ネオ・シネ第1段企画として、
主演を夏目響さんに出演交渉を行うキッカケの一コマの画像です。
当社の過去制作作品において夏目響さんと出会い、上記の画像は映像作品の中にワンカットだけ写るイワユル小道具としての「劇用写真」、これだけの為に扮装していただきました。
この写真撮影時、作品の撮影日程は連日早朝から夜遅くまでのタイトなスケジュールで、その日程の中で夏目響さんが多少早く撮影の終わる日に設定しました、タイトすぎる撮影日程の中、唯一早く終わる日に劇用写真撮影で、特攻服、長髪のカツラ、など面倒な扮装に数時間かけてセッティング替えをしていただいて「劇用写真」の撮影を行いました。
作品に使用した「劇用写真」については画像紹介はできないのですが、72分の作品の中のたったワンカット程度の「劇用写真」。しかしこの「劇用写真」はワタクシが考えていた作品中最大の重要アイテムで主人公の過去などを観客に一気にわからしめる為の重要小道具であり、脚本作成時にもプロデューサーとして主人公の設定を決めた時からの拘りアイテムでした。ナレーションやモノローグなどで伝える手法も提案されたりしましたが、ワタクシはどうしてもこの「劇用写真」で伝えることに拘りました。上記のオフショットをご覧いただけるとわかるとおり、プロデューサーの考えていた狙い以上の「説得力」を具現化していただき、この小道具に拘った事が報われた瞬間でした。
通常はこのような「劇用写真」的なものはセッティングや写真撮影などにとても時間のかかることから、別日別場所などで設定し、負担の無いようするのですが、低予算作品の常で撮影期間中に何でも詰め込むのごとくスケジューリングしてしまうので、制作側の意図、狙いとその結果がなかなか上手く効果の出ない場合も多いのですが、この時の具現化されたこの「説得力」にプロデューサーとしてとても感慨深い劇用写真となりました。
この写真撮影時に特に感じた、夏目響さんの作品に対する姿勢に、私自身が改めて作品創りを考え直す一端となり、また今回の当プロジェクトを起こす最大のキッカケとなった出来事。
その一コマを紹介しました。文章がやや滅裂気味かと思いますが、ひらにご容赦くださいませ。
何としても実現したい!
引き続き、ご支援ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
株式会社オーパーツ 池田大威