自己紹介
初めまして。鹿児島県の大隅半島に位置する「流鏑馬とロケットの町」の肝付町で高山流鏑馬保存会の会長をさせて頂いています有馬大作と申します。宜しくお願い致します。

このプロジェクトで実現したいこと
高山流鏑馬は古式で、国家安泰、五穀豊穣、悪疫退散を祈願する年占いの行事で、古くから各地で行われていますが、14歳の少年1人が射手を務め、馬に乗ったこともない中学生が約40日間の稽古を経て立派な神となり神事を行います。また射手は毎年変わるということで、全国でも珍しい流鏑馬です。その年の流鏑馬神事は、人馬一体という言葉の通り、選ばれた射手と馬の調子で良し悪しが決まります。そこで、安全を考え調教された10歳以下の馬を購入したい、また飼育場所の整備をしたいと考えています。
プロジェクト立ち上げの背景
高山流鏑馬の馬は、常に二頭の持ち馬を飼育(伝統)しております。例年は仔馬を購入していましたが、年齢を重ねるにつれ馬の性格が表れてきます。近年では、1頭が人家に飛び込んだり、観客の方に向かって行ったりと非常に危険なことが起こりました。教育をしながら育ててきましたが、癖が治らず射手が落馬する羽目にまでなったので、断腸の思いで手放すことになりました。代わりの馬を探し、15歳の調教された馬を購入した次第です。これで今年は大丈夫と思っていたら、その後すぐにもう一頭に癌が発覚し、鹿児島大学で手術を受けて、傷口の完治も何とか流鏑馬の稽古に間に合うところでしたが、稽古開始の数日前になって傷口が開き悪化し始めて、鞍もつけられない状態にまでなり、獣医の判断も、「傷口を治療しても再発する可能性が大きいので今後の流鏑馬では使うことができない」と判断が出ましたので、涙ながらに手放すことを決断しました。代わりに、今年のみということで借り馬を用意し、何とか二頭で稽古を始めた次第です。心配していた昨年の流鏑馬奉納当日では15歳の神馬が見事に大役を果たし、大成功に終わることができました。
流鏑馬保存会としては、どうしても持ち馬二頭という伝統を守って継承していく必要があり、新たに10歳以下の若い馬を購入したいと考えています。
また、馬を飼育できる方が中々見つからず、外の市町村でお願いして飼育して頂いていますが、ご高齢になりつつあるために肝付町に飼育場所を戻して、新たに飼育員も確保しておきたいと考えていますが、そうなると神馬を飼育する施設の整備も考えていかなければならず、放牧場、馬小屋、飼育員の宿舎の確保、整備、また飼育員の確保も行わなければならない状況です。
いま、方々で伝統ある行事が後継者不足で無くなったり、無くなりつつあったりと残念な話を聞く中で、伝統行事を守っていくためには大変な苦労と苦悩がある事を思い知らされますが、我々高山流鏑馬を守っていくのに保存会員はもちろんのこと、町当局や地域の方々にも協力を依頼しながら頑張っているところです。
コロナも第五類に引き下げられて、昨年は数千人の観客がいらっしゃる中、盛大に神事が行われ立派に奉納が出来ました。保存会員のメンバーには、自分の子供が射手としてお世話になった親も多くいます。また、四十九所神社総代の方々、賛助会員の方々がいらっしゃいますが、みんな思いは同じで流鏑馬が大好きです。これからもみんなと力を合わせて、高山流鏑馬を継承・継続させていきます。
スケジュール
5月 流鏑馬射手の募集
7月 射手決定
9月 練習開始
10月 流鏑馬奉納
12月 クラウドファンディング開始
翌年2月 クラウドファンディング終了
資金の使い道
馬購入費:約250万円
飼育費・管理費・整備費:約250万円
最後に
テレビでは長く継承されてきた祭りが中止や消失することを耳にします。他人事ではなく、これまで約900年間流鏑馬を継承してきた先代の方々の思いを引き継ぎ伝統文化を守っていきたいと考えております。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る神馬購入!
2025/07/07 12:08こちらの活動報告は支援者限定の公開です。






垂水の小学校で教員をしています。 6年生の国語の授業で、『発見、日本文化の魅力』という単元があり、男の子がひとり、流鏑馬について調べていました。日本各地にある流鏑馬を調べていましたが、ありきたりの内容になっていたので、流鏑馬を受け継がれている方の思いなども書けたらいいねと話をしたところでした。 今回のクラウドファンディングをたまたま見かけ、自分の母親も約50年前、高山小学校が初任地で勤務していたこともあり、参加させていただきました。 母が、おそらく昔食べたであろう菓子を、3月に食べてもらいたいと思っています😁 頑張ってください🫡