2023/12/31 17:00





ご無沙汰しております、表情豊です。

個人的に色々あった2023年が、ようやく、とうとう、ついに、

終わろうとしています。



やるか、と決めたのはけっこう前で、10月ごろでした。

公演中止が決まってからの一か月は白目を剥いてぶっ倒れたりそのまま入院をしたり借金をして回ったり、そのほか色々、プライベートでもたくさんの色んなことが起こってしまい、何も考えられませんでした。

そこからなんやかんやありつつ、身動きのとれないまま11月に突入。

はじめての作業に四苦八苦しながら、また、今現在の様々な問題を解決するべく右往左往しながら、ズタボロになりながら、半ばやけくそではじめた挑戦でした。


前置きが長くなりましたが、つい先日、具体的にいえば「かぞくのわ」リベンジに向けてのクラウドファンディングを初めて18日、2023年の12月26日に、100%を達成することができました。




夢のようです。

というか今もまだあまり実感が湧いていないというか、自分のことのように思えません。きっと、実際にクラウドファンディングの資金が振り込まれたとしても、ATMの前で首をかしげているような気がします。これ、夢じゃなかったらいいな、本当のことだったらいいな、と今現在、他人事のように思っているのが実際のところです。



逆に、今年の八月は「どうか夢であってくれ」と何回も思いましたが、悲しいかな、「かぞくのわ」の公演中止は夢ではありませんでした。

ついさっきまでセットが組まれていた舞台が、スタッフの手によりがらんどうになっていくのを見て、バチバチにメイクをして衣装を着ていたキャスト達が小屋入りした時の姿になっていくのを見て、起動していた各種パソコンやカメラが次々に終了していくのを見て、何度も「ああ、これは夢ではないのだな」と感じました。


人生でも五本の指に入るような悪夢でした。



私はあまり夢想家な部分がなく、目の前で起きたこと、自分が起こすことしか信じないタイプなので、夢は寝てみるものではなく実現させてこそ夢だという思いで30数年間生きているのですが、今年は本当に自分のキャパや力を何倍も何倍も越えた出来事が何度も起こるなあと思っています。


公演中止に関しては私の至らぬ点が多く、(例えば、あまり好きな言葉ではありませんが、「運」というものも含めて)キャスト、スタッフ、小屋様、そして、ご来場予定だったお客様、来場は叶わなくとも、SNSなどで声援を送って下さった皆様、ほんとうにたくさんの方々に、多大なご迷惑とご心配をおかけしてしまいました。



ですが、その「多大な迷惑をおかけした皆様」に、こうして再び支えていただいていること、

こうして「かぞくのわ」についてのお話ができること、

そして、もうすぐ、目の前に、「再演」の二文字があること、


それが一番、夢のようです。




私には小学校三年生の子どもがおります。(それも、「かぞくのわ」を書いたきっかけとなっています)その子どもには、口が裂けても「信じれば夢は叶うよ」なんてことは言わないし、言ったことがありません。




自分の身に起きることは、すべて、自分が選択したことで、誰のせいでもない。

だからこそあなたは、自分で自分の結末を決めることができる。

だからこそ人間は、何度でも、自分の足で立ち上がることができます。




私はとてもじゃないですが、こんなにたくさんの皆様に支えられ、

応援して頂けるような器の人間ではありません。

基本的に素行も悪いことを自覚しているので、どれだけ売れたとしても紅白の司会はやらないと心に決めています。時事ネタです。

ついさっきも燃えるもの専用のごみ箱に空き缶を入れようとしてしまいました。すいませんでした。ちゃんと燃えるゴミ箱に入れました。

そんな人間なので余計に、今も達成の実感が沸いていないのかもしれません。




今はまだ、皆様の応援に、100%の力で応えられるだけの人間ではないかもしれません。

100万を超える資金を手にしていいような人間ではないのかもしれません。

ですが、結末を変えることは今からでもできます。

皆様のご期待と応援の声を、そして資金を、決して無駄にはしないよう、誠心誠意つとめてまいりますので、引き続きのご支援をよろしくお願い致します。



ネクストゴールは120万、すでにあと15万円ほどで達成となっております。

120万を超えた時点で赤字の回避が明確になりますので、それ以降は三月公演の充実に向けて資金を動かしていきたいと思います。




最後になりましたが、

このクラウドファンディングをやってよかったと、私は心から思っています。

本当にありがとうございます。




私はほんの少しだけ休んで、それから、馬車馬のように働きます。


これを読んでくださっているあなたも、読んでいないあなたも、

今はまだ、お芝居にも、演劇にも、表情豊にも、「かぞくのわ」に興味のないあなたも。


絶対にどこかで、生きてお会いしましょう。



みなさま、よいお年を!!!!!!!!!!!