2013/07/30 08:44
「福祉を変える経営(小倉昌男 著)」という本をご存知でしょうか?
http://www.amazon.co.jp/dp/4822243648
私はこの本を読み、福祉作業所で働く障がい者の方が、月給1万円にも満たない低賃金で働いている現状を知りました。
このままではいけない、という強い思いに駆られましたが、私には新しい福祉作業所を作るような資金も知識もありませんでしたので、既存の福祉作業所と「一緒にビジネスをして、一緒に良くなっていく」という方法を選びました。
この本の著者の小倉昌男さんは、「スワンベーカリー」という障がい者を雇用したパン屋さんを設立し、1万円の月給を3万円になる努力をし、次に5万円になる努力をし、今では月給10万円にまでなったそうです。
この本の一部を引用でご紹介します。
“スワンベーカリーで働いている障害者の方たちも、かつては別々の作業所で仕事をしていました。月給はやはり1万円以下でした。それがスワンで働くようになり、月給10万円をもらうようになって、顔つきが変わりました―――、そう親御さんに喜ばれました。今までめったに笑わなかった子がスワンで働くようになって、始終笑顔を浮かべている。自分で十分稼げるようになったので趣味も広がりました。ある子は日曜日にピアノを習いに行く、ある子は空手道場に行くというように。今までは趣味などとても考えられなかった。それが収入が増えると、本人がいろいろトライしたいと言い出すようになりました。これがノーマライゼーションの第一歩だと私は思うのです。”
(「福祉を変える経営(小倉昌男 著)」より引用)
人は働くことで、経済的収入を得るだけでなく、「誰かに感謝される幸せ」「誰かの役に立つ幸せ」「誰かに必要とされる幸せ」を感じることができます。
一生懸命働いて、ちゃんと稼いで、誰かの役に立って幸せを感じる。それは、健常者だけに許された特権であっていいはずがありません。
障害があってもなくてもすべての人が笑顔で働ける社会の実現こそが、このプロジェクトが目指す目的であり、使命だと思っています。
http://www.amazon.co.jp/dp/4822243648
私はこの本を読み、福祉作業所で働く障がい者の方が、月給1万円にも満たない低賃金で働いている現状を知りました。
このままではいけない、という強い思いに駆られましたが、私には新しい福祉作業所を作るような資金も知識もありませんでしたので、既存の福祉作業所と「一緒にビジネスをして、一緒に良くなっていく」という方法を選びました。
この本の著者の小倉昌男さんは、「スワンベーカリー」という障がい者を雇用したパン屋さんを設立し、1万円の月給を3万円になる努力をし、次に5万円になる努力をし、今では月給10万円にまでなったそうです。
この本の一部を引用でご紹介します。
“スワンベーカリーで働いている障害者の方たちも、かつては別々の作業所で仕事をしていました。月給はやはり1万円以下でした。それがスワンで働くようになり、月給10万円をもらうようになって、顔つきが変わりました―――、そう親御さんに喜ばれました。今までめったに笑わなかった子がスワンで働くようになって、始終笑顔を浮かべている。自分で十分稼げるようになったので趣味も広がりました。ある子は日曜日にピアノを習いに行く、ある子は空手道場に行くというように。今までは趣味などとても考えられなかった。それが収入が増えると、本人がいろいろトライしたいと言い出すようになりました。これがノーマライゼーションの第一歩だと私は思うのです。”
(「福祉を変える経営(小倉昌男 著)」より引用)
人は働くことで、経済的収入を得るだけでなく、「誰かに感謝される幸せ」「誰かの役に立つ幸せ」「誰かに必要とされる幸せ」を感じることができます。
一生懸命働いて、ちゃんと稼いで、誰かの役に立って幸せを感じる。それは、健常者だけに許された特権であっていいはずがありません。
障害があってもなくてもすべての人が笑顔で働ける社会の実現こそが、このプロジェクトが目指す目的であり、使命だと思っています。