こんばんは、黄昏工房です。
先日の個展で皆様に記入いただいたアンケートにて、
《なぜ「月」をモチーフに選んでいるのか》という
ご質問をいくつかいただきました。
少し長くなりますが、思いを言葉にしましたので
お付き合いいただけますと幸いです。
「月」は私にとって憧れの存在です。
隕石や小惑星などの衝突によって傷だらけの月。
それでも太陽の光を受けて強く静かに在る様が、
本当に美しいですよね。
社会生活をしていると、誰しも辛いこと、苦しいこと、悲しいことを
経験して心をすり減らしたり、傷つく時があります。
なかなか表に見えない心中の傷ですが、それらをクレーターに重ねて
《月はクレーターがあるからこそ美しい》
《月の様に強く静かに在りたい》
という願いから描いています。
時には自分自身を奮い立たせるために。
時には誰かへ届いてほしくて描いています。
どうか疲れた時には月をご覧ください。
…と今回は、真面目なトーンにてご報告をしてみました!
これから梅雨を迎えるのなら、一家に一満月を描いてみるのも良いかもしれませんね!
では、不定期になっていますが…
また作品報告をお送りします!