3月13日にニュージーランドの精子提供者と彼の提供で生まれ女性が、ドナーリンク・ジャパンの主催するオンライン対談会で話をしてくれます。
日本では、まだ精子提供者とその男性の精子で生まれた人が出会ったケースは報告されていません。ですから、精子ドナーやそのドナーの提供で生まれた人が互いの存在を知ったとき、何を思うのか、そしてコミュニケーションをとったり、実際に会うことになった時には何を考えるのかについて知ることはできません。でも、海外には実際に、ドナーと生まれた人が互いを知り、いい関係性を築いている例もあります。今回対談に登壇してくださるこの二人の場合もその一例になります。
今回、クラウドファンディングでご支援してくださった方全員に、このオンライン対談会の無料視聴コードをお送りする予定です。ニュージーランドと日本の間に時差があるため、開催時間は 日本時間の12時半から14時半の2時間を予定しています。平日ですし、なかなかリアルタイムでの参加が難しい方も多いと思いますが、開催から2週間、アーカイブでの視聴もできるようにします。(もちろんお二人にはすでに許可をいただいています)
対談にはドナーリンク・ジャパンのメンバーでAIDで生まれた当事者でもある石塚も参加し、仙波が進行役をつとめます。
日本でも生殖医療の法づくりのために超党派が検討をすすめています。提供医療で生まれた人に開示するドナーの情報の範囲などについて、超党派が示した案をニュージーランドのお二人はどのように考えるでしょうか。そんなことも聞くことができればと思います。
詳細は近く、ドナーリンク・ジャパンのホームページでも告知しますが、クラウドファンディングでご支援くださった方には、3月に入りましたら、メールで無料視聴コードと一緒にお知らせします。
たくさんの方にご視聴いただき、ドナーの匿名性の問題や、生まれた人の知る権利について考えていただければと思います。
写真:ついさきほど、夕焼けがきれいなので、我が家のベランダからとりました。