
今日も活動報告をご覧いただきありがとうございます!
能登半島は、2024年1月の大地震、そしてその後の豪雨や大雨によって、想像を超える被害を受けました。地震で生活基盤を失った直後に、再び大きな水害に見舞われた人々は「もう頑張ろうと思えない」「心が折れた」と口にされています。
仮設住宅で出会ったある女将さんはこう言いました。「震災では心が折れそうだったけど、その後の水害では心が折れてしまったの」避難生活が長引き、日々の暮らしもままならない中で、この言葉は胸に深く残りました。
そのような状況の中で私たちが始めたのが「ブックカフェ」です。
ブックカフェとは、仮設住宅や地域の集会所などに本を持ち込み、住民の皆さんに自由に手に取ってもらえる小さな場です。温かい飲み物やお菓子を添えて、本を囲んで会話を楽しむこともできます。
ある方は「本を読むのは1年ぶりだ」と手にした文庫本をめくり、しばらく黙ってページを追っていました。
その表情は穏やかで、「読むことで少し気持ちが落ち着いた」と話してくださいました。
子どもたちは折り紙を折ったり、絵本を読んでもらったりして、はしゃいでいました。
ある女性は編み物の本を手にし、「地震で気力をなくしていたけど、またやりたいなと思えた」と笑顔を見せてくれました。
こうした姿を見ると、あらためて「本の力」を実感します。本は食べ物や衣服のように必需品ではないかもしれません。
しかし、被災地では「なくても生きていけるけれど、心にはとても大切なもの」になります。心が折れそうなとき、ほんの少し気持ちを軽くし、未来に向かう小さな力をくれるのです。
私たちはこの活動を続けていきたいと考えています。
しかし、そのためには多くの方の応援が必要です。
クラウドファンディング終了まで残り【あと6日】となりました。ここまでご支援くださった皆さまには心から感謝申し上げます。
そして、最後の一歩を踏み出すために、どうかもう一度、この活動に力を貸していただけないでしょうか。
能登の人々が「忘れられていない」と感じられるように。本を通じて少しでも心が和らぐように。皆さまのお気持ちが、この活動を支える大きな力になります。
残り6日、どうぞよろしくお願いいたします。




