ドナーリンクジャパンのメンバーの柘植です。
私は1990年から生殖補助医療についてのインタビュー調査をしてきました。1993年の8月にメルボルンとその周辺に1か月間調査のために滞在しました。その時にあるセミナーに参加しました。アメリカから代理出産でご自分のお姉さん夫婦の子どもを妊娠して出産した女性と、AIDで生まれて成長してからその事実を母親から伝えられ、その後、ずっと精子提供者を探してきた男性がご自身の体験を話されました。かなりの衝撃を受けたのですが、日本では生じないのではないかと呑気に考えてました。
2002年になって日本でもAIDで生まれた方たちが事実を知り、精子の提供者を知りたいと発言されました。依頼、反省しながら、この課題にかかわっています。
明日も、関連のセミナーを主催します。詳細は以下をご覧ください。
https://shutsujiseminar.peatix.com/view
生まれた人の要望がもっとも尊重される社会にしないとならないと強く思ってます。
ぜひ、クラウドファンディングもご支援ください。
柘植あづみ(明治学院大学・副学長・教授)