
今のシーズンは成長したい草の苗を掘り起こし、成長した苗を手作業で株分けし、再び本田(ほんでん)へ植え付けることでござに使えるい草を育てるようです。
一つ一つ、目で見て、手で分けて、新しく来期のい草の苗を作るだけでもかなりの手間がかかります。
それでもい草の農家とござ職人という二つの顔を持つ広松さんにとって、い草の質がござ作りに大きく関わるからこそ、全てが重要な作業です。
一年中い草のお世話をしながら、またさらにござにするための工程をいくつも乗り越え、ようやく織られた広松茣蓙。
皆さんの手にこの美しく愛がこもった「広松茣蓙」をお届けできる日が待ち遠しいです。