【はじめに…】
▶︎ ▶︎ ▶︎ 在来種は、ゆっくり育ちます
私たち、特定非営利活動法人伊豆・田んぼプロジェクトでは、昔ながらの在来種のお米を自然栽培しています。
5月から6月に田植えをしたのち、ゆっくりと、自然なペースで成長します。
だから、稲刈りも一般的な品種よりは遅い10月から始まり、さらには、天候に合わせて1〜2週間かけて天日干しで仕上げていますので、新米の出荷は、11月から始まります。
【栽培は、お米づくり体験会の参加者で】
▶︎ ▶︎ ▶︎ おいしく、のびのびと育てます
種籾や田んぼの準備から、田植え、草ぬき、稲刈り、天日干し、脱穀までの一連の作業は、「お米づくり体験会」に参加してくださる方々と一緒に行なっています。
まずは、自家採取した種籾を、昔ながらの塩水による選別、湯温による消毒をして発芽させ、種まきをして苗を育てます。
いわゆる大人の苗、成苗にまで成長させてから、できる限り1本ずつ手植えをしていきます。
稲が大きくなっても風通しがよく、太陽の光が地面まで届くように、苗と苗の間を広めに開けて、のびのびと育てます。
もちろん、栽培期間中は、農薬、化学肥料、有機肥料、除草剤を一切、使用していません(栽培期間以外も不使用)。
肥料は、「田んぼには田んぼから出たものだけをかえす」という考えのもと、ワラ、モミ、ヌカのみを入れています。
また、可能な限り、冬の間も田んぼに水を入れておく「冬期湛水」、耕さない「不耕起栽培」も行なっています。
これは、冬期湛水をすると雑草の発生が抑えられるとともに、不耕起栽培とあわせて、たくさんのイトミミズや土の中の微生物の生育環境が良好に保たれるといわれているためです。
【自然にふれたら、みんな笑顔に】
▶︎ ▶︎ ▶︎ 新しい自分と出会えるかも!?
今年も田んぼ初体験の方から、毎年、通って来てくださる方まで、「お米づくり体験会」には大勢の参加者が集まり、3月の種籾の準備から5月の田植え、夏の草ぬき、10月の稲刈り、天日干し、脱穀まで、楽しく作業を行なってきました。
参加された方々は、地元の方はもちろん、東京、神奈川、埼玉、千葉、栃木など遠くからも来てくださいました。
0歳児からご年配の方まで、年齢もさまざま。
学校の先生、公務員、技術者、シェフ、ライター、医療関係の方、お寺の住職さんなど、ご職業も実にさまざまです。
初対面の人ばかりでも、意外な共通点があったり、好みが似ていたり…。普段、出会うことのない人との出会いには、感動が潜んでいます。
また、オタマジャクシ、アメンボ、カエル、クモ、イトミミズ、サワガニ、タニシ、トンボ、バッタ…今年もいろいろな生きものと出会えました。
目に見えない微生物も、たくさんいます。
季節によって、さまざまな鳥が飛来しますし、空の上や山の中から美しい鳴き声を聞かせてくれます。
山から流れ込む澄んだ水に恵まれ、太陽の光をいっぱいに浴びて育ったお米は、仕上げも秋風に吹かれながらの天日干しです。
その風景には、誰もがなつかしさを感じて、胸がいっぱいになることでしょう。
私たち日本人が大切にしなければならない宝もの、伝統や文化を、田んぼは、一人ひとりに伝えてくれます。田んぼからの、自然からのメッセージを受け取ると、きっと新しい自分とも出会えるはず…。
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\お米づくり体験会への参加者の皆様からの声/
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◆生まれて初めて田植えをしました。楽しかったです。明日の筋肉痛が心配だけど、また来ます!東京都・T様
◆就学前の子どもと一緒に参加しました。思いのほか集中して植えたり、オタマジャクシをつかまえたりして、楽しく過ごせてよかったです。静岡県・S様
◆起きた子どもに「今日は田んぼ?」と聞かれ、「田んぼは、あと○日したら行けるよ…」と答えるのが、毎朝の息子との会話になっています。「大きくなったら○○さん(伊豆・田んぼプロジェクトの代表の方)みたいになりたい」と言って、毎日、田んぼの絵を描いています。父息子の関係も、田んぼを通じて、どんどん濃くなっている感じがして、うれしいです。神奈川県・M様
◆農家さんの大変さがよくわかりました。おばあちゃんに「米は一粒も残してはダメ」と言われていたことの意味が、身をもって納得できました。神奈川県・Y様
◆田んぼに入ると、これからの自分はどうやって生きていけばいいのか、ということが、自然とわかるような気がします。田んぼが教えてくれます。田んぼパワー、すごいっ!! 東京都・W様
◆田んぼで食べるごはんが毎回、楽しみです。都会では絶対に味わえない、贅沢なごはん、贅沢な時間です。東京都・K様
◆稲刈りに参加する少し前に、超有名な料亭で食事をする機会がありましたが、田んぼでお昼ごはんを食べたら、その時の感動が一瞬で上書きされました。自然栽培のお米や野菜をシンプルな味付けで食べるほうが、絶対においしいと思いました。神奈川県・N様
【在来種を育てている理由】
▶︎ ▶︎ ▶︎ 自然に生まれた貴重な品種だから
明治の頃、「東の亀の尾、西の朝日(旭)」と言われるほど、いずれの品種も日本全国で栽培されていました。
当時は今のような人工交配による品種改良は行なわれてはおらず、自然発生した強い稲(台風でも倒れなかった1本など)から採取した種籾を翌年、栽培してみる…という、あくまでも自然な方法で品種が生み出されていたのです。
その後、これらは「背丈が高く伸びすぎるから台風で倒れやすい、低くできないだろうか」とか、効率よく収穫量を増やす目的で農機具の機械化や品種改良が重ねられ、これらの品種は田んぼから姿を消していきました。
今日では自然栽培を行なう農家さんの間でのみ栽培される、現存する最古の在来種といわれる貴重な品種となっています。
また、「朝日米」「亀の尾」「農林22号」は、お米アレルギーの方はもちろん、血糖値を気にされている方にも安心して召し上がっていただける品種といわれています。
それは、いずれも、粘りが少ない「高アミロース米」だからです。
ごはんの粘りは米粒の70%に含まれるデンプンで決まるのですが、このデンプンには「アミロース」と「アミロペクチン」という2つの種類があります。
「アミロース」が多いと粘りが少なく、「アミロペクチン」が多いと粘りが強いお米になります。
もち米のデンプンはアミロペクチン100%。だから、モチモチしているのです。
最近は特に、甘みがあってモチモチッとした「低アミロース米」が人気のようですが…。
「高アミロース米」の代表格、「朝日米」「亀の尾」「農林22号」は、いずれもさっぱりとした味わい。
噛みごたえがしっかりとある硬質の粒は、噛むほどにほんのり甘みを感じる程度で、おいしいおかずの邪魔をしません。
また、冷めてもおいしく、お弁当やおむすびにもオススメです。
自然に生まれた品種の、自然栽培にまさるお米はない、と言ってもいいでしょう。
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\お米をご購入してくださった方からの声/
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◆ありがとうございます。めちゃくちゃ美味しくて💕ついつい、食べ過ぎるーーー😆家族に大好評です🌈今年も新米が楽しみです。京都府・U様
◆酵素玄米、おいしく炊けました😊お店のお客様に召し上がっていただきます♪東京都・H様
◆お米、めちゃくちゃ美味しいです😋美味しいお米なので、毎日土鍋で炊いてます。玄米が苦手で、朝と夜、お米を食べない娘が毎日食べてます。子どもの方が味覚が冴えてるのか、美味しい美味しいと言って、いつものお米?と訊いてきました(笑)ありがとうございました😊東京都・K様
◆今まで何を食べていたのかなあと思うほど、お米の味がちがいますね。噛めば噛むほど、お米の味がします。日本人はお米は食べるだけじゃなくて、つくらないとダメダメ〜。静岡県・I様
◆ほかにも…
・安心して食べられるお米は良いですね。
・おいしくて食べすぎちゃいます。
・来年は子どもと一緒に田植えから参加します。 などなど多数いただいております。
【それぞれのお米の特徴は】
▶︎ ▶︎ ▶︎ あなたのお好みは、どれですか?
◉ 朝 日 米 Asahi-mai ◉
粒が大きく、硬いのが特徴。この3種類の中では、いちばん、さっぱりしています。冷めてもおいしいです。
◉ 亀 の 尾 Kameno-o ◉
この3種類の中では、いちばん、粒が小さく、少しだけ甘みと粘りがあります。この中では、いちばん人気の品種です。
◉ 農 林 22 号 Nourin-22gou ◉
コシヒカリの親にあたり、噛むほどに甘みを感じます。粒は硬く、大きめ。2023年産は収穫量が少なめでした。
*昔ながらの在来種・自然栽培米の新米で、お米本来の味をお楽しみください。
【プロジェクトで実現したいこと】
▶︎ ▶︎ ▶︎ 情熱の畑チームを立ち上げたい
お米づくり体験会では、自然栽培のお米と、地元産の無農薬野菜で手づくりした食事を提供しています。
調味料は、野菜の味そのものを引き立ててくれる天日塩をベースに、昔ながらの製法でつくられたお醤油、お味噌、お酢だけを使ったシンプルな味付けを心がけています。
おかげさまで、参加者の皆様からは「おいしい」と毎回好評をいただいております。
その上に、「野菜を買って帰りたい」という声も多数…。
都会では無農薬のお野菜は手に入りづらく、買えても高額で日常的に食べることは難しいとおっしゃるのです。
そこで、これまでのお米づくり体験会は【田んぼチーム】とし、新たに情熱の【畑チーム】を立ち上げたいと考えました。
情熱の【畑チーム】でも、お野菜づくり体験会を開いて、参加者のみなさんと一緒に、在来種の野菜を楽しく自然栽培していきたいと考えています。
情熱の【畑チーム】第一弾の目標は、自然栽培した在来種の野菜を
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◉お米&お野菜づくり体験会における食事での提供
◉お米&お野菜づくり体験会の参加者の現地購入
◉お米&お野菜づくり体験会の参加者の定期的な直送販売
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といたします。さらに、第二弾の目標は、耕作面積を増やしていき、
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◉一般の方への定期的な直送販売
◉伊豆半島における直売所への卸販売
◉伊豆半島における飲食店や旅館への卸販売
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とし、自然栽培の野菜づくりにも情熱をもって、積極的に挑戦していきたいと考えました。
【リターンについて】
▶︎ ▶︎ ▶︎ ぜひ全種類を召し上がって!
【資金の使い道】
▶︎ ▶︎ ▶︎ 大切に使わせていただきます
皆様からご支援いただいた貴重な資金は、大切に使わせていただきます。
*リターンに関わる費用…お米の梱包資材、配送費など(100,000円)
*CAMPFIRE手数料…15%(450,000円)
*情熱の【畑チーム】立ち上げの資金とさせていただきます。具体的には…
・情熱の【畑チーム】にふさわしいリーダー確保のための人材募集広告費…300,000円
・情熱の【畑チーム】リーダーにふさわしくなっていただく農業研修費…1ヶ月50,000円×6ヶ月=300,000円
・情熱の【畑チーム】の畑の整備にかかる費用…200,000円
・情熱の【畑チーム】の畑にまくための在来種・農薬処理なしの国産タネの購入費…100,000円
・情熱の【畑チーム】の畑で野菜が収穫できて、お金に変わるまでの【畑チーム】人材のお給料…1ヶ月200,000円×6ヶ月=1,200,000円
・情熱の【畑チーム】の畑で収穫した野菜の出荷や発送に必要な梱包資材の購入費…100,000円
・情熱の【畑チーム】を案内するためのツール制作費…250,000円
計3,000,000円です。
【最後に…】
▶︎ ▶︎ ▶︎ 日本に希望ある食の未来を
今日において、農家さんが高齢化などの理由により栽培の現場から離れることになった際に、後継者がいないといった諸問題により、田畑が耕作放棄地となってしまう可能性が高いことは、日本全国どこの地域でも同じことと思います。
日本に農家さんがいなくなってしまうという事態は、遠い将来の話ではないかもしれません。
今でも低い食糧自給率が、ますます低くなってしまうことでしょうし、世界的なさまざまな事情により、日本から食糧危機が起きると警鐘を鳴らす学者さんまでいらっしゃいます。
このことに大変な危惧を感じ、誰もがお米を栽培できる機会を、との思いでNPO法人伊豆・田んぼプロジェクトを立ち上げ、休耕田をお持ちの方から田んぼをお借りして、お米づくりをしてみたいという方々と一緒にお米を育て始めて、今年も無事に稲刈り・天日干し・脱穀までを終えました。
代表理事は、農家でなければ農家の子どもでもありません。しかし、見よう見まねでお米をつくり始めて15年。NPO法人を立ち上げて丸3年が過ぎようとしています。
プロの農家さんから見たら、土いじりをしているようにしか見えない私たちかもしれませんが、
*在来種を選ぶこと
*自然栽培で育てること
*NPO法人という形で活動すること
に、たしかな手ごたえを感じています。
そして、2024年からは、情熱をさらに燃やして、畑作にも挑戦します。
首都圏と地方がうまく連携をして、誰もが安心して食生活を楽しめる自給自足の輪を広げていきたいと考えています。
田んぼや畑に足を運んでくださる方、移住をして一緒に汗を流してくれる方、お米を定期購入してくださる方も募集しています。
また、私たちのような活動が、どこかの地方に、地域に、広がっていくとよいな…と心から願っております。
ー 日本に希望ある食の未来を ー
どうぞよろしくお願い申しあげます。
<募集方式について>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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