【冬ロケを終えて】
映画「囁きの河」、半月に渡る1回目の撮影が終わりました。空も川も生き物です。毎日違います。川霧や川の流れ、雲の流れに撮影が中断することもありました。
ドローン撮影では撮影スタッフが近くにいないため、地元の人が俳優さんに気さくに話しかけてくる場面もありました。球磨村、相良村、人吉市での撮影には30名以上のエキストラさんが協力してくださり、キャストさんたちの燻銀のような演技に魅せられました。
撮影が予定通りにいかないことも当たり前だと思えるようになった頃、撮影現場に咲く草花が語りかけてくるようでした。
住む人がいなくなった住居跡には何事もなかったかのようにボケも水仙も長閑に開花しています。秋には柿が実るでしょう。耕作出来なくなった河川敷の荒地には菜の花が見事です。
災害支援を繋いで来た人たちが連日地元だけでなく遠くからも応援見学に来てくださいました。ご縁を感じながらたくさん助けていただいたこと、寒風の中温もりを感じる瞬間でした。
夏場の撮影は6月中旬からです!
山本