はじめまして!株式会社イトーテキスタイル代表 伊藤博厚(いとうひろあつ)と申します。プリント事業「吉祥寺プリント工房」を中心として、インターネットを通じて新たな価値を創造し続けようと、日々奮闘しています。
私が大切にしているのは、お客様のニーズにクイックレスポンスで対応すること。創業以来の理念は「半ばは自己の幸せを 半ばは他人(ひと)の幸せを」です。
今回は、私が心を込めて運営する障がい者アーティスト専門プリント製品ショップ「こんぼうし」について、多くの方に知っていただきたいと思い、このクラウドファンディングに挑戦します。
「こんぼうし」は、吉祥寺プリント工房が運営する、障がい者アーティスト専門のプリント製品ショップです。
何らかのハンデがあるけれども、絵を描くことが好き、という方にアーティストとして登録いただき、その絵をTシャツやトートバッグにプリントしてECサイトで販売しています。
アーティストさんにしていただくことは、作品データ(JPEGかPNG形式の画像)を「こんぼうし」にお送りいただくだけです。それをプリントし、ECサイトに掲載した商品が売れたら、売上金額から制作費とショップ所定手数料等を差し引いた金額が、ご本人に直接渡ります。
これは、アーティストさんに負担をかけず、真の収益を得られるようにと考えた、在庫負担無し、ショップ開設の手間・資金不要、発送の手間無しという仕組みです。
「こんぼうし」は漢字で書くと「混紡糸」。綿やアクリルなど、様々な糸を撚り合わせて1本の糸にしたもののことです。広いこの世の中には様々な人がいます。人種、国境、身体的特徴を超えて、アートを軸にして一つにまとまってほしいという願いを込めて付けたショップの名前です。
漢字だとなかなか読めないと思いますが、ひらがなにすると、どこかユニークでかわいらしい感じがするので、私自身、意味も含めてとても気に入っているネーミングです。
アーティストさんにしていただくことは、作品データをお送りいただくことのみ。その作品をプリントする無地のTシャツやトートバッグは、こんぼうしが在庫負担しています。
その後
①商品販売ページを作成
②商品が売れたら、インクジェットプリンターで商品を制作
③梱包、発送
①~③の作業をこんぼうしが行い、制作費やショップ手数料を引いた金額がアーティストさんに振り込まれます(月締め)。 つまり、在庫ゼロでネット販売できるということなのです。
この「こんぼうし」にアーティストとして作品を登録し、例えば、売価を3,000円に設定したTシャツが1枚売れたとしたら…
1枚ごとに、
3000円-2000円(プリント加工賃Tシャツ本体込み)-195円(STORES手数料)-80円(梱包料)=725円
がアーティストさんに入ることになります。(消費税別。売り上げがあった場合、月に1回、振込手数料800円がかかります)
売価は自由に設定いただきますので、そこで利益も変わってきます。
このプロジェクトへの登録費用は、個人の方で月500円(5作品まで)、事業所さんなどの団体さんでは月3,000円(10名まで、それぞれ3作品まで)。それで、サイト運営、制作、発送作業までおまかせいただけます!
現在、障がい者アートの輪は広がりつつあります。社会的なハンデがあったとしても、見る人の心をとらえる絵を描く方たちがいらっしゃいます。そんな作品を多くの人に知っていただき、商品として購入いただくことで、障がい者アーティストさんたちの金銭的な自立を支援したい、自信をつけるお手伝いをしたい、という思いで、この「こんぼうし」を立ち上げました。
このクラウドファンディングで実現したい目標は2つあります。
一つ目は、登録アーティストさんの数を増やすこと。二つ目は、その作品を多くの人に知っていただくことです。
2022年にこんぼうしをオープンし、知り合いを通じて、アーティストさんを紹介いただいていますが、なかなか登録アーティストさんが増えていない状況です。
他にも障がい者アートを扱う団体は存在しますが、完成度の高い作品だけが紹介される傾向にあります。「こんぼうし」では、もっと間口を広げ、何らかの障がいはあるけれども絵を描くのが大好き、という方の作品を世の中に送り出すきっかけにしたいと思っています。
「こんぼうし」への登録は、障がい者手帳の有無を問いません。例えば、発達の凸凹があり、学校に馴染めないお子さんでも、絵を描くことで活き活きとしているようなケースがあります。そんな方でも大歓迎!「障がい者」という言葉が少し限定的に感じられるかもしれませんが、社会生活を送るのに何らかのハンデがある、という風にお考え下さい。
このプロジェクトは、事業所の方や特別支援学校の先生などにも利用していただき、障がい者アーティストさんたちの可能性を広げ、社会に貢献する機会を提供したいと考えています。
ぜひ、少しでもやってみたいな、という気持ちが生まれましたら、今回のクラウドファンディング限定でお得に登録できるリターンを使って、登録してみてください!不安なことがありましたら、丁寧にご説明いたしますので、こちらまでお問合せください!
株式会社イトーテキスタイルは、私の父が1989年12月に設立し、長年にわたり日本国内産の上質な生地をお客様に提供してまいりました。しかし、日本の繊維業界の低迷を受け、2018年からはプリント事業を中心とする業務へと事業形態を変更しました。
以前、生地の卸売を中心に営業していた際、障がい者ファッション専門のデザイナーさんとの出会いがありました。彼らは日本有数のファッションショーにも出品しており、その際の生地は全て弊社が提供していました。
その経験を通じて、私は多くの障がい者の方々と出会う機会を得ました。私の先入観を覆すほど、彼らは明るく、素敵な人々ばかりでした。生地の提供を通じて、少しでも障がいのある方のお役に立てることを嬉しく感じていたので、生地の卸売をやめた後も、何か別の方法で彼らの支援ができないかと考えるようになったのです。
プリント事業「吉祥寺プリント工房」で使用している、インクジェット(ガーメント)プリンタを使って、貢献できること……と考えたときに思い浮かんだのが、障がい者アーティストさんの作品をTシャツやトートバッグにして販売するお手伝いでした。
このアイデアをいくつか障がいをお持ちの方が在籍する施設へ持って行ったのですが、「いいと思うけれど、現場が忙しすぎて、手が回らない」「面白そうだけれど金銭的な余裕がない」と、採択には至りませんでした。
絵は描けたとしても、そこからECサイトの制作や、事務作業、発送などまで手が回らない…ということならば、そこまで仕組みを作ってしまおう、と考え、生まれたのが、この「こんぼうし」プロジェクトなのです。
仕組みを作る際に心がけたのは、ボランティアにはしない、ということです。「こんぼうし」サイドも、最低限の利益を確保しないと、長くは続かないということをこれまでの経験から分かっていたからです。
決してたくさん儲けることを目的として作った事業モデルではありませんが、「三方良し」の関係になれるような仕組みにしています。アーティスト(作品の商品が売れて嬉しい)、お客さん(商品も手に入って社会貢献も出来て嬉しい)、弊社(最低限の利益が出て嬉しい)という意味での「三方良し」です。
「こんぼうし」を通じて、障がい者の方々の収入増加を支援し、少しでも彼らの幸せに貢献できればという思いで運営を続けています。
今回のクラウドファンディングのリターンの中でも、特に私のオススメを3つピックアップしてご紹介します!
①登録アーティストさんオリジナルTシャツ/トートバッグ:5,000円/4,500円
現在こんぼうしに登録されているアーティストさんのイラストを商品化したTシャツ、トートバッグです。色々な柄、サイズも取りそろえておりますので、お好みのものをお選びいただけます!
②オリジナルラベルクラフトビール:3本セット 5,500円/6本セット 10,000円
今回のクラウドファンディング限定でお出しするのが、三鷹にあるブルワリー、OGA BREWING様とコラボしたこんぼうし登録アーティストさんのオリジナルアートラベルビールです!!
OGA BREWING様では、工場で障がい者雇用をされており、ハンディを持つ方の自立を応援したいという同様の活動をしているご縁で、今回のコラボにつながりました。
ラベルを楽しみながらおいしいクラフトビールを味わえるので、お酒好きな方にオススメのリターンです!
③こんぼうしプロジェクト参加費用半額権:<事業所・団体さま向け>3カ月 4,500円 <個人さま向け>6カ月 1,500円
こんぼうしプロジェクトにアーティストとしてお得に登録いただける権利です。身近に障がいをお持ちで、絵を描くのが大好きな方がいらっしゃいましたら、ぜひおすすめいただきたいです!「好き」を「自信」に変える一歩を踏み出してみませんか?
他にも魅力的なリターンが多数ございます。詳しくはリターン一覧をご覧ください!
2023年12月31日 クラウドファンディング終了
2024年1月 自社ECサイト制作開始
2024年2月 リターン発送予定
いただきました支援金は、目標金額50万円に対しまして、CAMPFIRE手数料17%を除き、自社ECサイト制作費用として使用させていただきます。
現在は、大手ネットショップサービスを「こんぼうし」としてで利用するかたちで仕組み化していますが、自社ECサイトであれば、アーティストさんにご負担いただく手数料も少なくてすみます。また、「こんぼうし」の目的にあったページを作り込んでいくことができるので、アーティスト紹介のページをもっと充実させるなどしていきたいと考えています!
目標金額を上回るご支援をいただきました際には、障がいを持つ方や、その家族・関係者などを対象としたコミュニティを作ったり、参加アーティストさんたちによる展覧会を開催したりしたいと思っています。
最終目標金額は200万円です!みなさまのあたたかいご支援をよろしくお願いします!
障がいのあるの方々と接する中で、「障がい者」と一口に言っても、その立場や困難は千差万別で、一人ひとりの見える景色が全く異なることを痛感しています。例えば視覚障がい者と呼ばれる方は、弱視の方から全盲の方まで、その幅は非常に広いです。そして、視覚に困難を持つ方々にとっては有益な点字シートでも、半身に麻痺を持つ知り合いに言わせると、足が上がらずにひっかかる怖いものなのだそうです。
このように、「これが障がい者に優しい」と一概に言えない現実があります。
このプロジェクト「こんぼうし」も、絵を描くことができない障がい者の方々にとっては直接的なメリットはないでしょう。しかし、私は「できることから始める」ことの重要性を信じています。このプロジェクトが動き出すことで、新しいアイデアや提案が集まり、さらに多くの障がい者の方のお役に立てる可能性が広がることを期待しています。
プロジェクト「こんぼうし」は、その第一歩としての挑戦です。この取り組みに対するあたたかいご支援を心よりお願い申し上げます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る障がい者さんをテーマにした映画のご紹介
2023/12/23 22:12【ご支援、拡散お願いします!】障がい者の個性を自信に!をテーマにクラファンやっています!<映画のご紹介>障がい者さんをテーマにした映画というのは意外と多いものなのです。古い映画だと「レインマン」なんかが有名ですね(これこそギフテッド!)。そんな中でも私のオススメの映画を紹介させてもらいます。一本目は「Coda コーダ あいのうた」(2021年アメリカ)です。2022年のアカデミー賞作品賞を受賞したので知っている方も多いと思います。漁業を営む四人家族の中で両親と兄がろうあ者で、一人だけ耳が聞こえる女の子ルビーという子が主人公です。ろうあ者の家族に囲まれて、それでもルビーは元気に幸せに生きてきました。ところが、ハイスクールのクラブ活動でルビーに歌の才能があることがわかってしまったのです。耳が聞こえない両親や兄にとって「歌」というものは理解できるものではありませんでした。よくわからない「歌」などというものに執着するのはやめてと家族に言われてルビーは葛藤します。そんなやりとりをコメディタッチで描いて、最後は号泣させられてしまうという傑作です。ルビーは「歌」と「家族」のどちらを選ぶのでしょうか?本当に涙あり笑いありの大傑作なので(個人の感想です)、ぜひぜひ鑑賞してみてください。ちなみにタイトルになっている「CODA(コーダ)(Children of Deaf Adults)」というのは両親(どちらかでも両方でも)がろうあ者である子供のことをいいます。こんな言葉ができてしまうということはそれだけ問題が大きいということだと思います。2本目は「ワンダー 君は太陽」(2017年アメリカ)です。顔に障害のある男の子が10歳になって初めて学校に行くという物語です。子供というのはとても残酷な生き物で、彼もその容貌でイジメにあってしまいます。その中で真の友情を見つけ、家族の愛を確認して強く生きていくという感動ストーリーなのです。こう書くと真面目な映画?と思われそうですが、主人公も周りの人達もとにかく明るく前向きなので(ときには後ろ向き)楽しく元気に観ることができます。明日の活力をもらえるような映画なので、こちらも是非ご覧になってみてください!その他には、知的障害の少年とアメフトコーチの心の交流を描いた「僕はラジオ」(2003年アメリカ)、首から下が動かなくなる難病にかかった青年の世界一幸せな人生を描いた「ブレス 幸せの呼吸」(2017年イギリス)、ハンディキャップバスケットチームメンバーとプロ・コーチとの心の交流「誰もが愛しいチャンピオン」(2018年スペイン)などなど、傑作・佳作が多く作られています。余談ですが、尾びれを無くしたイルカと少年のお話「イルカと少年」(2011年アメリカ)も傑作です。邦画とは違って、結構シビアなところまで踏み込んでいたりするのも海外作品ならではですね。それでも嫌な感じにしないで、明るく昇華しているのは流石だと思います。年末年始にかけてお時間があればぜひとも鑑賞してみてはいかがでしょうか?残念ながら、障がい者アーティストさんを描いた映画にはまだ出会っていませんが、大きなくくりでみれば私の目指しているものもこれらの映画と同じです。とにかくみんながハッピーになれる世界を作る!垣根なんかいらないんだ!ということです。障がい者さん応援のためにもご支援お願い致します!https://camp-fire.jp/projects/view/715514... もっと見る
三鷹地ビールがリターンです!
2023/12/22 23:02<残り9日となりました!>「障がい者の個性を自信に!」をキャッチフレーズにクラファンやっています!◯リターンご紹介OGABREWING様https://oga-brewing.com/ひょんなご縁でお知り合いになったOGABREWINGの小笠原社長さん。障がい者アーティスト支援プロジェクト「こんぼうし」のお話をしたら、二つ返事で「協力します!」と言ってくださった男気あふれる方です。障がい者雇用にも意欲的で、まさにこんぼうしプロジェクトにぴったり!三鷹地ビールOGABEERはとても飲みやすく、地ビールに偏見を持っていた自分を恥じてしまうほどの美味しさでした。あいり。さんのイラストラベルOGABEERを是非堪能してください!まだまだこれからラストスパート!皆様のご支援、拡散ご協力をお願い致します! もっと見る
「ギフテッド」って言葉をご存知ですか?
2023/12/14 22:27<障がい者の個性を自信に!>~障がい者さん支援クラファンやっています!~皆さんは「ギフテッド(Gifted)」という言葉をご存知ですか?英語のギフト(Gift)が語源となっていて、先天的に突出した才能を授かった人たちのことをいいます。日本語でいえば「天賦の才」といったところでしょうか。ギフテッドの人には主に知性・創造性・特定の学問・芸術性・運動能力・リーダーシップという6つの分野のどれかに突出した才能があります。アインシュタインや北野武などの有名人がギフテッドだと言われていますね。しかし、日本では平均的な教育を良しとしているので、突出した才能を持った子供たちを育てる環境がほとんどありません。それどころか「発達障害」という言葉でくくられてしまうこともしばしばなのです。障がい者さんの中には絵を描くのが大好きな人がいっぱいいます。「創造性」「芸術性」を持って生まれた素晴らしいギフテッドさんだと思います。私はそんな障がい者アーティストさんを少しでも支援したいと思ってこのクラファンを始めました。障がい者アーティストさんの作品を商品にして販売して利益を還元するという単純な仕組みです。障がい者アーティストさんと、商品を買ってくれる方々をお繋ぎして一本の糸「混紡糸(こんぼうし」を紡ぐのが私の役割です。少しでも興味を持っていただけたらクラファンのページを見てみてください。そして共感してくださったら、ぜひぜひ支援をお願い致します。一緒に素敵な輪を広げましょう!よろしくお願いいたします! もっと見る
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