ぽん、と鍵盤を押すと音の波紋がふわーっと広がっていく…。
近所の方から譲り受けたこのアップライトピアノ。エレクトーンや電子ピアノしか身近になかった環境にいたため、いわゆる本来のピアノの音に感動しました。
業者の方に頼んで運搬、床の間に設置しようと思ったら、強度の問題等で入れられず。DIYで床の間の床を張り直し、270キロのピアノの軌道を相談しながら5人がかりで床の間にピアノを入れました。あとは、調律をして「中田ストリートピアノ」を1月から始めようというところまできていました。
「中田ストリートピアノ」とは、木曜午後のオープンルームの時に、30分100円でピアノを弾きにきてもらうこと。これからどうやって宣伝しようと考えていた矢先に、運搬してくれた業者が無料でピアノの状態を見てくれるので、念のためお願いすることにしました。
50年以上前のよいピアノだそうですが、やはり使っていない時期が長かったようで、バネがきれていて連打ができない状態になっていました。考えた末、そらいろに来る方に気持ちよく弾いてもらうための最低限の修理をすることにしました。
そして、ピアノ修理は、このクラウドファンディングで支援していただいたお金の使い道リストの上位に上がることになりました。みなさまに心より感謝いたします。支援がなければできることではありませんでした。