2026/07/19 19:48

夏の陽が深まり、
緑の影が濃くなる七月。
古くより、この月は「文月」と呼ばれてきました。
その名には、七夕に書物を開き、
歌や願いをしたためたことに由来するという説があります。
空を仰ぎ、
風の気配を聴き、
葉に結ぶ露の一滴に、涼を見出す。
日本人は、盛夏のただ中にも、
移ろう季節の美しさを見つめてきました。
花を終えた桜は、
やがて葉を茂らせ、
次の季節へと静かに命をつないでいく。
朝露をたたえた葉桜。
その一瞬の情景を身につける「かたち」。
「半月一枚刃」と共に、
その先の繊細美へ。



