今回から、be oneselfのオールインワンジェルが出来るまでの商品設計について、お話します。
今日は、容器の選定についてです。
まず、化粧品の商品設計ではデザイン性が大きなポイントとなります。また、ユーザーの方に不便なく使用してもうことが重要です。
そのような観点から、商品の容器を選定する必要があります。しかし、容器などの資材のコストはバカになりません。
オリジナルの形状した容器を一から作るには、初期費用が大きくかかります。そのため、どうしても容器メーカー様が既に販売されている容器から選ぶことになります。今回は、容器メーカー様の既存品から選定しました。
また、資材の納期も要注意です。コロナ前は、インパウンドによる影響で資材の納期が6か月から1年なんてざらでした。このリードタイムを考慮して、発売スケジュールから逆算して、開発を進める必要があります。
今回のオールインワンジェルは、ポンプで使用する商品となります。
使いやすい商品となるように、中身の性状と資材の相性を確認することも必要です。
また、資材は中身によって不具合が発生することもあります。中身の影響でボトルが変形したり破損したり、このような事が起きないか試験も実施します。
このような試験は、時間がかかります。
この試験方法や、試験期間や試験条件など、試験の合否判定をどのようにするのかは、メーカー独自の規格、ノウハウがあります。
化粧品開発は、中身の開発だけでなく、資材に関しても色々な知識、試験が必要となります。